華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

お役所のバカヤロー!!

2013年04月10日 21時48分08秒 | Weblog
今日は予定通りシドニー。本日のノルマは領事館と移民局。そしてアジアングロッサリーの買出し。
着いたのはお昼前。出勤前のD友達と一緒にランチを食べてからまずは領事館へ。

用事は、先日移民局で足りないと言われた、配偶者ビザ取得に必要な書類の取り寄せ。しかしそのためには私の戸籍謄本が必要だということを着いてから知る。2つめの訪問理由だった転居届け(もう引っ越して一年近く経つけど)の提出はできたけど、もっとも重要な目的を果たすことができず不完全燃焼。
それにしても。
領事館のウェブサイトにはお昼は1時半から~という書き方をしているのに、行ってみれば2時から。1時半に着いていた私は無駄に時間をつぶすハメになり「何でやねん!?」と怒り心頭。2時を待ってやっと窓口へ。「ウェブサイトでは1時半からって書いてるんですけど!」と待たされたイライラをぶつけてみたら「電話受付が1時半からって意味なんですよー」。だったらそうわかりやすく書けっつーの!!

続いては移民局。
5月の帰国に向けて必要な旅行許可ビザが、申請してから2週間も経つのに降りてない。電話をしても延々とテープが流れるだけで、交換手にたどり着くまで1時間ぐらいかかったりするので直接出向いた次第。窓口で不満をぶつけると、書類は受け取っているけどもうすぐ配偶者ビザが下りるところまできているので、それと一緒に審査するようだ、との回答。
ちょっと待て。
先日、出国許可ビザ取得のために訪ねた際に、ついでに尋ねた配偶者ビザについて「ある書類が足りませんよ」と言ったのはそちらではないか。そしてそれが一両日中に提出可能ではないことぐらい知ってるでしょーよ(領事館に行ったのもこの書類のため)。なのに帰国まで1カ月もない出国許可のビザを、書類の足りてない配偶者ビザの申請と合わせるってどういうことよ。それに許可ビザの申請書を出した際に「(配偶者ビザ取得に足りない書類を)日本で取ってきたら」というアドバイスをくれたのもアンタたちでしょー!? 言ってることとやってることがバラッバラやんか
「どういうこっちゃい!?」と説明を求めたら、「直接オフィサーに電話して」と窓口のオニイチャン。「僕は所詮“つなぎ”の人間でしかないからね。この番号に電話して解決してもらって」。

ええぃ、役立たずめ!!! それが窓口の仕事とちゃうんかい!?

そんなんやからお役所仕事って言われるねんぞ! 適当すぎるねん! そっちには人事でもこっちは真剣やねん!! 役所勤めの自分らにしかこれらの問題が処理できへんってことをもっと意識しろ!!

あぁ、思い出していたらまた腹が立ってきた。
高い電車賃とせっかくのお休みを使って行ったシドニー訪問。悲しいぐらいにイライラの連続やった。こんなにイラついたのは久しぶり。カルシウム足らんのかな?

お役所めぐりを終えてから買い物へ。アジアンスーパーで日本の調味料やお漬物をたっぷり購入。市場にも行ったので野菜もリーズナブルプライスでガッツリ買い込んだ。やっぱり都会は品揃えがいい。これが今日唯一満足できた出来事。

明日は3連休最終日。もうすぐ車の登録が切れるので、その手続きに交通局のようなところへ行く。またお役所。無事にことが済めばいいなぁ。
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何もしない休日

2013年04月09日 21時40分13秒 | Weblog
本日お休み。なんか久しぶりにちゃんと休む気がする。夜勤、続いてたもんなぁ。今週と来週は午後シフトしかないので嬉しい。

さて。
明日シドニーに行く予定なので、今日は静かにして過ごした。お昼からはジム。先日の手術から全然行ってなかったDも復帰。しっかり走るのは久しぶりやったけど、なんとか4キロ半。いい汗かいた。その後さらに汗をかくべくサウナへ行ったらなんと故障中。無念。代わりにスパで泡にもまれながらリラックスタイムを楽しんだ。

