フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

喉元過ぎれば

2009年07月26日 | 実録!生保でワーキング~

 オフィスが移転することになった。
 と言っても、今の場所から400メートルくらい離れた、新しいビルだが。
 今のオフィスに引っ越してきたのは・・・ん?4、5年くらい前?なのにまたかよ!って感じですが。
 去年某生保を吸収したり、営業ラインをまとめたりしたので、名古屋に散らばっているオフィスを全部1つにまとめるとのことだが、しかし・・・なんでまたこの伏見駅?!名古屋駅前にしようようだいたい、名古屋駅前のオフィスは昔自社ビルだったから(今は売却されて賃貸になっている・・・)、本社と内線がつながる(電話代タダ)んだから、そこにまとめりゃ電話代浮くじゃん!(それを言ったら、私のいる部がそこから伏見に移るんじゃなく、伏見にあった部が名駅に来るべきだったんだっつーの)なのにそこにある部署もみーんな伏見へ。ばかじゃん。この「経費節減」しまくっている折に、何を考えているのか・・・。
 そう、経費節減。10年前に外資に吸収されたとき、それまで社用封筒は茶色のクラフト長3封筒、住所の印刷も黒一色だったのに、それが白の洋0封筒、会社のマークは青(その後青と赤の2色のマークに変更)、住所は灰色、と2色(その後3色)を使うという豪華なものになり、紙質がいいため、ほとんどの郵便物が90円かかるようになってしまった。「なんつー無駄・・・」と現場の我々はブツブツ言っていたものだ。それが先般の金融危機で赤字に転落したもんだから、いきなり茶封筒で黒一色刷りとなってしまった。「だから、くだんねーことで見栄張って金を浪費せず、最初からこうしてろっつーの」と呆れた私たちだ。
 それと同じで、確かに無駄なオフィスはまとめるべきだけど、ようやく公表されたオフィスレイアウトを見て絶句。「・・・今、こんなにキャビネット使ってないんだけど、なんで増えてるの?買う気?逆に今使ってるローキャビネットが配置されてない・・・」
 あのなー・・・。そもそも移転する現場の意見も現在使ってる什器も考慮せず、勝手に決めるなよなー・・・。それに、なんだこの、人の動線を全く考えていないレイアウトは。うちのコピー機がものすご遠いんですけど。コピー用紙を保管する棚もない。どでかいカラープリンターも、白黒プリンター3台も図に書いてないし、簡易印刷機も紙折り機も配置されてないけど、どこに置くつもりだ?女性用ロッカーもなし。・・・これ考えたの、いったい誰だ?!出て来い!
 早速部長に「こうしてああして」と要望を担当部門に伝えてくれと頼む。「うちの会社は現場のやり易さよりも『これがスタンダード』って決めると、意見聞かないから、通る可能性は低いだろうけどね・・・」と部長は呟いていたが、言うべきことは言っとかないと、不満がないと思われちゃうからな!
 なんか、この大量の荷物を詰めてまた出さなければならないと考えるとうんざりだが・・・前回の引越しを経験したみんなが「うわ~、大変だ~」と言っているにも関わらず、なぜか私は引っ越したときの記憶がほとんどない。引越し前日、帳票をトレイから出してダンボール箱に詰めて詰めて詰めまくったことはおぼろげに覚えているが・・・あまり大変だったという感じがしない。
 そういえば、その何年か前に、業務を東京に集中させるから、事務員を減らせと言われて、5人から2人(私とGちゃん)になったときも、結局法人営業部の業務は団体ごとに違うから集中化できない、とはしごをはずされて、2人で5人分の仕事(パートさんを2名雇ったけど、教える暇もなくて経理や単純な入力やチェック作業しか任せられなかった)をする羽目になったときのことも、Gちゃんは「あの頃は地獄だった・・・」とよく言っていたが、私はそんなに大変だったという記憶がない。というか、その当時の記憶がスッポリない。
 どうも、私は自分がひどい目にあうと、その後その記憶を消去する習性があるらしい・・・。確かにそれ以外でも、こどもの頃のつらかったことや若かった頃の苦しかった時期とか、記憶はあるが今ではあまりリアルに感じられず、「まあ、いろいろあったよな。ははは」って感じだ。年をとるというのは、少なくとも私にとっては幸いなことかもしれんなー。(その代わり「懲りる」ということを知らん・・・
 まあそれはともかく、この先オフィス管理部門と細かいことを詰めていかなければならないが、頼むから部長ではなく私を窓口にしてくれーっと叫びたいところだ・・・。そして本社も、「引越しは会議室で起こってるんじゃない。現場で起こってるんだ!」ということを胆に命じてほしいですな