華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

まだまだアオイ

2015年07月30日 20時47分50秒 | Weblog
今日はキラーシフトのロングアワー。きつかった。もう二度とやるもんか!と思うほど。
アラームの音を聞いたときは「さっき寝たとこやのに!?」と信じられない気分。寒い中、ベッドからすべりでて準備。頭はぼんやり。

午前シフトは5名を担当。看護学生さんが付いてくれた上に、2名が退院予定、1名はほぼ介護要らずだったためにかなり優雅な朝…になるはずだった。

退院予定の患者さんの容態が変。

手術は昨日行われた。内視鏡を使って、胆道系やすい臓をチェックするもの(ERCP)。手術の時間が遅かったからか昨日一晩泊まることになった、今朝申し渡しを受けた際「夜中、ずっと痛がってたのよね」とのこと。
私が顔を出したらそのときには痛みが少々治まっていたので、とりあえず様子見。しかし朝食が来たときに吐いた。「でも手術の後だとよくある光景ではあるし…」と思い、9時過ぎに訪れるはずの執刀医の回診を待っていた。
すると術後患者さんの定期回診が義務付けられている当直のドクターが「Yoshiはどこ!?」と探しにきた。呼ばれてったら「急性すい炎おこしてんじゃん!」「なんで連絡してこなかったの?」。

そこから一気にバタバタ。CTスキャン、血液検査、点滴の増量、痛み止めの投与などなど。その頃に執刀医がやってきて「こりゃまずい」ってな感じで、CTスキャンの結果を待って、場合に寄っては転院」との支持。そしてCTの結果は転院が必要とするものだった。
すい炎は要はお腹の中で炎症が起こっている状態。そりゃ痛みもひどいし、吐き気ももちろん。強みの痛み止めと吐き気止めを投与。併せて立て続けに3種類の抗生物質もゴー。その間に転院の書類処理もあってドタバタ。昼食に行ってる暇なんてなかった。

しかし。

この事態を招いたのも私の勉強不足。正直言って、ERCPの後、高い可能性で起こる合併症が急性すい炎だとは知らなかったので、痛みも吐き気もスルーしてしまった。あとで婦長に話を聞かれたときに「すみませんでした」と頭を下げた。情けなかった。婦長は「これで学べばいいから」、ドクターは「手遅れだったわけじゃないから大丈夫」と言ってくれたけど、あらためてもっと勉強しないと…と痛感。あぁ。

こんな感じで午前は終了。午後からは6名担当になった。
自分の患者さんはいいんやけど、リーダーになった先輩が何かと忙しかったみたいで、大声、かつ一人で文句を言っている。ちなみにこの先輩は機嫌が悪いときには何があっても近寄りたくないタイプ。10しんどかったら、10しんどそうにして、5周囲に振りまく感じ。その独り言を聞いて助けるべきなんか…?とか考えていたら自分の作業がどんどんどっちらけになっていって、途中で自分が何をして、何をしてないのかがわからなくなってきた。耳をふさいで仕事をしたかったけど、リーダーの負のパワーに徐々に蝕まれていき、結局申し渡しを終えてもしばらく作業をしていた。あぁ。

こんな感じで疲れた一日やった。ナースステーション近くのセクション担当だったのに、歩数は1万4千歩を超えた。しんどかった。

帰ったらDがゴロンとしていた。彼も仕事を終えて疲れているんだろうけど、当然のように何も準備されていないとちょっと疲れる。それをグチグチ言ったら、快く夕食を作ってくれた。感謝せねば。
明日も午前シフト。何をしていたのかわからんけどもう10時をまわっている。時間が進むのってなんて早いんやろうなぁ? さっさと洗濯物を部屋干ししてねるとしよ。
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