帰ってからは宿題。病院からオンラインでできる課題(避難訓練や、心配蘇生法などさまざま)が出ているのでそれをこなしていた。各課題ごとに簡単な試験も。問題を解いている間、大学時代を思い出した。いずれまた大学に戻りたいと思ってるけど、課題はやっぱり面倒くさい。

三食はきちんと作って摂った。キャベツがたくさんあったのでネットでどんな食べ方があるのか探したところ、某焼肉チェーンの“やみつきキャベツ”(? 名前うろ覚え)を再現したレシピを発見。3分でできるレシピだったので試しに作ってみたら激ウマ。Dともども「おいしいねぇ!」とモリモリ食べた。今後、我が家の定番メニューになること決定。

食後はテレビでオーディション番組を鑑賞。それも終わって、まだ10時やけど頭はすでに寝るモード。眠いときに寝るに限る。
今日は天気がいまいち。明日は晴れるといいなぁ。
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ささやかな達成感

2013年04月08日 22時57分48秒 | Weblog
まわりまわって、本日午後シフト。
今朝もグッスリ寝込んで、目覚めたら10時過ぎ。午前シフトじゃなくて良かったーと思ったとたんに見慣れたナンバーから電話。病院からだった。
「夜勤の代わりに午後シフトでどお?」
夜勤をすると、いくら翌日が休みでも全然休んだ気になれない。明日からは3連休。初日をつぶさずに済むのはとてもありがたい。午後の予定もなかったので、二つ返事で引き受けた。
今日の担当は7名。みんなMedicalの患者さん。投薬の量は結構多かったけど、それ以外はあまり手のかからない人たちで自分の立てた予定通りに物事を進めることができた。満足度高し。

ところで。
今日は担当じゃなかったけど、数日前に何日かお世話をした患者さん。歴史やら自然に詳しいインテリジェント、かつややエキセントリックな人で、知識が豊富であるがゆえに、しゃべり出したらノンストップ。それも一方的。私が担当している間ももちろん話をした。しかし私があまりにもオーストラリアについて無知で会話が成り立たず、その度にとても大きなため息をつかれていた。「しゃーないわ。私、外国人やもん。知識を披露する相手を間違えてるわ」と私が笑って会話を終わらせるのが常。患者さんにしてみればさぞ欲求不満の溜まる会話だったと思う。
夜、寝る前に病棟を歩き回るのがこの患者さんの日課。今夜私がナースステーションで看護記録を書いている姿を見つけ、ひとしきり普通の話をしていった後部屋に戻っていった。そして数分後、再びやってきた。
「ちょっと、コレ」。
手には家の住所が書かれてたメモ。
「私、オーストラリアのことが好きなの。オーストラリアについて知らない人には教えてあげなきゃって思うのよね。だからウチにいらっしゃい」。

私たちスタッフはおしゃべりの相手ではなく、また患者さんも一人ではないので、どんなに話しかけられても適当に話を切り上げる必要があり、その結果、この患者さんには不満だった瞬間も多々あったと思われる。そんな中で、私はどうやらこの患者さんとの会話に付き合っていた方のよう。オーストラリアについて正確な知識を持たせるという使命感に燃えていることも間違いないだろうけど、どうも私のことを気に入ってくれていたようだった。ややツンデレっぽく招待しつつも照れが見え隠れ。素直になれない感じがとても微笑ましかった。

患者さんとの個人的な行き来は基本的に禁止なので、住所をもらっても訪ねることはない。だけど家に招待されるということは心安く思ってもらってる証拠なので、そのこと自体はとても嬉しい。この患者さんの場合は、足が悪いのに一度部屋に戻ってわざわざナースステーションまで戻ってきてくれた。それはとても嬉しいし、また震える手で書いたと思われるゆがんだ文字にも愛しさを覚えた。こういう瞬間に、看護師っていい仕事だなぁとしみじみ。このところの変則シフトと夜勤のせいでたまっていた疲れも吹き飛ぶ瞬間だった。
この患者さんは明日で退院。私は休みなので見送れないけど、同じ街に住んでいるので会うことはあるかも。足に痛みがなく、長く元気であることを願うばかり。

