通常の原発で、ウランとプルトニウムを混合して燃料(MOX燃料)として使う「プルサーマル計画」がこっそり、「再処理して再び燃料として使うための費用」を2016年度以降中止していたことを、佐賀新聞は一面トップで伝えています。
使用済みMOX燃料を「再処理して有効に使う(核燃料のリサイクル化)」とのふれ込みで玄海原発3号機に、日本で初めて導入されました。
当時から私たちは、「MOX燃料の再処理方法はあるのか」と質してきましたが、九電の答えは「国が検討している」という無責任なものでした。
使用済み核燃料の再処理工場(青森県六ヶ所村)でさえ、約16兆円もかけながら操業の目処が度々延長され、2021年とされています。
国は、新たに「使用済燃料再処理機構」を設立するとしていますが、場当たり的で具体的な方向性が示せずにいます。
なぜ電力会社は、使用済み核燃料の処分が困難なエネルギーを使い続けるのですか。
それは、「現時点で儲かるから」です。それで良いのでしょうか。
人類は、「核」に対してもっと謙虚になる必要があるのではないでしょうか。
昨日は午前中、田んぼの草払いに汗を流し、昼から知人のお母さんのお葬式に参列。帰宅後は小説「小林多喜二」という、多喜二の足跡を読みました。
「蟹工船」はあまりにも有名ですが、文化活動から労働運動まで、困難ななか幅広く活動していたことが判ります。
小説だけでは判らない面を知ることができました。後半分ぐらい残っています。