幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

言葉の裏にある真実 ~開智未来高校を訪ねて

2016年09月21日 23時17分27秒 | 受験・学校
今日は、加須市にある開智未来高校へ行ってきました。
今春には、当塾の卒業生が東大に合格するなど、進学校としての実績も年々着実に上げて生きていると思います。今春も2名の生徒さんが開智未来へと進学をしていきました。どんなふうに成長をしていくか楽しみでもあります。

今日は授業見学後に関根均・校長先生から、学校の概要やこれからの開智未来高校の方向性についてお話いただきました。関根先生のお話は、毎回聞くたびにスゴイなと思うのですが、今日もまた魂を揺さぶられるほどの深いお話を頂くことができました。

全部が全部とてもスゴイお話しではありましたが、その中でも特に印象に残っているワードが2つあります。

1つ目は「無知の知」です。
関根先生は「教育は難しい」とおっしゃっていました。まさにそのとおりだと思います。どうやったら生徒さんの力を伸ばしてあげられるのか、どうしたら生徒さんのモチベーションを維持できるのか、いつも苦労の連続だとおっしゃっています。私も全く同じことを思っています。

ある生徒さんで上手くいった方法でも、生徒さんが違えばうまくいかないことなどざらにあります。
ある学年では上手くいった方法があったとしても、学年が違えばうまくいかない、そんなこともたくさんあります。

勉強の指導に「こうやったら絶対にうまくいく」なんていう方法はない、だから、教育について、ある方法で上手くいったからと、分かった気になって、教える側が学びを止めてしまってはいけない。常に良い方法はないかと、周りの先生や他校の先生、そして時には生徒にも聞いてまわることで学び続けることが大切。

そんなことをおっしゃっていたように思います。

現場に立っていると、これは本当に痛切に感じます。だからこそ、当塾は学年によって、年度によってやり方を変えていきますし、生徒さんによってもやり方を変えていきます。

関根先生と同じく、私もうまくいくときもあればそうでないときもありますが、生徒さんの顔を見ながらやり方を模索していく姿勢は、同じだなぁと思いました。

そしてもうひとつは「表面的に成績が良いだけの生徒ではなく、根っこがしっかりとした生徒を育てたい」という言葉でした。

これこそ、当塾の目指しているところだ、私の言いたいことを代弁してくださった、そんなふうに思った言葉でした。

もちろん塾ですから、成績を上げていくことは大切なことだと思っています。ただ、同じ成績を上げるにしても、そのプロセスが大切だとも考えています。

予想問題ばっかりをやって、表面上の良い成績をとることに価値を置くよりも、不器用でも一から学力を築いていこうとする姿勢を大切にしたいと私も考えています。

ぱっと成績が上がる方法も大切かもしれませんが、自分にどんな勉強が必要か、自分のできることはどんなことなのかを一生懸命考えていく姿勢、それを育てていきたいと思っています。

その差がはっきりするのは、大人になってからではありますが、不器用ながらも粘り強く頑張れた人は、きっと社会に出ても活躍できる、私はそう思っています。

そんな力を育てていくには「非認知能力が大切」というお話も出てきました。折りしも、先日に行われた埼玉栄高校の説明会でも、佐藤校長先生が全く同じことをおっしゃっていました。そして、私も昨年の保護者会で「非認知能力の重要性」については、お話をさせていただいています。

非認知能力、すなわち「やる気・意欲」「粘り強さ・意思力」「リーダシップ」「すぐに立ち直る・上手く対処する」などの能力、言い換えれば「物事に対する態度・姿勢」が学習において重要だということが、最近は方々で聞かれるようになりました。

表面的な学力ではなく、関根先生のいう「精神性の高い生徒」、佐藤先生の言う「骨太の人間」、それは、こういった能力を獲得した人たちのことをさすのだと思います。そして、これからの時代は、こういった人たちがつくっていくといってもいいのかなと思います。

これらの力をつけてもらうには、表面的な対応ではうまくいきません。言葉は多少悪くとも、生徒さんの中にグッと踏み込んでいく何かがなくてはならないと思います。表面的な関係(SNSなども含めた)に慣れた現在の子ども達には、グッと踏み込んでいく指導は、ときに辛くきついことなのかなと思います。しかし、そういった密度の濃い人間関係が何かを変えていくのも事実かなと思います。

