゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

濃いおしっこ・薄いおしっこ「當瀬規嗣解説」

2007-07-16 15:30:00 | 健康・病気

おしっこの様子を、日々観察すると、おしっこの色はいろいろと変                             化していることに気づきます。あるときは全く透明で色がない。                              まるで水だけがでていっているようなときもあります。また、あると                             きは黄色い色がついている。また、あるときは褐色から茶色をお                             びて、見ようによっては赤く見えたりします。でも、これらの色は異                            常ではありません。例えば、喫茶店でコ-ヒ-を飲みながら1~2                             時間ぐらいおしゃべりをするとトイレに立ちたくなりますが、そまとき                            のおしっこは色がありません。コ-ヒ-にはおしっこの排泄を促す                            作用があり、また、たいていはコ-ヒ-と一緒に水を飲んでいるの                           で、腎臓は過剰な水分をおしっことして出すからです。辛いカレ-                             を食べて水をたくさん飲んだときも同じことが起きます。このような                             おしっこを「希釈尿」といいます。一方、炎天下でスポ-ツやジョキ                            ングなどをしてクタクタになったときにも、おしっこは出るわけで、そ                            のときのおしっこはとても濃い褐色をしていることが多いのです。                             体は水分不足ですから、腎臓は水をなるべく出さないで、体のごみ                            だけを出そうとします。それで尿の着色成分(ウロクロム)も濃縮さ                            れ色がつくのです。これを「濃縮尿」といいます。濃縮尿が出たとき                            には体が水分不足でであるシグナルですから、積極的に水分を取                            りましょう。おしっこをじっくりとご覧になることはあまりないかもしれ                            ませんが、健康のために、できれば毎回、色ぐらいは確認してもい                            いかなと思います。(とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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