幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

4回目

2019年12月11日 16時39分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
「なんだか4回ぐらいやったら、覚えてきたんですよね」

ある生徒さんが漢字が苦手だというので、同じプリントを6枚出して、1日に1枚ずつやるように課題を出した時のことです。
1週間たっていざチェックテストという時に、今までなら直前までプリントを見ていた生徒さんが、今回は直前にプリントを見ることをしませんでした。
私が「余裕だね」と言ったときにくれた返事が冒頭の言葉でした。

そのときに思い出したのは、以前、心理学を専門にしている先生のお話でした。
「自信がない子には、4回同じような内容をやらせると効果的」
そんな話をその先生がしていたのを思い出して、いま目の前で起こっていることとの一致に驚きました。
「4回繰り返す」という言葉が、改めて思い出された瞬間でした。

その生徒さんは無事にその日の漢字チェックテストを満点で通過しました。
以前のテストでは、漢字で失点していたとのことで始めたこの取り組みですが、繰り返しやることで結果は出せる、そんなことを本人も知れたのではないかなと思います。

点数を伸ばすにはいろんな課題があります。
その一番最初に課題となるものは「暗記」です。
これがなかなか進まないという方も多いと思います。
一回やって覚えたはずなのに忘れたとなると、自分には暗記は無理といってやらなくなってしまう人もいます。
でも、今回の生徒さんのように、何回か繰り返せばできるようになる、そういう人がほとんどだと思います。
実際に理科や社会が苦手という生徒さんにも同様に同じプリントを何枚か渡してやってもらいました。
もちろん個人差はありますが、やはり4回以上やったところで成果が出てきて、満点かそれに近い点数を取ることができるようになってきました。

1・2度のチャレンジであきらめては、どうやらもったいないようです。
「覚えたはずなのに…」という皆さんは、時間をしっかりかけて4回をまずは目指してチャレンジしてほしいと思います。
もちろん個人差はあると思いますが、「4回」という数字は、一つの目標ラインになるようです。

「自分でやります」という言葉は嬉しいのだけれども…

2019年12月09日 16時39分31秒 | 日記・エッセイ・コラム
期末テストが返ってきました。皆さん結果はどうだったでしょうか?
2学期はどの学年も内容が難しくなってくる時期。思うように得点できなかった、そんな人もいるのではないかなと思います。

そんな生徒さんには、授業や休み時間の時に、順番に声をかけていきます。
今回のテストに向けてどんな勉強をしたのか、どれくらいの時間や量を学習したのか、そんなことを皆さんに聞いていきます。
そのうえで、次回のテストに向けて「どうする?」と聞くと、「自分でまた頑張ってきます」と答えてくれる生徒さんが多くいます。
こういってくれると、皆さんのたくましさを感じます。
自分なりにやってみる、その決意はとてもうれしいものです。
でも同時に私には、不安も横切ります。

「自分でやってみます」という言葉は、一見とても前向きな言葉に聞こえます。
事実、本当に自分でしっかりとやり始めて、その次のテストでは、とても良い結果を残した生徒さんもたくさんいます。
でも、時々ですが、この「自分でやってみます」という言葉を隠れ蓑にして、自分の苦手から逃げてしまう生徒さんも見られます。

私たちも「自分でやります」といわれると、様子を見ることになります。
授業で教えたりするわけではありませんので、その教科について宿題を出したりすることもありません。
授業などでその教科を取ると、いやでもその教科と向き合う時間ができてしまいます。
でも、「自分でやる」といえば、そういったことから逃れられると踏んで、「自分でやる」ということを隠れ蓑にしてしまう生徒さんがいます。

私はもしもそんなふうに生徒さんに言われたら、これからどんなふうにして自分で学習をしていくつもりなのかを聞くことにしています。
それが具体的でない場合は、ちょっと気を付けるようにしています。