今日の関根先生の話も、塾側からすると耳の痛い話ややや厳しいかなと思う言葉をおっしゃることもありました。でも、私はこれらの言葉を心地よく聞いていました。なぜなら、この厳しい言葉の裏には、本当の“愛情”があると感じたからです。

私も周りにはややもすると厳しい言葉を周りの人に発する方がいらっしゃいます。表面的にしか解釈ができないと、厳しいことを言うからキライ、となりそうですが、私にはそうは思えません。その厳しい言葉の裏には、その人に成長してもらいたいという“期待”や“愛情”を感じるからです。

関根先生の言葉の裏にも、そんな真実が隠されているように私には感じました。

四兎を追える環境づくり ~埼玉栄高校を訪ねて

2016年09月20日 23時05分41秒 | 受験・学校
先日、埼玉栄高校の学校説明会に参加してきました。
埼玉栄といえば、つい先日完成したばかりの新校舎が人目を引きます。私も新校舎がどんな校舎なのかな、そんな思いをもちながら埼玉栄高校を訪問しました。



埼玉栄といえば、佐藤校長先生が就任されてからずっと言われている言葉に「あえて四兎を追え」という言葉があります。四兎とは、「学業・部活・学校行事・他を思いやる心」の4つです。

高校の説明会に行くと、よく「三兎を追え」という話は聞きます。しかし、「四兎を追え」という話は、これまでに聞いたことがなかったので、「4つ目は何?」と思っていたのですが、「他を思いやる心」と聞いて、なるほどと思いました。

そして、この4つのうち一番重視しているものは何か、それは「他を思いやる心」だそうです。他を思いやる心なら、いつでも・どこでも・誰でも始めることができるからそうです。この話を聞いていて「なるほどなぁ」と思いました。

その他にも、佐藤校長先生から、今現在取り組んでいる様々な取り組みについてお話しをお聞きしました。特に印象に残ったのは、第2外国語を選択して講座として受講できることや、イマージョン授業への取り組み、進路指導センターの活用などでした。

第2外国語の講座は、部活が終わった後にも受講できるように、19:00以降に設定されてされているそうです。埼玉栄というと部活が強いというイメージもありますが、それだけでなく、部活動をやりながらもこういった各種講座を受講できるようにしているというところが、大きな特徴だなと思いました。

でも、19時以降なんてきっとお腹が空くんだろうなと思っている方も多いと思いますが、実はその心配はいりません。埼玉栄の学食はなんと夕食時の営業も行っているそうです。それだけでも驚きでしたが、なんと朝食営業もしているそうです。朝早くから部活や勉強・各種の講座に参加しても、言い換えれば1日中、学校にいても大丈夫な体制が整っているといえると思います。この朝・昼・夕食時の学食の営業は、他には類を見ない取り組みだなと思います。

ついでに言えば、校舎内にコンビにも購買もお弁当の販売も全てあり、学校で必要なものが全て揃うようになっています。学校がひとつの街みたいになっていて、ずっと学校にいても大丈夫なようになっているのは、正直驚きました。

文頭に、佐藤校長先生のことばとして「四兎を追え」という言葉を紹介しましたが、こうやってみてみると、「四兎を追うための環境」がしっかりと整っている、そのようにもいえると思います。

「勉強も部活も講座も取り組んでみたい、でもお腹も空くし…」という皆さんも、これなら安心というわけですね。

高校時代は、取り組んでみたいことがいっぱいあると思います。埼玉栄なら、朝から夜まで学校にいることができる環境があるので、いろんな活動も欲張りにできる、そんなふうに思いました。

温泉の成分と効能を知ること ~栄北高校を訪ねて

2016年09月19日 23時37分30秒 | 受験・学校
なんだか塾のブログとは思えないようなタイトルですが、受験・学校のカテゴリーに当てはまるないようです(笑)

先日、伊奈町にある栄北高校に行ってきました。開校してから18年ということでしたが、初期から栄北高校を知っているがゆえに、もうそんなに年数がたったんだと、18年という数字を聞いて、改めて時の流れの速さを感じました。

