水滴

たっぷりと言うにはほど遠いが、眠りを実感する眠りだった。目覚めは、それほど悪くない。

台風の影響であろう雨風により、今朝も冷え込んでいる。この陽気がいつまで続くのかと思っているうちに出掛ける時間となった。

道すがら、紫陽花の花が咲き始めようとしているのを見かけた。花の見頃はまだ先だが、水滴を受けた葉は、その緑が一層映えているように感じた。雨の日でないと感じられない美しさだろう。

水滴は、僕の心にも潤いをくれた。