華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

精神的ボディブロー

2015年08月06日 21時11分24秒 | Weblog
今日も午前のロングアワー。あぁ、しんど。自分で選んでやってるから文句は言えんけどさ。今日、次の次のシフト希望を出す際にロングアワーをやめようかと思案した。だけどそうすると週に5日働いて2日休みになる。これが9時~5時ならいいけど、シフト&肉体労働でこれをやるのは結構つらいのよね。日本の看護師さんってどんな働き方してるんやろう?

さて。
今日も予想通り同じセクションを担当。派遣でくるはずだったアシスタントさんが現れず、朝なのに他のアシスタントさんと2人で12名。マジか…。
ただラッキーだったことがいくつか。
まずは担当2日目だったので投薬の用量がわかっている。そしてもうひとつはあまりの寒さに、半数の患者さんがシャワーではなく清拭を選んだこと。シャワーなら15分のところ、身体を拭くだけなら5分で終わる。この差は大きい。
そんなわけで、終わってみれば作業ベースではそこまで悪いシフトではなかった。

ただ。
精神的にはとってもキタ。昨日も書いたけど、このセクションには文句タレとかまってちゃんが多い。昨日書いたおじいさんもひどいけど、別のおばあさんも結構なもの。用事もないのに、ケアやスタッフに満足できないからと嫌がらせのようにナースコールを押す。呼ばれて部屋にいったら「何でもないけど」と知らん顔。
どんなお世話もまずは拒否から。立ち上がるのひとつに「いや。今はそんな気分じゃない」「なんで立たないといけないの」「ちょっと待って。まだ準備ができてない」といった感じ。
ほかにも「肩が痛い」というので鎮痛剤を持っていったら「こんなの効かないから要らない」という。「ほかにドクターの許可が下りてる鎮痛剤はないよ」と言ったらブツブツブツブツ文句を言っている。いい加減イラッとして「飲むの? 飲まないの?」と詰問口調になってしまうほど(最終的に拒否したので目の前でゴミ箱に捨てたった)。
こんなのは序の口で、今日はドクターがオーダーしたレントゲン、CTスキャン等すべてを拒否(レントゲン技師から「時間の無駄やから引き取りに来て」と電話があった)。
ケアを受けないのなら病院にいる意味はない。当然ドクターにも報告し、家族にも連絡が入った。結果的にすぐに入れる老人ホームを探してそちらに送る方向で話が進んでいる。
こういう人の相手をしていると、精神的にとっても疲れる。患者さんが放つネガティブパワーに徐々に侵食されていく感じ。お昼をまわった時点で「もう帰りたい」と何度つぶやいたことか。明日のお休みを挟んで土日はまた仕事やけど、次は別のところへ行きたい。

今日は時間通りに病院を出た。昨日の二の舞を踏まないように、今日は病院からあらかじめテイクアウトを電話で注文し、帰り道でピックアップ。タイのパッタイと豚肉炒め。Dはお腹空いてないというので一人でモソモソ食べていたら、においに釣られたのか、ほら穴から出てきて結局半分ぐらいは食べていた。ま、こうなると思ってたけどね。

明日はお休み。足が痛いというDをMRIに連れて行った後は、うちの病院で行われるドクターのプレゼン(テーマ・老人の混乱)を聞き、それ終わりで職場の人とお茶の予定。お休みなのに珍しく予定がてんこ盛り。同僚の誕生日プレゼントも見に行かないと。
MRIのおかげでお休みだけどそこそこ早起き。さっき電気毛布のスイッチも入れたし、そろそろ寝るとする。
明日は暖かくなるといいな。
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