18年の中で、当塾から進学した生徒さんはまだ2人ですが、一人は自動車整備士の資格を目指して、もう一人は大学進学を目指して栄北高校へ進学していきました。二人とも進む方面はまったく別ですが、目的意識をもっての進学だったということには変わりがないように思います。

今回の校長先生のお話を聞いていて印象に残った言葉が「私立高校は温泉のようなもの」という言葉です。もちろんこれはたとえですが、イイタイコトがとても良く分かるたとえだなと思いました。

温泉は場所によって成分や効能が違います。
それと私立高校は同じだということです。
つまり、私立高校は学校によって力を入れている分野が異なったり、どのようにして指導をしていくかが学校によって違うということです。

温泉に共通の成分や効能もあるかとは思いますが、例えば美肌効果を狙うならこの温泉、
肩こりを治すならこの温泉、というように、得たい効能によって温泉も選んでいくことと思います。

私立高校についても、その点は同じだということです。
どんな目標を持っているのか、どんな進路を選びたいのか、どんな高校生活を送りたいのか、
それによって選ぶべき高校は違ってくる、そういうことがいえると思います。

温泉も期待すべき効能のない温泉に入っても、なかなか効果が得にくいと思いますが、それと同じで、私立高校もどんな高校生活を送りたいかによって、選ぶべき学校は違ってくると思います。

私立高校に入学して一番怖いのはミスマッチが起こるということです。
「こんなはずじゃなかった」と嘆いてみても、なかなか学校を変えることはできません。
だからこそ、その学校が目指しているものや、指導の仕方をしっかりと見極めて選んでいくことが大切なのではないかなと思います。

公立高校はその逆で、水道水のようなものと例えられます。
どこへ行っても同じ質であるということが求められます。
それが公立高校のよさでもありますが、物足りないという人もいるのではないかと思います。

私立高校はその点、温泉のように各学校ごとに成分や効能が様々にあるといえます。
自分の希望や夢ややってみたいことがある人は、様々ある温泉の中から自分に合った効能を持つ温泉を探すように、私立高校を探してみるのも良いのではないかと思います。

親子の縁

2016年09月18日 22時17分48秒 | 日記・エッセイ・コラム
今日は、塾業界でいつもお世話になっている先生のお母様の告別式があり、参列をさせていただきました。
私には塾業界において師匠と思っている方(勝手にですが…)がお二人いらっしゃるのですが、そのもう一人の方のお母様も約1ヶ月前にお亡くなりになっています。そして、私自身の母も今年3月になくなり、今年は葬儀がなぜだか続いています。
そんなことが続いたせいか、今日は“親子の縁”というものについて、妙に考えさせられました。

親子の縁はとても不思議なものだと思います。
子どもから見れば、ある意味で初めて接する他人でもあります。
自立をしようとする子どもから見ればときに“ウザイ”存在でもありますが、どこかでやっぱり切っても切れない絆の強さもあるように思います。

ちょうど自立心が芽生えてくる年頃のお子さんと接することの多い職業だからかもしれませんが、親に対するいろんな子どもの立場からの考えを聞くことがあります。

ときに“ウザイ”といったかと思えば、“褒められて嬉しかった”というときもあり、本当の他人とは違う縁の深さというか絆の強さとか、そんなものを感じます。

親から見れば、子どもはいつまでも“心配すべき存在”なのかもしれません。私の母もそうでした。

私の母が入院していたときにお見舞いに行ったのですが、ちょっと風邪気味で、ベッドの脇でちょっと咳をしたら「大丈夫?」と声をかけてくれたのを今でも覚えています。なくなる2週間ぐらい前だったと思うのですが、自分のほうがよっぽど苦しいはずなのに、そうやって声をかけてくれる、そのときに思ったのは、親から見れば子どもはいつまでも子どもなんだなということでした。

自立したがっているお子さんがいる親御さんにとっても、この気持ちは同じなのかなと思います。どんなにしっかりと自立をしているように見える子どもでも、親から見れば子どもは子ども、やっぱり心配なのだろうと思います。

今私の目の前にいるお子さんたちは、そんな自立の入り口に立ったお子さん達ばかりです。親という存在がときにウザイと思うこともある年頃なのだろうと思います。だからこそ、親御さんも悩む時期なのかなと思います。

