チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

母を選んだ

2019年07月20日 10時06分20秒 | 日記
最近は「あなたはお母さんを選んで生まれたのです」
という言葉をよく聞く
「人間は何回も何回も生まれ変わりその都度自分自身の成長のために母を選んでこの世に出てくる」
と言われる
「父は?」
「もちろん関係があって子供が父と母を引き合わせることもある」
ホントかいな

まあ100っ歩譲ってどうしてあの母を選んだのだろうと考えたことがある
もう30年も前でその時母はこの世にはいなかった
母を天敵と思うくらいに嫌いだった
しかし母の態度は生涯変わらず大事に接してくれていた

近くに父と同業の方がいてその夫人は静かで優しく控えめな美しい人だった
そのお宅は子供がいないので病弱な私はなにかといえばそこの家に上がり込んで静かに二人で本を読んだり、ピアノを教えてもらったりして過ごしていた

それに反し
母は明るくて声が高くテキパキと使用人を動かし自分もじっとしないで人の世話を焼いていた
家のことはすべて手作り(料理の味が良かった)家族の着物は全て自分で洗っていた 漬物も絶品 親戚の面倒も逐一見る
その行動力についていけなかったのかもしれない
それは病弱ということもありエネルギーの高い人といると疲れていたのだろう

人見知りで母の後ろにすぐ隠れてしまう
今で言う「ぼっち族」話もしない声も出さない 友達も作らない

そういう私がこの母を選んで生まれてきたとすれば 「人との和」「自分表現」「日本人の女の知恵」というものを学ぶ必要からなのだとその時思った
そう思えた時母を心底愛しいと感じ直接にその思いを告げたいと感じた

いままた世の中が急激に変化している今
母に学んだことをしっかりと継承する時期なのだと気がついている
そのために私はあの母を選んだのだ
長くて30歳位までの命だろうと言われていた私が元気に生かされている
母の年をとっくに越した
#母の明るさ #人見知り #人は母親を選んで生まれる #漬物上手 #料理上手 #家族のための手仕事 #自分表現 #日本人の女の知恵 #ぼっち族 #人との和 #中谷比佐子
#チャコちゃん先生 #秋櫻舎
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着物が繋ぐもの 190

2019年07月19日 11時07分10秒 | 日記
誕生日を迎えた昨日は母を強く感じ母に持たされた「洗濯板」を取り出して足袋を洗った
なんとよく落ちる 汚れが落ちる 本当に落ちる 瞠目!
「洗濯機があるだろうけど小物や足袋は手洗いにまさるものはない」
と小さな物を洗う洗濯板を渡された

「ふん」
なにせ母親不幸の権化だったし今どきーーとやや軽蔑して受け取ってはいても使わずにいた
入院した時義妹が私の下着などをこれを使って病院で洗っていたのを見たことがあるくらいだ

それくらい放り出されていたにもかかわらず捨てずに今日まで持っていた

今日薄日がさしてきた新宿で「そうだ足袋をあの洗濯板で洗ってみよう」
と思い持ち出し洗った
すごいよすごい 手と板のふれあいがよく実に細かいところまできれいに落ちていく
「お母様ありがとうございます」
と最敬礼

なんでも母の言うことにジャッチしていた頃をおもい出す
まずは拒否、なんでも拒否
「お茶のお稽古きちんとしなさい」拒否
「着物を着て頂戴」拒否
「勉強をしなさい」拒否
「手伝いなさい、覚えなさい、ーーーー」何もかも拒否

しかし母の言うことは常に正しいと感じていた
その証拠に外の人への対応は常に母に教えられたようにきちんと行っていた
「素直で礼儀正しくて明るいいいお嬢さん」
の外の評価に母は黙って笑っていた

誕生日には必ずおはぎを作ってくれた(私の大好物)今私も作るが未だにその味は超えられない

洗濯板が俄然輝いて見える 今干しているが彼は嬉しそうだ
お天気になったら手元にある布糊(布海苔とも)を使い長襦袢など洗ってみようと思う
母直伝のやり方でというより見ていただけだけどーー