さて。
先にも書いたとおり、明日から3連休。久しぶりにまともに休む気がする。あさっては所用でシドニーに出る予定。しっかり充電して、また怒涛のシフトに対応できるようにしておかなくては。
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プチ遠出

2013年04月07日 20時31分21秒 | Weblog
夜勤明け。
父からの電話で起こされた。おかげで4時間も眠れず。無念。
しかし。
昨夜はバーゲンシフト。病棟はほぼ満室だったけど、みんな静かに眠っていてナースコールの数もわずか。しかもくだんのデイライトセイビングで勤務時間が長かったため休憩も長く取れた上、「お給料が出ないのに、余計に1時間も働くなんて理不尽」とボスが早く上がらせてくれた。毎回こんな夜勤やったらいいのに。
ちなみに明日は午前シフトの予定やったけど、夜勤を打診されてシフト変更。夜勤は好きじゃないけど、明日の早起きはちょっとキツいので引き受けることにした。また静かな夜であることを願う。

さて。
起きてから掃除と洗濯をひと通り終えて午後。良い天気だったので、車で40分ぐらいのところにあるアヴォカビーチへドライブに出かけた。ここは家族連れに人気の海水浴場。メインシーズンは終わっているのでさすがに人はまばらだったけど、その代わりサーフィン小僧がたくさんいた。サーフィンは一年中できるスポーツなんだと最近知った。
そういえば話がずれるけど、ビーチを歩いていると、直立前転に夢中の11~12歳ぐらいの女の子がいた。水際を不器用な前転で進んでいる。たまに運悪く波が来ている瞬間に頭を突っ込み思いっきり水を被っていたけど、そんなことにめげる様子もなく前転を続けていた。その子を見ていて、自分の子供の頃を思い出した。小学生高学年ぐらいの頃、私の中で逆立ちがブームだったことがある。いつでもどこでも、足をかけられそうなところがあったら逆立ちをしていた。ちょっと変な子だったと思う。しかし今日この少女を見て、もしかして逆立ちや前転、バク転ブームは誰もが通る道なんだろうか?などと考えていた。

もとい。
秋の浜辺をテクテク。水と戯れるD。


天気が良かったのでこんなものも。


近所のビーチも行き慣れてしまったので、気分転換も兼ねてのプチ遠出。なかなか良い時間だった。残念なのは、カフェにもいくつもりだったのに、日曜日夕方でほとんどのお店が閉まっており、散歩以外にすることがなく、すぐに帰ってきたこと。もうちょっといろいろ楽しみたかったな。次回はもう少し早い時間に行ってみよう。

夜になるとさすがに眠くなってきて、テレビを見ながら寝てしまっていた。まだ眠れそうやけど、明日の夜勤に備えて夜更かしした方がええかしらん? 今、テレビでディカプリオの「仮面の男」をやっているので、それを見終わってから考えよう。
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今夜も働きます

2013年04月06日 19時58分05秒 | Weblog
ただいま夜勤前。夜勤に行く前はいつも憂うつなんだけど、今日は勤務時間が一時間長くなることに加え、体調も少し悪いようでダルーい気分でいっぱい。今夜、忙しくないといいなぁ。ちなみに前回の夜勤時に悩ませてくれた“困ったチャン”は今も健在。お昼間も元気(!?)にナースコールを押していた。今夜は担当から外れていることを祈るばかり。

今日はいろいろやろうと思っていたのに、体調がもうひとつだったため寝て過ごした。ブランチは久しぶりに鶏肉と白菜たっぷりの水炊き雑炊(水炊きに最初からごはんと卵を入れ、ポン酢で味付けた我流のずぼらメニュー)。おいしかったー。体ホカホカ。これは大好きなメニューで一人暮らしのころ、一人用の鍋で毎日のように作って食べた。これで葛きりがあるということなかったのになぁ。Dは雑炊を食べないので独り占め。ウヒヒ。
夕方近くになって寝ていることにも飽き、表にお茶を飲みに出た。といっても土曜日の田舎町。お店は軒並み閉店。結局マクドカフェでアールグレイとバナナブレッドを注文。バナナ味が好きじゃないのでバナナブレッドは普段食べたいとも思わないんだけど、どうも体が甘いものを欲していたらしく、他にめぼしい甘いものがなかったので消去法でバナナブレッド。ところが意外とおいしかった。アールグレイと相性も良かった。マクドのカフェではスコーンもたまに食べる。あとコーヒーも悪くない。なかなかいい仕事してるなぁ、マクドカフェ。

