先週末、石巻に行った。現地でボランティア活動を続けている仲間に誘われ、彼らの活動に参加した。
被災地でのボランティア活動は、9月に南三陸町に行って以来だった。石巻にはその時の帰りと、そしてその前の6月に福島に寄った後に行った。6月に行ったのは、当時関わっていたイベントで被災地での活動を紹介しようと思ってのことだったが、その時に雄勝地区というところから来られていた硯職人の方と出会い、7月のイベントでそこで買った硯を使いお客さんに寄せ書きをしてもらい、9月に届けに行った。企画は思惑通りにはいかなかったが、忙しい中対応してくれた職人さんの笑顔は今も忘れられない。
さて、今回参加したのは「サンライス元気村プロジェクト」という活動で、仮設住宅に暮らす一人暮らしのお年寄りの家々を訪問し全国から寄せられた支援によるお米を届けながら、その方々のお話を伺いながらその暮らしぶりを確認するというものだ。詳しくはホームページを見ていただきたい。
初日は、既に何度もこの活動に参加されている方と一緒に回らせてもらった。お年寄りたちと和やかにお話しする様子を見ながら、この活動の意味を実感した。
僕らが逆に元気づけられるような話を伺うこともあれば、行政に対する不満を聞き続けることもある。そして、哀しいお話を伺うことも… 「ここまで踏み込んでは…」と躊躇しつつ、敢えて少し踏み込んで話をしてみた。もちろん、相手の方を傷つけない範囲でだが。表面だけをなぞるような会話では、その人の心に風を送ることはできないと思ってのことだが、今回はたまたまうまくいっただけかもしれない。
2日目には山形の女子高生と一緒に回ったが、彼女からも学ぶことがあった。ただ、もっと彼女に話をさせてあげられたらと、後悔が残っている。ただ、それは次に行った時に活かせればいい。そして、正直そんな出会いもボランティア活動の楽しみで、今回も素敵な仲間たちとの出会いを楽しんだ。
来週で震災から一年を迎える。復興が進んでいるところもあれば、まだまだ手つかずのところもある。被災した方々も、前に向かって歩き出している方もいれば、支援に頼らざるを得ない方もいる。「復興し始めている」という言葉だけで一律に捉えてしまっては現実を理解することはできない。
だから、まだまだ僕らがボランティア活動に携わっていかなければならないと思う。ただ、局面は現在進行形で変わっていて、いつまでも同じ活動をしていればいいというものでもないのだと思う。「支援」の形も変わっていくし、変わっていかなければならない。そして時に、それを外にいる僕らから意見する必要もあるんじゃないだろうか。
そんなことを考えつつ、これからしばらくの間、最低でも月一回は石巻に行ってみようと思っている。阪神淡路大震災の時は何もできなかったが、今回は何かしたいという強い思いがあり、実際に何かしらはできるとも思う。
もちろん、石巻だけが被災地ではない。南三陸町ではまだ災害ボランティアセンターが設置されていて、先日ようやく商業施設のがれきを撤去する許可が下り、作業を開始したという。宮城だけでなく、岩手や福島にも支援が必要だ。
現地でのボランティア活動に参加する、自分の住む場所で支援活動に取り組む、被災者支援のために募金をする、被災地のものを買って応援する、被災地を訪れ観光を通じ現地を応援する… 形はそれぞれでもいい。ただ、同じ時代に同じ国に生きるものとして、これからも被災地の人々のことを心にとめて歩いていきたいと思う。
被災地でのボランティア活動は、9月に南三陸町に行って以来だった。石巻にはその時の帰りと、そしてその前の6月に福島に寄った後に行った。6月に行ったのは、当時関わっていたイベントで被災地での活動を紹介しようと思ってのことだったが、その時に雄勝地区というところから来られていた硯職人の方と出会い、7月のイベントでそこで買った硯を使いお客さんに寄せ書きをしてもらい、9月に届けに行った。企画は思惑通りにはいかなかったが、忙しい中対応してくれた職人さんの笑顔は今も忘れられない。
さて、今回参加したのは「サンライス元気村プロジェクト」という活動で、仮設住宅に暮らす一人暮らしのお年寄りの家々を訪問し全国から寄せられた支援によるお米を届けながら、その方々のお話を伺いながらその暮らしぶりを確認するというものだ。詳しくはホームページを見ていただきたい。
初日は、既に何度もこの活動に参加されている方と一緒に回らせてもらった。お年寄りたちと和やかにお話しする様子を見ながら、この活動の意味を実感した。
僕らが逆に元気づけられるような話を伺うこともあれば、行政に対する不満を聞き続けることもある。そして、哀しいお話を伺うことも… 「ここまで踏み込んでは…」と躊躇しつつ、敢えて少し踏み込んで話をしてみた。もちろん、相手の方を傷つけない範囲でだが。表面だけをなぞるような会話では、その人の心に風を送ることはできないと思ってのことだが、今回はたまたまうまくいっただけかもしれない。
2日目には山形の女子高生と一緒に回ったが、彼女からも学ぶことがあった。ただ、もっと彼女に話をさせてあげられたらと、後悔が残っている。ただ、それは次に行った時に活かせればいい。そして、正直そんな出会いもボランティア活動の楽しみで、今回も素敵な仲間たちとの出会いを楽しんだ。
来週で震災から一年を迎える。復興が進んでいるところもあれば、まだまだ手つかずのところもある。被災した方々も、前に向かって歩き出している方もいれば、支援に頼らざるを得ない方もいる。「復興し始めている」という言葉だけで一律に捉えてしまっては現実を理解することはできない。
だから、まだまだ僕らがボランティア活動に携わっていかなければならないと思う。ただ、局面は現在進行形で変わっていて、いつまでも同じ活動をしていればいいというものでもないのだと思う。「支援」の形も変わっていくし、変わっていかなければならない。そして時に、それを外にいる僕らから意見する必要もあるんじゃないだろうか。
そんなことを考えつつ、これからしばらくの間、最低でも月一回は石巻に行ってみようと思っている。阪神淡路大震災の時は何もできなかったが、今回は何かしたいという強い思いがあり、実際に何かしらはできるとも思う。
もちろん、石巻だけが被災地ではない。南三陸町ではまだ災害ボランティアセンターが設置されていて、先日ようやく商業施設のがれきを撤去する許可が下り、作業を開始したという。宮城だけでなく、岩手や福島にも支援が必要だ。
現地でのボランティア活動に参加する、自分の住む場所で支援活動に取り組む、被災者支援のために募金をする、被災地のものを買って応援する、被災地を訪れ観光を通じ現地を応援する… 形はそれぞれでもいい。ただ、同じ時代に同じ国に生きるものとして、これからも被災地の人々のことを心にとめて歩いていきたいと思う。