幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

夏の日の思い出 その1

2009年09月02日 16時35分11秒 | 日記・エッセイ・コラム

夏期講習期間中の出来事を振り返る「夏の日の思い出」。今回から何回かに分けて、この夏期講習期間中の塾での出来事を振り返って行きたいと思います。

第1回目の今回は、8月5日に行なわれた「私立高校見学会」です。私立高校見学会の様子については、当日のこのブログでもご紹介させていただいておりますが、今回の「夏の思い出」では、その見学会の際に、各高校の先生方から皆さんに向けて発せられたメッセージを中心に振り返ってみようと思います。

当日のブログはこちら:http://blog.goo.ne.jp/kousai_g/d/20090805

「人間は機械と違って、使えば使うほど能力が身につく」 (花咲徳栄、島村先生)

Img_0094   機械は出来上がったときから徐々にその身を削っていきます。しかし、人間は、もちろん限界はあるものの、使えば使うほど能力が身につくものだというお話は、まさにその通りだと思います。一度や二度であきらめない、たくさん数をこなす、それが人間の能力を伸ばす一つの大切な考え方なのかもしれません。

「大切なのは器ではない、心構えだ」 (昌平、村田先生)

 以前に別な場所で、「器は心構えと努力しだいで大きくすることができる」という言葉を聞いたことがあります。村田先生だけでなく、別の人も同じようなことを言うわけですから、きっとこの言葉もまた真実なのでしょう。変わろうとする心構えで取り組めるか、それがその人の器を大きくするのだと思います。

「目を見れば分かる、話を聞けばわかる」 (花咲徳栄、島村先生)

Img_0108  花咲徳栄では、入試の際に「仮に偏差値が届かなくても、それを救済する加点制度がある」というお話をいただいていた中で出てきた言葉。「今は偏差値が少し足りないかもしれない、でも、目が真剣でしっかりと話ができる子は、きっと伸びる、だからそんな子にはぜひ入学してほしい。」そう願っているそうです。仮に偏差値が少し足りなくても、今までの頑張りが認められることで加点となり、入学したケースも多々あるそうです。学力だけでなく、何ごとにもしっかりと努力しておくことは、いつか自分の身を助けることになるようです。

 また、そのとき同時に島村先生は、個別相談をなぜやるのかということについてもお話をしてくださいました。それは、やはりその人の「本気度」を見たいからだそうです。私立の入試担当の先生方は、毎年何千にという生徒さんと面談をしています。そういった中で、島村先生はその人が本気かどうかを見抜く方法としても冒頭の言葉をあげています。

 さて、皆さんは個別相談でどんな印象を残すのでしょうか?考えたことありますか?相手は百戦錬磨の先生方です。ごまかしはききませんよ

「教える側のスキルが、教える側を越えていける生徒をつくれるかどうか」 (昌平、村田先生)

Img_0098  この言葉は皆さんにというよりも、私が印象に残った言葉で、この仕事をしていく中で、もっとも大切にしている言葉の1つだといえると思います。

 自分の生徒が自分を越えていく、これほど嬉しいことはありません。その生徒さんに学習をするきっかけを与えられたこと、そして自分の目標に向けて努力しているすがた、それは私にとって何にもかえがたい、とても大きな喜びです。自分を越えて成長していく姿は、何よりもたくましく、頼もしい姿で、その人の人生のほんの一部にでも自分がかかわれたことを誇りに思います。

 卒業するまでは先生として、そしてその後はその生徒さんを直接教えることはないものの、遠くから成長し続けていくその姿をみることができること、これは「先生」という仕事をしている者にとっての、最大の喜びなのかもしれません。

次回「夏休みの思い出 その2」では、開智高校の関根校長先生からいただいた言葉を中心に作成する予定です。その後、このシリーズ?は「夏祭り」「サマスペ」と続きます。