拒否をしながらも母の仕事を肯定して観察していたのだと今に思う(いい娘だよ)

#洗濯板 #布海苔 #布糊 #中谷比佐子 #いいむすめ #礼儀正しい #秋櫻舎 #おはぎはつぶあん #誕生日 #足袋の洗濯 #外の評価 #大好物 #長襦袢の洗濯



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今日は誕生日

2019年07月18日 09時43分56秒 | 日記
生まれた時間に目覚めた
あの頃は家でのお産、長女の姉は女学生で
「学校から帰ったら可愛い顔してすやすや寝ていたのよ」
13才違うので私が生まれた日の記憶はあるようだった

「朝早くから女中さんたちが忙しく動いていたので妹と弟の朝ごはんを私が用意したのよ」
とも言っていた

ある時由布院に二人でいったことがある
「あんたが赤ちゃんのとき私ずっとおんぶしてこの道歩いたのよ、覚えてる?覚えてるわけないね」
「あの戦争前までは世の中平和で家族で温泉に浸かりに毎年来ていたんだけどね」
「あの戦争は何だったのかしら人の運命を急激に変えてしまってーー」

姉の独り言に付き合いながら由布院の街を散策した日も私の誕生日の日であった

「あんたは私に助けられたのよ」
「?」
「空襲で家に爆弾が落ちたときからあんたは体が弱くなってずっと寝たきり、しかもお母さんは自然療法でなおすというので、季節に関係なくスイカを探す、干し柿を探す、トウモロコシのひげを集めるなど駆けずり回ったわね」
「おかげさま今こんなに丈夫」
「そうでしょう?おかあさん根本から体を丈夫にしたから」
「目が覚めると常に母さんの顔が目の前にあった」
「そうでしょう?実は私もね結核の初期だったけど自然療法で治してもらった」
「どこでそういう勉強をしたのかしら」
「食事だってそうよ先生について勉強してこの病気にはこれということを知っていた」
「ありがたいね」

「あんたはその恩義を忘れ反抗ばっかりしていたけど、ちゃんと謝ったの?」
「最後の最後病院にお見舞いに言った時、勝手ばかりしてすみませんでした反省していますといったの」
「で?」
「笑って比佐子ちゃんは比佐ちゃんらしく生きればいいよ」
「甘いな末っ子には」

その姉とも由布院の旅が最後になった

今日は静かに両親や姉に感謝を持って偲ぼうと思う

#誕生日 #反抗 #家での出産 #由布院の温泉 #第二次世界大戦 #中谷比佐子 #恩義 #母親 #自然治癒力 #病院御見舞

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今日は満月 

2019年07月17日 12時49分06秒 | 日記

新宿は今二時だけど日がさしてきて月を拝むことができるのだろうかと思う

わたしは月との周波数があっていて

何かとふと目を上げるとそこに月が見える

勝手に「月読尊」と自分のことを思い込んでいるフシがある(笑えるね)

太陽は光が強くあかるいところとくらいところが鮮明になる

月は静かな光を地球に注ぎ全体的にほの明るく月影にも風情が出る

まさしく陰と陽を自然は見せている

 

この陰と陽があるから自然は成り立っている

自分の中も陰と陽の調和ができていれば人として平和に過ごせるとおもう

 

昨今猫を飼う人が多い

それはきっとご自身の中に陽の気が強いと感じているからだろうか

犬は陽を表す動物だが犬を飼う人は陰の気が強いのかもしれない

 

陰と陽どちらがいい悪いではなくこの2つの「気」は調和していることが望ましい

調和することで自然から送られる周波数と相性が良くなり

なすべきことに無駄がなくなる

地球上の生きとし生けるもののすべてが陰と陽の調和の中で生育している

 

自然と周波数があってその流れのままに動いていると自分自身の中に平和がしっかりと根を下ろす

 

