感想

風邪は「治そう」という気持ちが強くないと治らないようで、夜遅くまでテレビを見ていたりする僕は、その気持ちがあるとは見てもらえないのだろう。

昨夜は『家政婦のミタ』の最終回だった。何気なく見始めたのがあの特異なキャラに引き込まれ最後まで見続けた。いや、あの子どもたちがミタさんのお陰で少しずつ逞しくなっていく姿も魅力的だった。そして、ミタさんの笑顔が見られて良かった。

ミタさんが抱えていたような悩みは、「ドラマだから」と、片付けられるものなのだろうか。最近もストーカーによる殺人事件があったが、残された被害者は「自分のせいで」と苦しみながら生きていくのだろう。そうした事件の報道に触れる度に腹立たしくなる。とともに、自分がいつ加害者にならないとも限らないのではと、漠然とした不安が残る。

それほどまでに人を好きになったことがないと言えばそれまでだが、もしかしたら、その人を深く思う気持ちが届かなかったら、僕もそんな行為に及んでしまうのではないか…と。

週末はクリスマス。今年も寂しい日になるが、街中に笑顔が溢れていたらいい。僕はそのお裾分けで十分…としよう。