少し前のことですが、去る11/22にUPテストの理事長でもある梅野先生が代表を務められるメディアバンクス主催の「中学入試研究会」に参加しました。浦和のロイヤルパインズホテルで開催された会には、私立中学校の入試を担当する先生方を中心に多くの皆さんが参加していました。
当塾は今のところ中学入試を扱っていませんが「中学入試を見れば高校入試が分かる」という思いもあり、今回は参加をさせていただきました。
当日はお二方から講演がありましたが、前半の城北埼玉高校の森泉先生のお話を特に興味深く聞かせていただきました。森泉先生は大宮高校の校長を以前に務められた方で、県立高校から私立高校へ活躍の舞台を移していく中で気づかれたことについてお話を頂きました。
このお話の中で県立高校の強みが私立高校にとっては弱みになっていること、逆もまた然りで、県立の弱みが私立の強みになっていることなどを知ることができました。このお話は私立高校だけでなく、環境が似たところもある塾にも、大いに当てはまるところがあるように思いました。また、県立高校の入試に対する考え方や人事の話など、普段はなかなか知ることのできない話もあり、興味深く聞くとともに、それらの話を踏まえたうえで、今後の塾の運営にも大いに参考になりました。
高校入試の研究会とはメンバーも違い、いつもとは違った雰囲気の中だったので少し戸惑ったところもありましたが、新たな刺激を受けて新たな情報や考え方を得ることができたように思います。「いつもと同じ」という状況は安心したりリラックスするにはとても良い環境だと思います。しかし、ときどきは自分の専門分野とは違う方のお話を聞いたりすることで、新たな情報やものの考え方、そして何よりも「ハッとする刺激をもらうことができるように思います。
生徒さんにも日々の学習や進路のことを学習していく中で視野を広げ、いろいろな刺激を受けていって欲しいと思いますが、同時に私たちも常に新しい分野にも目を配り開拓することで視野を広げ、刺激を受けていくことが大切だと改めて思いました。