幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
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令和9年度からの高校入試改革——「変わること」と「変わらないこと」

2025年02月17日 21時38分57秒 | 受験・学校
去る2月12日、当塾も運営に参加する「どこはや。会」の主催で、教育情報講演会 を開催しました。
今回ご講演いただいたのは、教育ジャーナリストの梅野弘之先生。梅野先生は、現場を歩きながら取材を重ね、高校入試を中心に教育の在り方を深く掘り下げるジャーナリストとして知られています。
講演のテーマは、「令和9年度からの高校入試改革」。
既にSNSなどを通じて多くの方が情報を発信していますが、現場取材の経験が豊富な梅野先生のお話を直接聞くことで、改めてこの入試改革の本質を考える機会となりました。

「変わらない点」に注目することの大切さ
高校入試制度が変わると聞くと、多くの人は不安を感じます。今回の改革でも、どうしても「何が変わるのか?」という点に注目しがちです。しかし、梅野先生が強調されていたのは、「変わらないこと」にこそ本質がある という視点でした。

令和9年度高校入試改革の3つの大きな変更点
まずは、改革によって変わる点を整理しておきましょう。
  1. 調査書(内申書)の記載項目の変更
    これまで記載されていた 欠席日数、部活動の記録、学級活動の記録、検定試験の取得状況 などが削除されます。
  2. 「自己評価資料」の導入
    削除された調査書の項目を補うため、受験生自身が自分の活動や取り組みを記録し、評価する資料を作成することになります。
  3. 「全員に対する面接試験の実施」
    これまで面接の有無は学校によって異なりましたが、今後はすべての受験生が面接を受けることになります。
「変わらないこと」に目を向ける
ここまで見ると、「入試の仕組みが大きく変わる」と感じるかもしれません。
しかし、大切なのは「変わる部分」だけでなく、「変わらない部分」にも目を向けることです。
たとえば、調査書(内申書)の中で「学習の記録(通知表の成績)」は今後も変わらず残る ことが決まっています。
部活動や検定などの評価基準は変わるのに、学習の記録だけはそのまま——これは、成績が高校入試において 最も重要な要素のひとつであり続ける ということを示しています。
つまり、制度がどのように変わっても、「日々の学習を積み重ねることが大切である」という本質は変わらない のです。

変わるものと、変わらないもの——人生にも通じる考え方
この視点は、高校入試だけでなく、人生全般にも当てはまります。
時代が変われば、社会の仕組みも、求められるスキルも変わります。
スマートフォンやAIが普及し、働き方や価値観も大きく変化しています。
しかし、その中でも**「変わらずに残るもの」** があります。
例えば、
  • 人と人との信頼関係
  • 努力することの大切さ
  • 自分で考え抜く力
これらは、時代がどれだけ進んでも求められ続ける本質的な価値です。
私たちは、変化に目を奪われがちですが、ことが「なぜ変わらないものがあるのか?」を考えることが重要 です。
変わらずに残るものには、それだけの理由があり、本質的に重要だからこそ今も続いているのです。

「変わること」に振り回されず、「変わらないこと」に目を向ける
高校入試の仕組みが変わっても、「学ぶことの大切さ」は変わらない。
社会のルールが変わっても、「誠実に努力することの価値」は変わらない。
変化を過剰に心配するのではなく、「変わらないものの意味」にも目を向けること。
それこそが、これからの時代を生きる上で、最も大切な視点なのではないでしょうか。

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