子どもの自立は歓迎すべきことなのですが、反面、心配もつきまとう、
そんなときなのかなと思います。

いつまでもかわいいと思っていたのに、自分のもとを離れていこうとする
そんな寂しさもあるのかもしれません。

もしかしたら親の側の“子離れ”も問われている、そんな時期なのかもしれません。

私は残念ながら?いまだ独身で子どもがいないので、本当のところ、親の気持ちは分かりません。でも、だからこそ客観的に親子というものを見ることができる、そうも思っています。

成長期になり自立をしていいこうとするお子さんがこの時期に悩むのが、高校選択という問題でもあると思います。子どものやってみたい・行ってみたいと、親のやらせたい・行かせたいが一致しなくなることも、端から見ているとしばしばあるように思います。

そんなときに、第三者である塾の人間である私に何ができるのか、そんなことを考えながら生徒さん達と接することもあります。親御さんからだとなかなか上手く伝えられない“大人としての意見”を代弁することもありますし、親御さんにはなかなか言いにくいお子さんの“本音”を聞くこともあります。

そういった自立をしようと模索している生徒さん達に、親御さんとは違う立場の大人として接することで、お子さんの自立を側面から支援できたらいいのかな、そんなことを最近は考えています。

けれど、それができるのはほんの何年間かの間だけです。親子の絆や親子の縁に比べれば、微々たる時間でしかありません。でも、そのわずかな時間に、親御さんとは違う第三者がいることで、もしかしたらお子さん達の自立に役に立てたら、そんなことも思っています。

今年に入ってそんなことが続き、親子の関係・親子の縁についていろいろと考えさせられることが多くありました。ひとつだけ言えることは、永遠に思えるものも、実は永遠ではないということです。親として子どもとして先生として、ときに厳しいことを言われたり言ったりすることもあると思いますが、それは永遠でないからこそのことだと思います。

自立しようとしている時期のお子さん達を目の前に、親子の縁を大切にして欲しいと思うと同時に、ともに元気なうちに、その縁を楽しみ、大切にし、ステキなものにしていって欲しいと、改めて思いました。



前を向いて歩いていくこと

2016年09月17日 22時25分14秒 | 日記・エッセイ・コラム
9月の北辰テストの結果が返ってきました。
夏休みの成果が出てよい結果が出た人も、残念ながらうまくいかなかった人も、それぞれにいました。よい結果を出せなかった人についても、その努力を見ているだけに、なかなか辛いところでもあります。

上手くいった人はそれを自信にがんばっていってほしいと思いますし、逆に課題が残った人は、何が課題でどのように改善していくのか、ここでいったん立ち止まってしっかりと考えて欲しいと思っています。間違った方向を向いたままの努力だと、気づいたときには取り返しがつかなくなってしまうこともあります。うまくいかなかったときこそ、がむしゃらに進むのではなく、一度立ち止まって、冷静に見て欲しいと思います。

テストの結果や夏休みの学習の状況を見ていて、今は少しずつ二者面談を行っています。3年生はもちろんですが、1・2年生にも声をかけていっています。授業を担当している生徒さんの場合は、授業内でお話しをする場合もあります。それ以外の生徒さんには立ち話のときもありますし、時間を取ってお話をする場合もありますが、その生徒さんに必要かなと思われることをしっかりと話していくように心がけています。

その中で共通してお話をしていることは、「前を向いて歩いていくこと」の大切さです。
いろんな結果や辛い経験をすると、どうしても立ち止まりがちになってしまいます。もちろん、いったん立ち止まっていろいろと冷静に考えてみることは、上記にも書いたとおり、とても大切です。でも、そこであきらめて動かなくなってしまったらもったいないと思います。方向性が決まったら、少しずつでもまた前を向いて歩き始める、それが大切なのかなと思います。

うまくいかないときはどうしても前へと進むのが怖くなってしまうことがあります。そんなときに、そっと背中を押してあげられるような、そんなお話しをさせていただけたらと思っています。その言葉や方法は生徒さんによって違いますが、共通をしていることは「前を向いて歩みを止めないということ」です。

これから特に受験生にとっては、大切な時期でもあり、メンタル面などでも負担が大きい時期に入ってきます。そんなときに、その負担を緩和させてあげるような声かけを考えつつ、メンタルを鍛えていくこともしていく必要があるかなと思います。