選挙運動真っ只中だがここは新宿の片田舎十二社、すぐ目の前に都庁舎は見えるけどなんと静かこのあたりには選挙民はいないと思っているらしい

選挙で人を選ぶのではなくしぜんに「この人」という選び方ができるようになるといい

そういう人選びをしていた縄文時代は15000年以上も続いたのだから

選挙で争って「長」になってもまた操作して「長」になったとしてもその人の心の中は平和であろうか

 

基本的に自然と周波数のあっていない人間の心の中は平和であることはない

心身ともに平和な「長」が治める国がこの世の天国であろう

せめて今日は月を眺めながら自分自身を平和に収めよう

#満月 #十二社 #都庁舎 #新宿片田舎 #陰と陽 #選挙民 #選挙運動真っ只中 #縄文時代のコミニテー #平和 #中谷比佐子 #秋櫻舎

 

 

 

 

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着物が繋ぐもの 189

2019年07月16日 11時50分11秒 | 日記
本日から6回コースで「日本人は着物でなければだめ!」というセミナーを始める
着物ジャーナリストとして50年を超える
その経験体験をそして取材をさせていただいた多くの方の思いをそのまま自分の中に閉じ込めているのは良くないと思った
それは昨今の着物情勢による

ここのところ着物を着る人は増えている
しかし
着物の現場の職人は日々一人二人と消えていっている
三日前出入りの悉皆屋さんが見えて
「着物って捨てる人が多いんだってね解いて洗ってほしいなんて言う人が少なくなって、同業の人たちが次々やめていくんだよ」
と寂しそう

こっちはもっと寂しい 自分で洗える着物というのも出てきて着物を着る人はそちらに傾いていっている

「絹でも洗濯機で洗える着物があるんですよ」
「ガード加工しているので汚れる心配はありません」
「雨だからポリの着物にしました」
「ポリの着物も今は絹におとりませんよ」
いいでしょう そういう考え方も

でも着物に対しての根本が違っているように思う
着物はなんのために着ているの?
どうして日本人だけが着物を着ているの?
着物と日本人の成り立ちはどうなのかしら

平安時代からずっと変わらない着物の形
下着の形としてあったことを考えればひょっとしたらもう何千年もこの形は変化していないのかもしれない

なぜ?
そのなぜ?をみんなで解き明かしていくと
日本そのものがまた深く見えてくるのかもしれない
そんな事を考えて「今こそ着物でしょう?」というテーマで掘り下げていこうと思う
興味のある方はぜひいらしてください 毎月第ニ 第三 第四火曜日開催 14時と18時 3500円

#日本の着物 #秋櫻舎 #中谷比佐子の着物セミナー #日本人だったら着物 #平安時代から変化しない着物 #湯文字はコスモス舎 

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オサになろうよ

2019年07月14日 11時13分08秒 | 日記

<a href="https://line.me/R/ti/p/%40tzt0274p"><img height="36" border="0" alt="友だち追加" src="https://scdn.line-apps.com/n/line_add_friends/btn/ja.png"></a>

 

文月という月は静かに文を書くー、つまりご無沙汰の相手に暑中見舞いを送るとかお中元を出すとか、この半年のお人との関係をさらに親密にしたりという月なのだと思う

今の日本は壊れかけていてというよりもうとっくに壊れていて、それを生きている私たち一人一人が認識してどういう国にしたいのかということを考え実行行動する時が今と感じる

日本は象徴天皇陛下がいらして、祈り続けていてくださるのでなんとか国が持ちこたえている

しかし日本のもっと昔縄文時代には天皇陛下という存在はなく、それぞれのグループに長老がいてその長老はみんなが幸せで生きていくことを願っていたので争いも無く権力の奪い合いもなく平和な時代が15000年いえ最近は縄文は3万年もつづいたという歴史学者もいる

長老は選挙で「長*オサ」になるのではなく、その人の経験、体験、人柄から自然に、推されて人々の中心に収まる。

時代は急激に変わっても長老の生きる知恵はへ不変だ、一人一人がオサになる心構えで生きれば権力争いは無くなるし世は平和になる

それには自然との共存共栄、宇宙法則を身に付けることが先決だがーー

雨の日曜日☂️ここ新宿の片田舎には宣伝カーも来ない静かでよろしい

#宣伝カー  #新宿片田舎  #宇宙法則  #長老  #オサ  #中谷比佐子流着付け #骨格着付け教室 #縄文時代に学ぶ #争いのない国  #チャコちゃん先生  #新宿十二社

