ふるさとの山歩き、樹木、カメラ、家庭菜園の日記

山歩き・歴史の散歩・樹木観察・デジタル一眼レフ・家庭菜園などの活動記録です。

しま山「大嶽」

2021年12月25日 | 山歩き

 2021年12月21日(火)、しま山百選のひとつ柳井市平群島の大嶽(おおだけ、271m)に登った。平群島は、柳井市の南約20kmにある細長い島で、架橋されていない山口県最大の島。朝6時に家を出て、バス・JRを乗り継ぎ、柳井港から1時間40分フェリーに乗り、4時間後の10時10分平郡東港に着いた。

島の滞在時間は、帰りのフェリーが出る14時までの3時間50分。大嶽は、港の後背地の山頂近くにそびえる立岩で、平郡三景のひとつ。登山口から約1km、歩行の目安時間は上り約40分・下り約30分。

海の神様をまつる海童(わだつみ)神社からの登山道は急で、ロープがあって助かった。

登っていくと、あちらこちらにあるセメントに砕石を練り込んだようなコンクリートの塊(?)が目に付いた。山頂に近づくほどそれが大きくなり、しかも形が人工的に造られているように見えてきた。

頂上の岩は、2~3畳の広さがあり、砕石で出来ているようだった。

眼下に平群島東の集落とその向こうに四国、北方面一杯に周防大島が見えた。周防大島が横にずーと広がり、その大きさに驚いた。

砕石を練り込んだようなコンクリートの塊(?)がずーと気になり、頂上の岩の周りを観察した。

下山して、柳井市指定の天然記念物海蔵院の大ソテツを見たり、集落内を散策した。

何だろう?

帰って調べると、中国・四国地方に伝わる伝説上の河童のような生き物「猿猴(えんこう)」が人の通行を妨げるのを防ぐための「石仏」だったようだ。港には、特産「平郡タコ」のタコツボが積まれていた。14時発のフェリーに乗った。正面が大嶽。

フェリーのデッキから、コンクリートの塊(?)に時間を取られ、観損なった3つの島が連なる平郡三景のひとつ「五十谷三島(いやみしま)」を眺めた。

砕石を練り込んだようなコンクリートの塊は、安山岩の集塊岩〔しゅうかいがん、大小の岩石を含む火山砕屑(さいせつ)岩、火山噴出物が固まって出来た岩石〕だったようだ。

 

 

 

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