10月は進路決定も大詰めを迎えてきます。一人ひとりが希望する進路を実現できるよう、勉強面はもちろんですが、メンタルの面でもサポートしていけたらと思います。

いろんな可能性を見て行く学校 ~獨協埼玉高校を訪ねて

2016年09月16日 23時13分08秒 | 受験・学校
先日、獨協埼玉高校の学校説明会に参加してきました。
毎年ではありませんが、数年に一度の割合で当塾からも入学生がいます。昨年も2人が進学して、頑張っていることと思います。

獨協埼玉の特徴といえば、他校とは違いコース制も特待制度もないことです。
これは「中3の段階でいろんなコースに振り分けてしまうのではなく、最初はみんな一緒にはじめ、いろんな可能性を見ていく」という学校の方針に基づくものだそうです。

他の私立高校は、学校の中にいくつかのコースがあり、受験時にコースを選ばせるのが普通です。自分のやりたいこと、目標が決まっている人には、そのほうが目的意識を持ちやすく、メリットも大きいと思いますが、反面、中3の段階では、まだ「自分がどんな人で、どんなことに向いているか分からない」という人も多くいるように思います。

だからこそ「獨協埼玉は最初からコースを分けるのではなく、みなが同じコースで学び、高校生活を通しながら自分の方向性を見極めていけるようにしている」そのような説明を受けました。

正直、そのような考えに今まで触れたことがなかったので「なるほどなぁ…」と言うのが感想で、とても印象に残る言葉となりました。

最近の私立高校はコース制を多くの学校でとっています。

進学校としての顔を持つコースと付属校としてのコースを持つ学校
勉強を中心としたコースと部活動を中心としたコース
普通科のカリキュラムで学ぶコースと特徴的な学習内容を持つコース

いろんなコースに分けてそれらをもつことで、それぞれの目的にあった学びや、自分が学びたいものを選び取っていくことができるというメリットがある反面、15歳の中3の段階で、なかなか自分がやりたいことや目標とする大学を問われても、なかなか決められないというのも事実だと思います。

1つの学校に複数のコースを持つことで、いろんな目的意識をもった生徒さんを集め、集団として1つの目標に向かって成長をさせていくこともできますし、あえてコースにわけず、1つのクラスに雑多な目標や夢を持つ人が集まることで生まれてくる効果もあると思います。

これは、どちらが良い悪いではなくて、こういう2つの考え方をふまえたうえで、自分で選び取っていくことが大切なんだろうと思います。目標がはっきりしている人、学びたい学問がある人、まだまだ自分を探さなくてはいけない人、それぞれ立場が違えば見えてくる風景も違うと思いますので、それぞれの立場でどの学校を選んでいくのが最適なのかを選んでいく必要があるのではないかと思います。

私立の高校は、それぞれに見学の精神があり、目標とする学校像があります。今回の獨協埼玉のように、コース制や奨学金制度を持たない学校もああれば、たくさんのコースを有し、頑張る生徒さんを応援するための奨学金や特待制度を持つ学校もあります。

どれが正解・不正解ではなく、それぞれの学校の内容をきちんと吟味をして選び取っていくということ、それが高校3年間を有意義にするためにも大切なのではないかなと思いました。

塾からのお知らせ【9/15版】

2016年09月15日 23時12分26秒 | お知らせ
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公立高校入試まで あと168日
私立高校入試まで あと129日
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≪9/25までの予定≫
◇9/16(金) ○学校訪問(國學院栃木、白鴎大足利)
◇9/17(土) ◎理社国授業(3年:19:40-21:30)
◆9/18(日) ▲休塾日
◇9/19(月) □祝日ですが、平常どおり授業・習熟があります
◇9/20(火)    
◇9/21(水) 
◇9/22(木) □祝日ですが、平常どおり授業・習熟があります
◇9/23(金) 
◇9/24(土) ◎理社国授業(3年:19:40-21:30)◎英検対策講座(予定)
◆9/25(日) ▲休塾日■UPテスト実施日◎英検対策講座(予定)
※予定はやむを得ない理由により変更をする場合があります。その際は、メールなどでお知らせいたします。
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【お申込み】
◎漢検(10/29実施、9/27締切)
◎英検対策講座(詳しくは、該当者に後日連絡)

