ふるさとの山歩き、樹木、カメラ、家庭菜園の日記

山歩き・歴史の散歩・樹木観察・デジタル一眼レフ・家庭菜園などの活動記録です。

50年前の韓国旅行(2日目:釜山に着いて)

2021年07月31日 | 旅行

 7月31日(土)、朝早く甲板に出て、下船するまで釜山港を眺めた。

入国が認められ、持参した83ドルをウオンに両替した。1ドル=367Wで、30,000円が30,461Wになった。

  初めて足を踏み入れた韓国はまだ薄暗く、港の周りに浮浪者風の男たちがたむろし、怖かった。少し歩いて、目の前に見える小高い丘に登った。おそらく今は釜山タワーが建っている竜頭山(ヨンドンサン)公園だった。竜頭山は、対馬藩の公使館ともいうべき「倭館」の構内だったと、司馬遼太郎が「街道をゆく 韓のくに紀行」に書いているのを、後に読んだ。それには、我々より2か月前の5月に、取材旅行で竜頭山に登ったときのことが書かれていた。丘の上から、釜山の港や町を遠くまで見渡すことが出来た。
 朝鮮戦争で戦死した16か国の兵士が眠る国連共同墓地に行った。

 現像代が高いので、むやみに撮らなかった。カメラは、親からの借り物。シャッターを押せば、撮れるものと思っていた。わずかに撮った写真はほとんどがピンボケで、おまけにけちって白黒に焼いたのが残念だった。

 列車に乗った。前の席の女子学生が我々を日本人だと気付いて、当時ヒットしていたブルーライト・ヨコハマを歌い出した。たどたどしい日本語だったので、思わず一緒になって歌った。

海雲台に着くと、一斉に降りた海水浴客に連れられて下車し、ビーチや海岸通りを歩いた。

 夕方になって旅館らしき建物に行くと、出てきた子供が「イルボン!イルボン!」と叫んで、奥からおばさんを連れてきた。おばさんは日本語が話せて、韓国最初の宿は簡単に決まった。

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