そんな生徒さんには、必要に応じて、どんなふうに進めるのかの具体策を一緒に考えるようにします。
併せてそれをチェックするようなルーティンを入れて、「自分でやる」という言葉がしっかりと実現できるようにサポートをしていくことをしていきます。
もちろん、自分なりのやり方や具体的なやり方を持っている人には、それを実行してもらうようにしています。
しかし、それが具体的でない場合は、「自分でやる」が逃げにならないように、必要ならばサポートをしていきます。

勉強は本来は自分でできるようになることが理想です。
それゆえに「自分でやりたい」という言葉は嬉しい言葉でもあります。
それならばそれを体現できるように、塾としてはサポートをしていきたいと思っています。
そのうえで、なかなか自分一人での学習が難しい場合は、私たちの出番。皆さんを授業などでサポートしていけたらと思います。

ノートを見れば分かること

2019年12月06日 11時27分49秒 | 日記・エッセイ・コラム
個別毎日課題をはじめてから、皆さんが家庭で学習してきたプリントやノートを見る機会が増えてきました。
それまでも、授業の時に皆さんがノートをとっている姿は何度も見てきていました。
でも、家庭学習でのノートの方が、皆さんが自由に書くことができるので、勉強に対する姿勢が濃く表れると思います。
個別毎日課題のチェックでは、やってあるかどうかはもちろんですが、どんなふうにノートに書いてやっているかも注目しています。

こうして改めて皆さんのノートを見てみると、本当に千差万別です。
ただ答えしか書いていないものから、間違えたところの深勉まできちんとされているものまで、その差がとても大きく感じます。

ノートを取るときのポイントはいくつかあると思いますが、一番大切にしてほしいのは『再現性』です。
そのノートを見たときに、もう一度問題を根拠をもって解くことができるかどうか、ここが最低ラインだと思います。

↑やり方や考え方が書いてあり、再現性も高そうなノート

答えしか書いていないと、どうやって解いたのかがわかりません。
途中式がないと、どう式を変形していったのかがわかりません。
図がないと、どうやってその式をたてたのかがわかりません。

これは数学だけでなく他の教科も同じです。その問題を解くための『根拠』や『過程』がわからないノートは、ノートとしては失格だと思います。

また、字の丁寧さも大切ですね。
時々『自分が読めるからいい』とか言っている人がいます。
他人が読むことがないノートだったら、まあそれでもいいかもしれませんが、グチャッと書かれた字だと、たとえ自分の字でも、読みたくなくなるものです。

それに、普段から字を丁寧に書く習慣がないと、いざテストとというときに、丁寧にかけないものです。
だからこそ、普段からの丁寧さが必要だと思います。

↑付箋を使うなどの工夫を始めた人も。
だんだんと成長していっていますね。

こうして個別毎日課題を通して、皆さんの勉強に対する姿勢を見てみると、まだまだ改善できるところが多くあるように思います。
それら1つ1つを返却時に伝えたり講評に書いたりしながら、皆さんのノートの取り方をより良いものにしていけたらと思います。

保護者の皆様、ぜひ今度、お子さんのノートを見てみてください。どんな姿勢で勉強に取り組んでいるかが分かります。
もし、ノートの取り方がまずそうだなあと思いましたら、ぜひ塾までご連絡ください。
生徒さんと一緒にノートの取り方の改善に努めていこうと思います。