帰ってからも特に何をするでもなくダラダラ。Dはマクドで2つもバーガーを食べ、お腹は空いてないというので夕食はパス。私も職場で夜中に食べるのでパス。本を読んだりネットサーフィンをしたり。夜勤の前後は昼間に寝て過ごす時間が増え、怠け者になったような罪悪感を覚えていたんだけど、先日一緒に夜勤をした先輩に「チャンスがあるんだったら寝ておきなさい。罪悪感なんて感じる必要ないのよ。体調崩すわよ!」と言われてちょっと気楽になった。やっぱり睡眠は大事よね。

ただいま出勤30分前。いまだにベッドの中でこれを書いている。先ほどからDが何度もじゃましにきたので、予定より書き上がりが遅れている。
ここ数日、雨が降り続いてとみに寒くなった。病院内も寒いかな。長い靴下を履いていこっと。
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貧すれば鈍する

2013年04月05日 22時55分19秒 | Weblog
本日午後シフト。
朝はジムへ行く気満々だったのに、起きてみたらびっくりするほど体がだるい。昨日のダブルシフトがかなりこたえた様子。ベッドを這い出したのは10時を回っていた。
ジムに行くには遅すぎるので、ブランチを作ったり、カレーを仕込んだり。お給料日までまたまたカウントダウン状態の我が家の家計。料理は冷蔵庫の中にあるものを使って。ブランチはサラダ、ごはん、目玉焼き。メインは豆腐をぜい沢に使ったお味噌汁。十分豪華。

昨日修理に出した車にもうひとつ手を加える場所が見つかり、再度持っていくことになっていたため少々早めに家を出た。夕方、仕事を抜けて引き取りに行き、無事に全修理作業終了。私の愛車は中古で買った97年製の三菱マグナ(ギャランの類似車)。もう30万キロを走っていて、そろそろ買い替えんとアカンのやろうか…と思っていたけど、メカニックの人によるともうしばらく乗っていても問題ないとのこと。よかったー。車を買うなんてとんでもない話で、長い目で考えて損をするとしても今の車を修理するしかなかった。なのでこの報告は嬉しい限り。また作業も早く、修理費用も思っていたより安かった。予定外なできごとにはすぐに対応できない我が家の財布なので助かった(痛いことには変わりないけど)。

今日のシフトも忙しかった。術後患者さんが2名で普通の患者さんが4名。何とか順調にやれそう…と思った矢先に、手術から戻ってきた患者さんのメガネが見つからないとか、点滴の機械が壊れるとか、点滴の針が抜けるとか、予想せぬことが起こってまたもやギリギリだった。今日はアシスタントが付いてくれたのでなんとかなったけど、もうちょっと段取りよくやっていけるようにならんとなぁ。

ところで。
今、私が住むニューサウスウェールズ州ではデイライトセイビング(別名:サマータイム)が導入されている。夏になる前と冬になる前に、ある日の一日を短くしたり長くしたりして、日照時間を有効に使えるよう調整する。それが今度の日曜日で、冬の前である今回は夜中2時を2回数えて夜明けを遅らせる。要は夜中が一時間長くなる。
そんな日に限って私は夜勤。ただでさえ夜勤をたくさん組まれている上、昨日は午前、今日は午後、そして明日は夜勤というバラッバラなシフトを連続して与えられている。加えて夜勤にデイライトセイビングをぶつけてきたとなると、ここは真剣に嫌がらせをされていると考えなくてはならないのかも…と思い始めた。もうひとつ書いたら、夜勤明けの翌日は午前勤務。一体いつ寝ろって言うんや!?みたいなシフト。
嫌がらせだとしてもそれ自体は気にしないけど、体調を崩すのは困る。あまり続くようなら上に言わんとあかんのやろうなぁ。ただ、夜勤明けの午前シフトが終わると、あとはひたすら午後シフトが続く。なんかもうようわからんなぁ。

