goo blog サービス終了のお知らせ 

あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

記憶

2007-11-13 07:04:28 | つれづれ
先日「星新一 一〇〇一話を作った人」を読み終え、彼の本を読み直してみようと思った。
書店で手に取った一冊は「きまぐれロボット」
ページを進めて行くにつれ、次の本を求め続けたあの頃を思い出した。ただ、少し毒が足りない?と思ったが、谷川俊太郎さんの解説で、子ども向けの作品であることを知り、納得した。

ただ、心に引っ掛かる何がが足りないように感じる…が、星さんが意図的にそれを排していたこと、そして、本来はまとめて読むものではなく、それぞれ独で発表されたことを考えてみると、また違った感じ方がある。

歩道脇のいちょうが、少しずつ色づきはじめている。僕らが「秋」を思い出すのは、その葉の一枚、木の一本ではなく、それらが集まって奏でる「彩り」なんだと思う。

そう、僕の記憶の中の「星新一」も、彼の作品全てが醸し出す彩りに包まれている…

さて、僕のこの秋を彩るのは、なんだろう…
それは色鉛筆でなく、自分自身が描いていくものだということは、わかっているけれど…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする