華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

Burn out

2014年02月06日 22時47分21秒 | Weblog
書いたかどうか忘れたけど、昨年末にDPU(Day Procedure Unit。手術の受付と日帰り患者さんのお世話をするセクション)で働くことに興味のある人を募集しており「やってみたーい」と手を上げた。そしてその初日が今日。
勤務時間は9時~5時。朝早くないのが嬉しい。
新人研修で一週間ほどいったけど、もう一年も前なのでほぼ覚えちゃいない。緊張しながらも作業開始。DPUでの作業は入院患者さんのお世話もさることながら、書類処理や手術を受ける・受けた人への確認の電話等が大半を占め、ぶっちゃけ看護師じゃなくてもできることがほとんど。しかし何かあったときに看護師でないと困ることがあるので看護師が勤務している。
幸い今日は手術の数がさほど多くなくゆっくりの作業。おかげでぼちぼち前にやったことを思い出しながら自分のペースで進めることができた。「なんとかなりそー」と思い始めた矢先、DPUの婦長へ一本の電話。私のことをチラチラ見ている。なんやろう?と思っていたら「残業できる?」。病棟の方でスタッフが足りない様子。昨日もエクストラシフトやったところやし、本当にまとまって休んでないので一瞬迷いつつも「いいですよ」。5時までのところを3時で切り上げ、その後は精神科へ向かった。

さて精神科。現在病棟はほぼ満室。いくつかの新規入院に加え、一人あたりの担当患者数が多いので継続的に忙しかった。一般病棟では予期せぬナースコールに振り回されることが多々あるけど、精神科ではナースコールなしで何かが起こることがある。いつ来るかわからない“そのとき”に備えて可能な限り効率よく作業を進めた。大きな問題もなく、8時ごろにはあといくつかの看護記録を残すのみ。さすがに残業で疲れていたので、婦長に自分の作業が終わったら早く帰りたいと伝えて了解をもらっていた。「よっしゃー、早く帰るぞー!!」と看護記録と向かい合っていたら、ほかのスタッフがツツツっと寄ってきて「あなたの担当患者がたった今病院から出て行ったわよ」。

マージーでー

大急ぎで病院の外へ。するとすでに先輩が患者さんを確保していた。この患者さんは常連(!?)さんで、担当医が退院を示唆したら体調が悪くなる。もう何度も何度も同じことが起こっているのでスタッフも食傷気味。心の病がそうさせるのかどうかすらもう怪しい。とりあえずなだめて部屋まで連れて行き、しばらく時間を一緒に過ごして落ち着かせた。患者さんの部屋を出てナースステーションに戻って来たらもう9時前。またまた大急ぎで残りの作業。先さき仕事を進めていなかったらどうなっていたやろう?

こんな感じでただいま忙しい精神科。婦長がやってきて「明日の朝、スタッフが足りないわねぇ~」とため息。そして「朝、4時間だけ働いてみない?」。

あー

えー

やります。

この時点で十分疲れていたのだけど、なぜかオッケーしてしまった。なんかもう毒を食らわば皿まで、みたいな気分。ええねん。明日午前中働いたら、午後~と土曜日は休みやし。土曜日の朝もスタッフが足りない。これは頼まれても「無理」と応えるとしよう。

明日働くと言ったことを後悔はしていないけど、心身ともに疲れているは事実。今、まともな思考回路を持ち合わせていない気がする。帰ってから冷蔵庫を開けたら昨日お持ち帰りでもらったカレーが目に飛び込んできた。もうダイエットなんてどうでもよくなって一杯食べた。もちろんゴハンつき。今朝も増量したけど、明日も増量すんねやろなー。やれやれ。

よし。もうひと頑張り。寝よっと。
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