まぁ、いろいろ考え込んでも意味がない。明日は明日の風が吹くってことでいってみよー。
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よく働きました

2013年04月04日 22時26分53秒 | Weblog
今日は久しぶりの午前シフト。でも車を修理に出すために少しだけ早めに家を出る必要があった。「早起きしなきゃ!」と思ったらまた夜中に何度も目が覚める始末。本当に小心者。

さて。
今、私が勤務する一般病棟は昨年、Surgical(手術後の患者さんをお世話するところ)とMedical(慢性の病気やケガをわずらう患者さんをお世話するところ)が統合された。なのでひとつの病棟に違うタイプの患者さんがいることになるんだけど、そのお世話の仕方はずいぶんと違う。
Surgicalの患者さんは術後の痛みやら吐き気のケア、ヴァイタルサインのチェック、傷口の手当てなど細かい作業が多く、時間の調整がとても大事。また手術内容によってお世話の仕方も変わってくるので、覚えておかなくてはいけないことがたくさんある。
Medicalの患者さんは、もちろん投薬や傷の手当等もあるけど、トイレやらシャワー、食事など日常生活の手助けをすることが多い。たいていの患者さんは年配の方なのでとかく暇がかり、作業時間が読めずに仕事に追われること多々。
ざっくりやけど、このような違いがある。

私は新人研修をMedicalから始めた。そして当時はちゃんとMedical病棟が別にあったので、毎日Medicalの患者さんのお世話をしていた。そしてSurgical病棟に移ったとたん両病棟が統合されたので、たまーに術後の患者さんをお世話することがあっても、たいていはMedicalの患者さん担当になっていた。手術数が減ったり人手が足りなくなったりで、半人前の私に教育をつける余裕がなかったんだろうけど、後回しにされていた感は否めない。
すると今日、一人のベテラン看護師が「アンタはちょっと放っておかれすぎ」と患者さんの割り当ての際、リーダーの先輩看護師に一言口ぞえしてくれて、いきなりの術後患者5名担当。
そりゃーもう大変だった。
もう9ヶ月近くも看護師として働いているのに知らないことだらけ。もう恥ずかしいやら情けないやらで、ストレスで吐き気を覚えるほど。でも午前中はベテランの先輩がずっと付きっ切りで教えてくれて、とても勉強になった。その先輩の帰り間際に「根気よく教えてくれてありがとうございます」と伝えたら、「教えられてないんだから知らないのは当然。わからないことは聞きなさい。そして一回で覚えられるものではないんだから何度でも聞きなさい」と言ってくれた。ちょっと涙がこぼれそうだった。
今日は途中でダブルシフトをするように頼まれたので、勤務は夜の10時まで。午後からの先輩看護師もとても面倒見のよい人で、時間に追われる私を助けながらいろんなことを教えてくれた。そして同じように「経験を積むしか覚える道はないから、何度でも聞きなさい」と言ってくれた。改めていい先輩たちに囲まれてるなーと感動。

術後患者5名担当、とか言いながらも先輩がすっごく手助けしてくれたので、実質は3名だった。それでもてんてこ舞い。夕方になってみんなが「冷え込んできたねー」とか言ってる中で一人汗を書いていた。あらためて自分が「まだまだ」の状態だと知る。

私にもしょうもないプライドがあり、四十路を目前にした今、「わからない」「知らない」「できない」と言うことが恥ずかしく、それに先輩や同僚をガッカリさせるんじゃないかという不安もある。でも、なんやかんや言ってまだ看護師一年生。まだまだ恥をかいてナンボの時期やと前向きに捉えて、明日も頑張ろう。
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器用貧乏上等

2013年04月03日 20時17分22秒 | Weblog
本日オフ。なんか久しぶりのような気がするのは気のせいかしら? まぁ実際4連勤で昨日のオフはあってないようなもんやもんなぁ。