もちろん、私たちも普段からノートチェックをしっかりとしていきます。

塾からのお知らせ【12/5版】

2019年12月05日 14時16分19秒 | お知らせ

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≪12/15までの予定≫
◇12/6(金) ◎L&S授業(21:00-21:50)
◇12/7(土) ◎理社国授業(19:00-22:00) ▽三者面談日 ▽臨時授業日
◇12/8(日) ■埼玉新聞模試 ■埼玉1.2テスト ▽三者面談日 ▽臨時授業日
◇12/9(月) 
◇12/10(火) ▽英検申込締切日
◇12/11(水) 
◇12/12(木) 
◇12/13(金) ◎L&S授業(21:00-21:50) ▽冬期講習・冬スぺ申込み締切日
◇12/14(土) ◎理社国授業(19:00-22:00) 
◇12/15(日) ◎高校入試ガイダンス(15:00-17:00、イリス)
▶予定はやむを得ない理由により変更をする場合があります。その際は、メールなどでお知らせいたします。
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【申込み、提出】
◇【中3】高校入試ガイダンス申込み(12/11締切)
◇【全員】冬期講習の申込書(12/13締切)
◇【中3】冬スぺの申込書(12/13締切)
◇【希望者】英検の申込み(12/10締切、1/25実施)


≪冬期講習について≫
◇冬期講習の申込みは、12/13(金)までとなります。冬期講習としての追加の有無にかかわらず、全員にご提出を頂く必要がありますので、忘れずにご提出をお願い致します。
◇冬期講習の申込みの控えについては、12/2(月)より順次返却・郵送しております。
◇冬期講習の空席状況については、LINE及びブログにてお知らせいたします。

≪埼玉1・2テストについて≫
12/8(日)に埼玉1・2テストが実施されます。
受験票は手渡しで配布しておりますので、当日までに塾で受け取るようにお願いいたします。
予め受験票に記載されている受験会場と時間割をご確認ください。志望校コードを記入し、当日受験票をご持参ください。
※当日、会場で受験ができない場合は、後日塾で受験していただくことになります。その場合の詳細については、改めてご連絡いたします。

≪埼玉新聞模試について≫
12/8(日)に埼玉新聞模試が実施されます。受験票をお確かめの上、会場や時間、持ち物にご注意ください。

≪臨時授業のお知らせ≫
臨時授業を下記の通り行います。冬期講習の振替等にぜひご活用ください。臨時授業をご希望の際は、LINE等でご連絡ください。
◎12/7(土)
10:00-10:50、11:00-11:50、13:00-13:50、14:00-14:50、15:00-15:50(定員各3名、英語のみ)

◎12/8(日)
10:00-10:50、11:00-11:50、13:00-13:50、14:00-14:50、15:00-15:50、16:00-16:50、17:00-17:50(定員各3名、英語のみ)
19:00-19:50、20:00-20:50、21:00-21:50(定員各6名、英数)
※習熟の振替は、平常の時間割で空席のある日をご活用ください。

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≪空席状況≫
※当日になってからの空席はLINEでお知らせします。

【授業】
◇12/6(金) 19:00- 5教科、20:00- 数学、21:00- 数学
◇12/7(土) 10:00-15:50 英語
◇12/8(日) 10:00-17:50 英語、19:00-21:50 英数
◇12/9(月) 19:00- 英語、20:00- 英数
◇12/10(火) 19:00- 英語、20:00- 数学、21:00- 5教科
◇12/11(水) 19:00- 英語、20:00- 英語、21:00- 英数
◇12/12(木) 21:00- 数学
◇12/13(金) 19:00- 5教科、20:00- 数学、21:00- 数学
◇12/14(土) 個別の授業はありません
◇12/15(日) 個別の授業はありません

【習熟】
◇12/6(金) 19:00-
◇12/7(土) 習熟はお休みです
◇12/8(日) 習熟はお休みです
◇12/9(月) 20:00-
◇12/10(火) 20:00-
◇12/11(水) 20:00- 、21:00-
◇12/12(木) 21:00-
◇12/13(金) 空席はありません
◇12/14(土) 習熟はお休みです
◇12/15(日) 習熟はお休みです