≪9/19、9/22は平常どおり授業・習熟があります≫
9/19及び9/22は祝日ですが、平常どおり授業・習熟があります。外出などでお休みをされる場合は、お早めに塾までお知らせください。

≪漢検≫
漢検の申込みを引き続き受け付けています。お申込みをされる皆さんは、27日までに申込書に費用を添えて塾までご持参ください。
◇漢検(10/29実施、9/27締切)

≪英検対策講座を実施いたします≫
当塾で英検をお申込みいただいた皆様を対象に英検対策講座を実施いたします。日程は、9/24・25、10/1・2を予定しています。詳しい内容や時間割は、来週の初めまでに決定して該当する皆様に連絡を致しますので、今しばらくお待ちください。

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≪空席状況≫
※当日になってから生徒さんの欠席などにより空席が出た場合は、LINEにてお知らせいたします。(公式LINEをあらかじめご登録ください。)
【授業】
◆9/18(日) お休み
◇9/19(月) 15:40-、16:40-(祝日なので、夕方に臨時を入れます)
◇9/20(火) 空席はありません   
◇9/21(水) 19:40-、20:40-
◇9/22(木) 15:40-、16:40-(祝日なので、夕方に臨時を入れます)
◇9/23(金) 空席はありません
◇9/24(土) 15:40-(臨時)、16:40-、18:40-
◆9/25(日) お休み

【習熟】
◆9/18(日) お休み
◇9/19(月) 20:40-
◇9/20(火) 18:40-、20:40-   
◇9/21(水) 空席はありません
◇9/22(木) 20:40-
◇9/23(金) 20:40-
◇9/24(土) 習熟はお休みです
◆9/25(日) お休み

≪9/25までの自習時間・受付時間≫
◇9/16(金) 16:00-21:30
◇9/17(土) 14:00-20:30
◆9/18(日) お休み
◇9/19(月) 16:00-21:30
◇9/20(火) 16:00-21:30   
◇9/21(水) 16:00-21:30
◇9/22(木) 16:00-21:30
◇9/23(金) 16:00-21:30
◇9/24(土) 14:00-20:30
◆9/25(日) 未定

≪進路・学習のご相談の受付≫
◇質問フォームまたはLINEにてご連絡をいただければ、折り返し塾よりご連絡をさせていただきます
・質問フォーム⇒http://goo.gl/forms/mhfObikaV7Fmphq63
・公式LINE⇒@vhq7427b

現役合格率98.7%の驚異 ~佐野日大高校をたずねて

2016年09月14日 22時58分28秒 | 受験・学校
先日、佐野日大高校の説明会に参加してきました。
佐野日大というと思い出すのが、現役合格率の高さです。
最近は私立高校はどこでも現役合格率が高くなってきていますが、その中でも佐野日大の98.7%という数字は飛びぬけた驚異だと私は思います。

私立高校多しといえども、ここまで高い現役合格率は見たことがありません。その秘密は、佐野日大は付属校としての顔と進学校としての顔を併せ持つ、そのことに理由があると思います。

日大の附属というと、全員が日大に行くのかと思いがちですが、そうではないようです。佐野日大からは東大や京大への進学者も出ています。そういった難関国公立・私立への実績をあげているのは、佐野日大が進学校と付属校の顔を併せ持つからと言えます。

3つあるコースのうち、特進コースはいわゆる進学校の顔を持つ部分で、進学コースが付属校としての顔を持つ部分といえると思います。その間にあるスーパー進学コースが、その両方の顔を持つコースで、同じ学校の中に進学校と付属校の2つの学校が同居している、そんなふうにいうことができるかもしれません。

特進コースは特進αクラスとSSコース(SSH指定校としての顔を最大に生かすクラス)、特進クラスの3つに分かれています。特進αは言うまでもなく、最難関国公立・私立を目指すクラスですが、この中で一番興味を引かれるのはSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)指定校としての強みを生かしたSSクラスです。

SSH指定校というと、理科的なことばかりやっているようにも見えそうですが、佐野日大のSSクラスは、将来には外国で研究成果を発表することを前提に、英語のスピーチにも力を入れているそうです。SSHというと理科・数学ばっかりというイメージですが、英語にも力をいえれているというあたりが、特徴的なのかなと思います。実際に各種のコンクールyコンテストなどにも参加しているようで、プレゼンの技術なども学べるのも1つの特徴だと思います。