以前にも書いたように、夜勤明けはあまりよく眠れない。プレッシャーを感じているのか何なのか、夢見が悪いこともしばしば(おぼれたり、ケンカしたり)。なので昨日、薬局で睡眠薬を買ってきた。良質の睡眠を取るためと少しでも早く普通の生活に戻るために寝る前に服用した。昨日の昼間はほとんど寝て過ごしたにも関わらず、服用後30分もしないうちに眠っていた。そして眠りも深かったのか、今朝の目覚めもとても良かった。ぼんやりする時間はいつもの半分ぐらい。お薬ってすごいもんやなぁ。
今日はアクティブに!と思っていたけど、夜になった今、何をして過ごしたのかあまり覚えてない。掃除もろくすっぽせず、天気が悪かったので洗濯もせずじまい。ジムには行った。ほんま何をして過ごしたんやろ? 一日中薬が効いててボーっとしてたんやろか?

明日は午前シフト。車を定期点検に出すため、出勤前に修理工場に持っていく。6時半から開いてるって言うからオドロキ。というわけで通常より早起き。ほんまに体内時計の調節が大変やなぁ。

あさっては午後シフトで、しあさってはまた夜勤。ここまでさまざまなシフトをしているスタッフは他にはいない。悪く考えたら、都合よく使われている。だけどよく考えると、どんなシフトでもこなすからこそ、きちんとシフトをもらえているとも言える。先にも書いたけど、先週末の祝日4日間はお給料が2倍になるので働きたがる人は多い。ただ今回病院は忙しくなかったので、何人かのスタッフが有給を消化するように言われていた。当然お給料は倍ではない。かく言う私も金曜日に休みを取るように言われたんだけど、一般病棟勤務の看護師があまり行きたがらない精神科の方でスタッフ不足だったので出勤になった。そして翌3日間は、これまた人気のない夜勤。そして私は次のお給料日でいつもより多めの金額を手にする。
なんでもやるからこそ得るチャンスも多い。何事も前向きに考えないとな。でないとやってられんし。

さて。
本当に久しぶりの一般病棟での日勤。夜中は困ったチャンの患者さんたちは、昼間どんな顔をしているのやら。
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夜勤終了

2013年04月02日 21時54分29秒 | Weblog
やっとこせ夜勤終了~。
昨夜は結構バタバタした。

まずは件の“かまってちゃん”患者さんが復活。初日の夜ほどではなかったけど、何度も何度もナースコールし、お腹が痛いと訴える。かなりきつい鎮痛剤を処方しているので痛いはずがないんだけど痛いらしい。うそではないんだろうけど、多分半分は思い込み。おかげで一晩中コンスタントに呼び出されてとても疲れた。ただ、どうやら他の看護師たちにはちょっと厳しく対応されているようで、「しんどいね、大変だね」と彼女の主張に一応の理解を示す私のことは気に入ってくれていたらしい。昨夜、呼び出されて部屋に行った際、通常ならベッドの小さな灯りで対応するところ部屋を明るくしたら、いつもは薄暗闇で見えない私の顔が疲れていることに気づき「あなた、しんどそうね」と患者さん。「夜勤も3日目やからさすがにね~」と笑って返したら、その後数時間はナースコールを押さないでいてくれた。「ガマンできんねやん!」とツッコむと同時に、困った人であることには変わりないけど、悪い人ではないと知る。死を身近に感じるようになり、孤独と戦っている姿はやはり気の毒。未亡人の上子供たちとは疎遠のようで、それが寂しさや孤独感を倍増させているようだった。

昨夜は他にも私を休ませない人がいた。
認知症のおじいちゃんなんだけど、最初2晩は薬がよく効いて一晩中寝ていたのに、昨夜はギンギン(表現古い?)。徘徊癖があるので部屋はナースステーションの目の前。眠くないようでずーっと独りでしゃべっている。そして30分起きぐらいにベッドから這い出し、部屋をウロウロ。別の患者さんの世話をしているときには廊下にまで出てきて歩き回る。転ぶ可能性が高いので常に目を光らせておかねばならず、物音がすると部屋に飛んでいくことの繰り返し。何度もベッドに引き戻し眠るように言ったけどあまり意味なし。鎮静剤を打ったところ、効果が出たのはもうすぐシフトが終わろうとする明け方だった。普段は家で奥さんが面倒を見ている。奥さんも高齢の上、世話で疲れ切っていたため、奥さんの休養も兼ねての今回の入院だった。