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社中の人たち

2019年07月13日 20時15分08秒 | 日記
あえて「弟子」という言葉を使わず50年の間どれだけの人を育ててきただろう
それぞれの場で自分の仕事をしている姿を尊いと思ってみてきた
今日も「すごいなあ」と心底思って2時間を過ごした

チャコちゃん先生のもとで勉強をし更に自分で研磨し多くのお弟子を抱えて着付けを教えている
その彼女が一年に一回の大きな企画をした日であった
今回は「立川談慶独演会」を200人の観客を集めて行った

200人もの人をよく集めたと座席に座ってこみ上げるものがあった
チャコちゃん先生自身もよく企画をするので人集めの大変さを知っている
集めるだけでなく集まった人にちゃんとおもてなしができたかどうかも気になる
サラリとやってのけた雰囲気だけど地道な努力なしにはできない

流石に着物を着た人も多く講座でも着物の話を前振りしてくださったり
日本語の美しい使いみちを笑いの中で示してくれたり流石に立川一族の実力を見せていただいた

一昨日チャコちゃん先生は4時間のウェブセミナーを受けていた
それは「Zoom集客法」という講座だったが
今はいかにリアルで集客することが難しいかという前提で
だからZoomを有効に使ってセミナーをする方も受ける方も在宅のまま勉強しよう
その仕組を教えます

確かにリアルなセミナーに人が集まらなくなっているのは事実だ

そういう中で200人もの人を集める手腕に感動する
もちろん立川談慶さんの人気もあるだろう

こうやってチャコちゃん先生のもとで学んだ人たちが立派な仕事をしている姿は他の誰よりも尊く見える

大満足で今日も一日を終わることが出きた

#落語 #立川談慶 #セミナー #zoom #手腕 #チャコちゃん先生 #中谷比佐子 #在宅セミナー #着物で落語 #仕組み  #立派な仕事 #リアルな人集め #集客法

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着物が繋ぐもの 188

2019年07月12日 18時54分03秒 | 日記
着物の下着が豊富というか乱れていると云うかとにかくいろんな下着があることを本日発見!
久しぶりに体のケアーをするので洋服を着て整体に行った
近くにデパートがあって和服売り場を覗く
丁度下着の説明が始まり色んな種類の下着をどのように扱うかを懇切丁寧に説明をしてくださっている
このデパートの呉服売り場は昔々顧問をしていたので知っている顔も近年までいたが今は全く若い人ばかり

和装ブラジャーとか、ワンピース襦袢とか、ワンタッチベルト、汗取り、ウェストを寸胴にする道具、ヒップのくぼみを修正するもの みぞおちを中心にしたプロジェクターのようなもの、襟のシワを一切見せないゴムベルト 襟が絶対に崩れない着る半襟 

全部つけていくのを熱心に見守るチャコちゃん先生
あまりにも熱心なので購入客と見たらしい店員さんは一つ一つを手に持たせてくれる
素材はポリと木綿全部購入するとしたら11万円かかるようだ電卓をはじいてくれた
「一生モノです」といわれた

付け方の順序は別室でということになり連れて行かれそうになったのをかろうじてお断りして退却
一度付け方教わったほうが良かったかしらと下りのエスカレーターに乗っていて逡巡する

何年か前あるきつけ学院の先生が遊びにいらして
「私やめたんですよ学院毎朝道具をつけて着物を着るのにうんざりしてそれが理由でやめました」そうかうんざりするのだなと思っただけだったが、あの実演を見たらその時の先生の気持ちが理解できた

着物を着るのに難しく難しくしている現場を見て「これからどうしたらいいのか」と歩きながら考えた
なにせ比佐子流着方は五分しかかからない、下着は古来からの湯文字に裾よけ肌襦袢胸当て、つまり体を自由に開放するために着物を着るという考えだ

