しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

目からうろこ

2018年06月17日 | Weblog

安心・安全の地域の要は防犯研修。西区の痛ましい事件から一か月。犯人は見つかったが大きな別の発見もあった。子どもが犯罪者となる犯罪の内訳を調べると犯罪の8割は決して怪しいことを起こしそうな人物でないこと。「怪しい人についていってはいけません!」の指導は実は的外れ。2割程度しか阻止できない指導法だった。日本ではこの2割に対する警戒ばかりが行われている。(防犯ブザーの配付、怪しい不審者についていかない教育、怪しい人を不審者として探すパトロールなど)これでは8割を占める手口に対応できず、被害はなくならない。犯罪のメカニズムは動機→機会→実行だが、動機をいだかないようにすることは不可能。動機を持っている人物を見抜くこともできない。しかし、犯罪の機会をなくすことができる。ここを潰せば実行を阻止できる。=犯罪機会論。行政の安心安全の担当者が用意した資料は実に良い資料だった。立正大学の小宮教授が先日の新潟での講演でお話されたことの要約です。との説明だった。犯罪の機会をなくすために。歩道橋に上、街路樹や植え込みの続く道路、公園のトイレの物陰、通学路に面した駐車場、壁で遮られている外階段の踊り場、開けた空き地か田畑の中の道路、道路沿いの植え込みが途切れた箇所。通学路に面して位置している空き家。これらは「ホットスポット」と言って大変重要な犯罪の温床となりやすい箇所です。とのお話でした。実に驚きの講習会でした。目からうろこ。そんな従来の安心安全の指導法の盲点を突いた研修会でした。新潟で起きた痛ましい全国ニュース。今、地域の安心・安全の新しい意識と行動が生まれている。良い研修会でした。

 

 


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2 コメント

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犯罪者はらしからず。 (こーちゃん)
2018-06-17 05:36:07
犯罪者はらしからず。そこが基本。
西区の犯行もかっての宮崎被告もらしからぬ
犯行だった。8割が阻止できない従来の指導法。
大きな警鐘を教えていただけた研修会でした。
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訂正 (こーちゃん)
2018-06-17 05:38:33
子どもが犯罪者となる→子供が犯罪者の被害に遭う。
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