そしてもうひとつ。
私の担当でない、緩和ケアに入っている患者さん。先輩看護師が休憩に入っているとき、代わりに鎮痛剤と鎮静剤を打ちに部屋へ行ったところ呼吸と脈が停止していた。体温と硬直状態から、私が部屋に行く少し前に息を引き取った様子だった。高齢でいつ何があってもおかしくない状態ではあったけど、ほんの数時間前にも普通にしゃべっていただけに急だった印象は否めない。患者さんが亡くなったらすることがいくつかあり、それでまたバタバタした。普段は娘さんが足繁く通って世話をしていた。昨夜は病室に泊まるかどうかを思案した上で帰宅していた。先輩看護師が亡くなったことを電話で告げると相当ショックを受けていたよう。娘さんは近くに住んでおり、30分ほどで目を真っ赤にしながらやってきた。そんな娘さんを見ながら、最期を看取れなかったことで、昨夜の自分の決断を後悔するんだろうか?などと少々不謹慎なことを考えていた。

病院勤務をする中で、死に際に関しては望まなくても考えさせられる。みんな一生懸命生きてきてるはずやけど、最後の最期には人の手ではどうしようもできない運・不運があるなぁというのが今のところの感想。それでも家族の存在が幸せな最期に貢献する可能性は高い。

こんな感じのドラマチックナイト。さすがに疲れた。帰り道、何となくマクドが食べたくなって、モーニングメニューのマフィンを買って帰った。Dにも彼の好きなベーコンエッグマフィンを2つ。自分の分を食べた後、残りの2つを何も言わずにテーブルに置いて寝た。お昼前に目覚めてテーブルを見たら当然のように消えてるマフィン。「私のマフィンは?」と聞いたら、「ええっ、僕のだと思って食べちゃった」とD。ごめんね、ごめんねとまとわりついてくるけど、許されることがわかっている笑顔。とりあえず私は幸せらしい。

今日はガッツリ寝た。明日はオフ。嬉すぃ~。
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睡眠に操られる

2013年04月01日 20時10分30秒 | Weblog
今日も夜勤のはざま。
昨夜の夜勤は前夜に比べて楽だった。というのも件の“かまってちゃん”患者さんがうそみたいに静かだったので。お昼間に誰かに何かを言われたのかもしれない。相変わらずナースコールは鳴らしたけども、前夜に比べると20分の1ぐらいだった。出勤前は憂うつだったので、シフトが始まって最初の1時間でこの患者さんが静かだと知ったとき本当に嬉しかった。

この患者さんのことがなければ、患者数も少なく穏やかなシフト。ほとんどナースコールも鳴らず、また予断を許さないという状態の人もいなかったのでゆっくりとした時間が流れた。夜勤スタッフは1時間の仮眠休憩が取れ、忙しくないときは少し長めに取ることもある。昨夜は「今日は2時間ずつとっても大丈夫」と一緒に働いた先輩。

ラッキー

いつもは1時間のアラームをセットして寝るけど、先輩が起こしに来てくれるというので心置きなく休むことにした。

そして2時間後。

チョーダリィ

しっかり寝てしまったことが逆に災い。目覚めがめちゃくちゃ辛い。ただでさえ寝起きは弱いのに、先に休憩に入ったため、後ろに控える先輩の休憩時間を確保するためにも早々に勤務に戻る必要があり、ベッドでボンヤリする時間もなし。先輩が休憩に入りナースステーションで一人になったときもまったく集中できず、それどころか椅子から落ちそうになるぐらいで、かろうじて濃い目の紅茶だけ入れてモーローとした頭と格闘していた。頭がハッキリするまで40分ぐらいかかったのではないかと思う。このときナースコールが鳴らなくて本当に助かった。

今夜は3連勤最終日。一緒に働く先輩看護師も昨日と同じ人。もし状況が大きく変わってないようなら、おそらく2時間の休憩をとれるのではないかと推測する。そうした場合、今夜はタイマーをセットして休憩時間が終わるよりも早く目覚めるようにしなくては。

あと一晩。頑張ってくるかぁ。
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