石川潤(獣医師・帯広)のコラム 「鈍感力」という言葉が話題になっている。人生万事、あまりピリ ピリせず、少しのんびり行こう、ということらしい。動物を見ると 活発に行動する犬や猫に比べ、牛はのんびりとして鈍感そうに 見える。動物の生理機能を調節する自律神経のうち、興奮や運動 などで交感神経が緊張すると血圧が上がり心拍数も増えるが、 安静時は副交換神経が優位である。行動派の犬や猫は交感神 経型、おっとり型の牛は副交換神経型の動物といえる。しかし、 牛はいざとなれば走るのは速いし、闘牛のように激しいファイトも できる。「鈍感力」を磨くには、牛を見習うのがよいのかも。 自律神経系は血液成分にも影響して、交感神経型の犬や猫は 白血球の中の顆粒球が多くリンパ球が少ない。逆に副交換神経 型の牛は、リンパ球が優勢である。リンパ球は免疫機能の調整役 なので、数が減少したり機能不全があると、感染症やアレルギ- などが発生しやすい。この点でも、牛型人間はお勧めである。ただ、 その牛でさえ、広い牧場で牧草を食べてゆうゆうと寝そべっている 時代ではなくなった。牛乳や牛肉の増産のため牧草だけでは足り ず、配合肥料などカロリ-たっぷりの副食を食べさせられる。この ため、肥満や病気も多く、寿命も短くなった。最近の牛はのんびり と見えても、意外とストレスが多いのである。 もうすこし仔細に交換神経型タイプ・副交換神経型タイプ・ 理想のバランス型タイプ
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