つい最近まで、元気なお姿をお見かけしていました。85歳での 今世との別離に、最後まで背筋のシャキットした、元気な容姿が 目に焼きついています。一年ほど前に、奥さんに先立たれました。 よくお二人で歩いているのを見かけることがありました。奥さんは 骨粗鬆症で早くから腰が曲がっていました。でも口達者な方で、 それは楽しい方でした。そんな彼女を側でサポ-トしていたのが とても印象的でした。そんなお二人と出会ってから20年位が経過 しています。ご主人は最後までシャキット元気で忽然と今世からの 旅立ちは理想的な一生に思えます。彼のような一生でありたいと は常日頃思っていても、10年位前までは、唯年輪を重ねるだけに 終始していました。15年程前から毎年5年間位定期健診を受けま した。それは仕事の内容がかなりハ-ドになって、疲労がなかな か取れない状態に成ったためです。検診の結果は、微妙な数値で 要注意でした。それまでは、医学の発達が目覚しい成果を上げて いて、体調不良は投薬でたちどころに完治するものと一方的に思 っていました。それは、少年期に眼科でも耳鼻科でも整骨院でも 勿論内科(風邪や下痢など)でも適切に処理してくれて完治した 記憶があったためです。ところが壮年期に差し掛かっての体調不 良に対して、何ら処置をしてくれない状況にただただ戸惑いました。 そのうちに体調は悪化(疲労が目まいを誘発)、小水時のキレの悪 さに、加齢のせいと段々諦めの境地に陥ったのを記憶しています。
自分の体は自分で守る。そのことで自己啓発に目覚め、機会ある ごとに、多岐にわたる情報を収集しました。その結果得た結論は、 心・体・食のバランスを如何に構築するかということでした。人は、 皆等しく、楽しく、健康で生涯をすごす為に生まれてきた。一生の うちに、時々障害に会うのは緊張感とリラックスとを体感し中間を 知ることが、最も体調にとって好ましいからです。また、人間も動物 であることを忘れてはならないことです。字のとおり、動く物と書き ます。最小限動かないと、例えばマラソンランナ-か゛毎日何十 キロも練習で走っているからと、二~三日休むとたちまち筋肉が 落ちて、張りがなくなり、ぶょぶょに成るとの事です。そのように、 人は適宜動くことによって、筋肉が構築され元気な体調を維持でき るということです。一番重要な、そのことを知ることにより、毎朝十分 程度のストレッチを五年以上継続して行っています。その他季節の よい時期には、毎週日曜日の休日に約七キロ前後のウォ-キング を楽しんでいます。またかって車や自転車を利用していた、近距離 の用事足しはできるだけ歩くことにしています。食事は就寝の2時 間前のときの遅い夕食は、消化に時間のかかる炭水化物系や重た い感じの物は極力避けています。事情で食べ過ぎたり飲みすぎると、 間違いなく夜中に寝言やイビキをかき迷惑をかけるようです。おかげ 様で今は、小水の切れもそこそこに良好で朝の勃起も正常を維持 しています。人は遺伝子と酵素の働きで体調は維持されています。 常にベストな状態は表層体温で36、5℃の時に活発に機能すると 言われています。私も起床時に36℃を切って、35、9℃位のときは 不調でした。現在は季節と天候によって0、2~0、4℃の差を確認し ていますが、冬場で36、2℃~夏場36、5℃を確保して良好です。