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元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ビ-ルの魅力「新津やすこ解説」

2007-07-24 15:30:00 | うんちく・小ネタ

世界に80種 色も味も多彩                                              さわやかな野外の空気の中、冷えた黄金色のビ-ルをジンギス                             カンとともに味わう幸せは、道産子の定番。大手メ-カ-三社の                              工場と二十社を超える地ビ-ル醸造所を持つ北海道は、新鮮な                             ビ-ルをいつでも味わえるビ-ル好きの楽園です。しかし、ビ-ル                            にはいろいろな種類があることは、意外と知られていません。                                ビ-ルの種類(「ピアスタイル」と言います)は、大きく分類して世                             界中に八十種類もあると言われています。色は白、赤、茶、黒、緑、                          青、紫、ピンクとカラフル。味も苦いもの、甘いものもあります。アル                            コ-ル度数も幅広く、一度未満から、日本酒より高い三十度まで                             あります。日本でよく飲まれている、冷やして飲む黄金色のビ-ル                            は「ビルスナ-」と呼ばれるピアスタイルで、世界でも最も飲まれ                             ています。麦芽の量を減らした節税型発泡酒や、第三のビ-ルも、                            このスタイルを参考にしています。ピアスタイルが生まれる要因に                           は、その土地で得られる原料、その土地の人々の嗜好、二-ズ、                            経済状態などが影響しています。価格が安い節税型発泡酒などが                            よく飲まれるのも、今の日本の状態を表しているのかもしれません。                           しかし、せっかく多彩な食材がある北海道で、多彩なビ-ルを楽し                            まないともったいない。そこで、さまざまなビ-ルの魅力を紹介して                             いきたいと思います。                                                      (にいつ・やすこ)=十勝管内足寄町生まれ。1995年に日本地ビ                            -ル協会ピアテスタ-(ビ-ルのソムリエ)を習得。97年から上位                            資格のシニア・ピアジャッチとなり、ビ-ルコンテストの審査員や                             文化センタ-講師を努めている。

地ビ-ルに多いエ-ル                                                八十種類以上もあるビ-ルの種類(ピアスタイル)を発酵のタイプ                             で大きく分けると二種類に分かれます。常温でよく発酵する「上面                            発酵酵母」を用いるビ-ルを「エ-ル(上面発酵ビ-ル)」と言いま                           す。また、低温で発酵する「下面発酵酵母」を用いるビ-ルを「ラ                             ガ-(下面発酵ビ-ル)」と言います。ラガ-は、十九世紀後半に                             冷蔵施設が発明されてから世界中に広がり、現在世界の主流で                             すが、それ以前はエ-ルが世界のビ-ルの主流でした。エ-ルの                           味の特徴は、フリ-ティ-な香りと味、コクがあるなどの個性的な                            味わいで、地ビ-ルでも多数の醸造所で作られています。道内の                            地ビ-ルで最も有名なエ-ルは、北見市のオホ-ツクビ-ルか作                            る「エ-ル」と「マイルドスタウト」でしょう。世界的に有名な英国人の                           ビ-ル評論家の著書でも紹介されています。また、大沼ビ-ルの                           「アルト」は国内の地ビ-ル審査会で毎回受賞しています。バナナ                            のような香りを持つヴァイツェンは小麦を使い、エ-ル酵母の仲間                            であるヴァイツェン酵母で発酵させます。苦みが少なくフル-ティ-                            な味わいで人気が高く、全道各地の醸造所で作られています。                             北海道はドイツと食材が似ているためか、ドイツのピアスタイルと                             ドイツ料理を提供する地ビ-ルレストランが多いようです。ジャガイモ                           料理には甘みのあるヴァイツェン、ソ-セ-ジには、モルトのコクと                            苦みがあるのに後味がスッキリとしたアルトビ-ルがピッタリです。

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