そして行き着いた結果は
「日本人だったら着物を着よう、なぜ着物?」というおはなし会をすることにした
足袋を履くと頭が良くなる、湯文字をつけると便秘をしないなどなど着物の下着の声を皆さんに届けたい 思いったたら吉日 7月16日18時から 秋櫻者が会場 3500円(会費)
#着物の下着 #湯文字 #裾よけ #肌襦袢 #秋櫻舎 #比佐子流着つけ #比佐子流骨格着付け #日本人だったら着物 #チャコちゃん先生 #中谷比佐子 #思い立ったら吉日 #便秘 #足袋を履いたら頭が良くなる
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和の風水

2019年07月10日 18時17分03秒 | 日記

今日明日とお人に風水を伝えている

風水に出会ったのは着物のおかげ

きものの襟合わせ 「どうして左前はいけないの?」と調べていたら

養老律令に会い、そこ方また芋づる式に五行や十干十二支を勉強することになって風水にたどり着き、気がついたら立派な風水師になっていた(おほん)

そしてさらにわかったことは日常のしつけや作法が風水に基づいていること

しかも色もーーー

てな訳でとてもとても詳しくなってしまった

ここへ来て「教わりたい」という方が多く始めたのだが

伝える私の方が新たな発見があって勉強になる

それは受け取る人の感性によってこちらの理解がさらに深まるからだと思う

伝えるとはいってくる

出すと入る

この兼ね合いが螺旋状にいく感じがする

風水は宇宙法則そのものなので気づくことがいっぱい

楽しい  明日もきっといい日

チャコちゃん先生の風水は和の風水で、基本は八宅風水をつかっている

#和の風水  #ちゃこちゃん先生  #八宅風水  #襟合わせ  #十干十二支  #宇宙風水  #螺旋  #中谷比佐子  #秋桜舎

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着物が繋ぐもの 187

2019年07月09日 14時12分07秒 | 日記

残り物に福があるという言い方がある

たとえは悪いが足袋のオーダーメイドにそれが言えるように思う

足袋屋さんが少ない

大手の足袋屋さんもストッキング会社に変貌しているそして未来を見ている会社が多い

よくよく考えてみると「本来は着物に関係していた」という会社が全く違う業種になって栄えているところもある

例えばトヨタ自動車はもともと機織機、動力織り機を開発し着物全盛の頃に大きくなった会社で

その技術を車に活かし世界のトヨタになった

日産は糸を取る機械の開発で日本の絹を量産にする貢献をしたその技術を自動車に活かした

膨大な土地を持っていた養蚕業や養蚕試験場は

ハイブリット技術を活かしコチョウランなどの温室栽培に成功したり膨大な土地を利用してショッピングモールやスーパー更にはホテル業などに転身して栄えている

 

小さな小さな手仕事の足袋屋さんが注文しても半年先にしかできないというほどの人気になっているところが多い

足袋を一般人が履くようになったのは明治に入ってからであるがその消費量が多く産業地としても発展した

そしてその技術は戦後ナイロンストッキングになっていき足袋は一気に生産量が減った

 

チャコちゃん先生は自分にあう足袋探し20年

七軒目でいまは「向島めうがや」に落ち着いている

左と右の寸法が違うので絶対にオーダーでないと足が痛くてやりきれない

足袋を履いてどこか痛いところがあると足の運びがおかしくなり着物姿のバランスが壊れる

 

足の幅が広くその割に足首が細い 既成品の足袋ははなから無理

かかとが細くなっていて靴選びも困難 原始人のように裸足で歩くしかないのかと悩んで行き着いたのが七軒目というわけ

めうがやの足袋を履いているとかならず褒められる「足元が美しい」と

「はははは苦労したのよ」と言って紹介すると100%の人が満足

「残っていてくれてありがとう」ここのところ無理を承知で裏地も絹にしてもらっている

松本清張の短編「足袋」が折りに触れ脳裏に浮かぶ

着物姿の決め手は足袋

最近は「足袋作りツアー」なるものを企画今月は24日(水曜日)

 

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