≪12/15までの自習時間・受付時間≫
◇12/6(金) 15:00-22:00
◇12/7(土) 10:00-18:00
◇12/8(日) 13:00-18:00
◇12/9(月) 15:00-22:00
◇12/10(火) 15:00-22:00
◇12/11(水) 15:00-22:00
◇12/12(木) 15:00-22:00
◇12/13(金) 15:00-22:00
◇12/14(土) 15:00-18:00
◇12/15(日) 休塾日
▶自習時間については変更になる場合があります。変更の場合はLINEにておしらせいたしますので、ご確認ください。

≪進路・学習のご相談の受付≫
◇公式LINEにてご連絡をいただければ、折り返し塾よりご連絡をさせていただきます。

負の清算

2019年12月04日 11時32分17秒 | 日記・エッセイ・コラム
『勉強をやっているけれど、なかなか結果がでない』
そういう相談を受けることがあります。
もちろん人によって理由は様々ですが、もし『1・2年生の時にちゃんと勉強やってこなかったかも』という場合に考えられるのは、『負の清算』が済んでないというケースです。

3年生になって受験勉強を始めたのに、なかなか成績が上がらないということがあります。
『1日◯時間もやっているのに…』
そう思うこともたくさんあって、時にめげてしまいそうになるときもあると思います。

今まで、それこそゼロだった自主勉強が3時間・4時間と増えれば、成績上昇への期待は膨らみますが、なかなかうまくいかないのも現実だとだと思います。
これは『負の清算』が済んでいないからだと私は思っています。

つまり、3年生になってから頑張り始めたとしても、1・2年生の間にサボってしまった分の取り返しに時間がかかっている、ということです。

入試の問題は3年間のすべての内容が問われますから、3年生から頑張って3年の内容は完璧でも、点数にすれば33点分にしかならないということです。(実際はこんな単純ではないと思いますが。)

つまり、入試で50点、80点、100点を取ろうとすれば、当然1・2年の内容を確実に理解する必要があり、それを取り戻すのに時間がかかっている、そう考えることができると思います。

逆を言えば、1・2年生の時にサボってしまった結果できた負の部分の清算が終われば、成績は上がり始めるはずです。
でも、その前に挫折してしまう人もいて、『勉強をやってもダメだった』という思い出だけが残るという悲しい結果になっているようにも感じます。

この負の部分を清算するには、それこそ時間をかけてしっかりと理解をしていくしかありません。
サボってしまった分を取り戻すわけですから、その量にもよりますが、清算がすむまでは時間がかかると思います。
でも、そこは覚悟が必要です。
すぐには結果はでないかもしれない。
でも、諦めずにやり続ける、いつの日か清算が終わる、そう信じて頑張ることが大切です。

とは言っても、なかなか一人でこれに立ち向かうのは大変だと思います。
だからこそ、塾をうまく活用して欲しいと思います。
負になっているところを一人で乗り越えようとするのではなく、塾の授業を活用したり、質問したりして、それぞれの課題を乗り越えていって欲しいと思います。

逆に言えば、1・2年生の時からの積み重ねは大切だということです。
よく言われる勉強の目安に『毎日、学年プラス1時間の勉強をしよう』というのがありますが、これは妥当な時間だと思います。

この時間数で取り組んでいくと、3年間で、
(2×365)+(3×365)+(4×365)=3,285時間
となります。
もし、1・2年のときにサボってしまい、この分を3年生だけで取り戻そうとすると、3,285÷365=9時間となり、なかなかの量になってしまいます。

実際には相乗効果もあるので、ここまで極端ではない気はしますが、やはり積み重ねてきた人にはそう簡単には勝てないということもわかると思います。

もちろん、伸び悩む理由はこれだけではありません。『1・2年の時も頑張ってやってきたのに』という人もいると思います。

皆さんそれぞれにいろんな理由が考えられますので、『私はどうしたらいい?』という場合は、ぜひ声をかけてみてください。

ただ、何事も即効性があるわけではなく、すぐに結果が出ない場合もあります。だからこそ一度やると決めたら、覚悟を持ってやり続ける、その気持ちは大切にしてくださいね。