゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

人にやさしい医療って !?

2007-07-28 14:50:00 | 健康・病気

永六輔著「伝言」より                                                       いま、長野県の男性の平均寿命が沖縄を抜いて一位になった。                             なぜ、トップになったのか。鎌田實さん(諏訪中央病院院長)や                              内藤いづみさん(佐久総合病院)が中心になって、30年以上前か                            らこれからの医療は在宅だというふうに切り換えていったことが要                            因だと思われる。内藤いづみさんは、山梨県の甲府にお住まいの                            在宅ポスピスのお医者さん。この方はイギリスで勉強して、福祉と                            介護は重なっていることを大事にしていらっしゃる。ところか゛、イギ                            リスでの本来のあり方を甲府に持ち込もうとすると、医師会と考え                            方が違う。それで、内藤さんは医師会をやめて、自分の考え方を                             大切にする。鎌田さん、内藤さんといろいろとお話をした、その中で                            話題になったことのひとつが、臨終のときのこと。最期を看取るとき、                           医者はいないほうがいい。看護婦(看護師)さんもいないほうがい                           い。そんな話になった。家族だけだからいいので、家族以外の人が                           一人でもいたら、そこは家じゃない。いままでは、お医者さんがいて、                          脈とか呼吸とか瞳孔とか診ながら「ご臨終です」と言ってました。                             でも、いまは違うシステムが可能なんです。痛みをとる医療、ペイン                            クリニックが進んでいますから、苦しいとか痛いとかはありません。                            臨終が間もなくだ、となったら、医療スタッフは全部いなくなって、                             家族だけにしてあげることができる。これがどれほど優しく、そして、                           温かいか。学校ではそういうことは教えない。学校で教えるのは、                            医療の技術だけ。                                                         患者が医者に伝える、医者が患者に伝える・・・・そこにはいろいろ                            な伝え方があるということ、それを教えなければいけません。

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