華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

ドラマティッククイーン

2014年12月21日 21時17分06秒 | Weblog
午前勤務3日目。早起きに慣れるどころか疲労で起きるのが辛い。

仕事は昨日と同様、バーゲンシフト。昨日よりもスタッフがひとり多かったので本当にゆっくりと時間が流れた。その分患者さんともしっかり話ができてそれは良かった。午後からのスタッフも来るし、お昼休憩をスキップして早く帰ろうと昼食は抜き。2時半に帰ろうと思っていた。さて申し渡しをしようとした2時。

ガッターン。

「He~lp」。

たまたま投薬のために近くにおり、音を聞きつけてその場所へダッシュ。病室内のお手洗い。ドアを開けるとおばあさんが床に倒れており、頭から流血。

オーマイガッ。

すぐにスタッフコールボタンを押したのだけど、なぜだか鳴らない。病室はナースステーションから一番遠い部屋。どうしよう!?と迷うヒマもなく、またたまたまそこにいたキッチンの男の子に「他のスタッフを呼んできて!」と怒鳴りつけ、私は傷口を押さえて止血。頭は血管が多いので、小さな傷でも出血量が多い。使っているタオルもみるみる血に染まっていく。幸いおばあさんは、少々パニックを起こしているも意識はしっかりしており、すぐに起き上がろうとする。「起きたらアカン。他のスタッフが来るまで待って」と待機。1分もしないうちにスタッフが続々とやってきて、みんなで助け起こしてベッドへ連れて行き止血をしつつ、ヴァイタルサイン、血糖量、意識レベル(GCS)のチェック。すべて正常値以内。ドクターも早々にやってきて診察。傷口はあとで縫うことになった。

おばあさんの様子を見守りつつ看護記録を書いた。そして申し渡し。あっという間に時間は過ぎ、結局病院を出たのは3時をまわっていた。余裕のあるシフトだったのにまたサービス残業。なんでこんなに間が悪いのか。

ところで。
何度か転倒の現場にも立ち会ったし、今日も落ち着いて行動したつもりだったけど、やっぱりパニックを起こしていたらいい。スタッフコールボタンを押したのに鳴らない! 壊れている!と思っていたんだけど、どうやらそのすぐ下にある“キャンセル”ボタンを押していた。そりゃ鳴らんわ。恥ずかしいやら情けないやら。自分の未熟加減を知る。
さらに今書いてて思い出したけど、転倒があったらレポートを書かんとあかんのやった。新しく導入されたシステムやからすっかり忘れていた。誰かが今日代わりにやってくれてんのかな? それやったらすんごく申し訳ない。

これにて3連勤終了。疲れと解放感から眠気に襲われ、Dに夕食を頼んで仮眠。といってもあまり眠れなかったけど。Dが作ってくれたのは、昨日Dの食事用に、パスタと食べられるように鮭とほうれん草のクリームソースを作って置いたんだけど、それにご飯を放り込んでレンジでチンしたものだった。リゾットっぽくてそれはそれでよかったんやけど、なんか手抜きされた気分。作ってくれただけでも感謝すべきか?

さて。
明日はD友達にクリスマスプレゼントを渡すべくシドニーへ行く。そしてまた来客の予定が入ったので、その人たちへの小さなプレゼントも見る。イベントは嫌いじゃないけど、財布には優しくないわ。やれやれ。
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