そして、付属校としての顔を持つ進学コースの進学率は、なんと100%だそうです。進学コースは、佐野日大の中では最も入りやすいコースですが、そのコースの進学率が100%というのは、今までの見たことがない数字です。

付属校としての顔を持つコースですので、6割が日大へ進学するそうですが、残りの生徒さん達も部活推薦なども含めてですが、日大以外の大学などへ進学していき、結果的に100%を実現しているそうです。

公立高校などでは成績の良い生徒さんは進学ができると思いますが、下位のほうになってしまうと、推薦などをもらうことも難しく、なかなか進学ができないと聞きます。それに比べると、付属校としてのメリットを生かしたとしても、100%という進学率は驚きだなと思いました。

佐野日大は日大の付属校ですが、日大というと中堅私大というイメージがあります。ただ、大学受験における中堅は、高校受験では上位に食い込んでいる人でも合格するのはなかなか難しいといえます。

埼玉の公立高校で、高校受験の偏差値65レベルの高校でも、日大への合格率は3~4程度といわれています。それから比べると、偏差値帯から見れば、そこまで難しくない進学コースから6割以上の生徒さんが日大に進学できるのは、付属校としても大きなメリットだといえると思います。

大学受験のときに付属校へ行った生徒さんと、進学校へ行った生徒さんとで逆転現象がおこるという話もチラホラ聞きます。それを考えると、付属校としてのメリットは大きいのかなとも思います。

難関国公立・私大から日大の付属校としての顔まで幅広い顔を持つ佐野日大。興味のある人は、無料の判定模試もあるようなので、ぜひ受験して進学の可能性を確認してみてはいかがでしょうか?

佐野日大・学力判定模試については、佐野日大のホームページをご覧ください
http://high.sanonihon-u-h.ed.jp/?page_id=13

サマスペ写真集・3

2016年09月13日 22時35分52秒 | 幸彩学習塾の取り組み
8/25-8/27にかけて行われたサマスペの様子をご紹介しています。
今回が最終回、3日目の様子です。

3日目は、2日目引き続き、受験によく出る分野の学習の学習と、1日目に行った模試の復習を中心に学習をしました。そして最後には、サマスペの感想文を書いてもらいました。

     

最終日のミニ学校説明会には、花咲徳栄高校の募集科長の出井先生と、駒込高校の河合・校長先生と川蜜先生にお越しいただき、お話しをいただきました。

   

駒込高校の河合校長先生からは、これからの日本がどんな道を歩んでいくことになるのか、その中で、これからを生きる中学生の皆さんは、どのように生きていったらいいのか、とても示唆に富むお話しをいただきました。

最後に書いてもらった感想文を読んでも、河合先生のお話が印象に残った人が多かったようです。以前から私が「2030年、自分にしかない武器を持て」という話をしてきましたが、その話の意味や、進路を決めるとはただ高校を選ぶことではなくて、その先の未来を決めていくことになる、そんなことが分かってくれたのではないかと思います。

河合先生、とても貴重なお話をありがとうございました。

最後に、サマスペの感想文を皆さんに書いてもらいました。



これで全3日間にわたるサマスペを全て無事に終了することができました。はじめは「1日に10時間、それを3日間もやるなんて無理」と言っていた皆さんも、終われば全員がしっかりと完走しゴールをしていました。

この3日間で得たこと学んだとを、これからの学習に生かせるように、皆さんには頑張って欲しいと思います。

3日間、お疲れさまでした!

サマスペ写真集・2

2016年09月12日 22時40分54秒 | 幸彩学習塾の取り組み
サマスペ2日目は、受験でよく出る分野の学習を中心に行っていきました。ここで意識をしたのは、問題を解くための“型”をしっかりと覚えるということ。型を身につけることで、早く正確にできるようになってくると思います。

     

 2日目は、西武台千葉高校の根岸先生と、國學院栃木高校の村上先生にお越しいただき、ミニ学校説明会を実施させていただきました。

     

この日もしっかりとメモを取りながら話を聞くことができましたね。

 2日目も10時間の学習を終えて、無事に終えることができました。