ふるさとの山歩き、樹木、カメラ、家庭菜園の日記

山歩き・歴史の散歩・樹木観察・デジタル一眼レフ・家庭菜園などの活動記録です。

野島

2023年09月09日 | しま

 2023年9月6日(水)、防府市の南東約15㎞の沖合にある野島に行った。北の大津島「魚雷見張所跡」から見た野島。

三田尻港から、12時30分発の定期船「レインボーあかね」に乗った。乗船客は、宅配便の兄ちゃんと二人だった。

事前に野島のことを調べたら、防府市出身の直木賞作家伊集院静さんの小説「機関車先生」の舞台になった島だと紹介されていた。30分後、野島に着くやいなや、図書館で借りて読んだ小説の場面を思い浮かべながら、島内を散策した。

周防野島灯台(白灯台)
 草が生い茂り、あまり手入れがされていない小道を、迷いながら登って、やっと着いた。小説に書かれていた「右手に九州、国東半島の突端が青く霞んで、左手に四国、佐多岬が水平線に浮かんでいる」を期待して登ったが、木々に覆われ、海が見えなかった。

野島小中学校
 中学校は廃校になり、小中学校になっていた。本土から児童、生徒の渡船通学を受け入れている。門を入ったところに、「機関車先生」の記念碑が建てられていた。「ばあちゃん、もう春は来とるんかな」。小説の1ページ1行目の文章だった。

大笑い観音
 「いつまでも笑いを忘れず楽しく暮らしたい」との願いを込めて、平成8年8月8日(ハ・ハ・ハの日)に建立された。

津久美浜
 丸く、黒っぽい小石がびっしりあった。

 見たことがない草花が咲いている。何という花だろう。よく見ると木の枝に咲いていた。木花だった。帰って調べると海浜に生える、北のハマナスと対比される南の「ハマゴウ」だった。

矢立神社の隣に、診療所があった。ここが機関車先生の下宿先「阿部医院」だろうか?
 人家が集中している野島港を眺めた。

平島・沖島
 赤灯台の波止場から、右から津久美浜・平島・沖島、その向こうに大津島が見えた。

 16時30分発の帰りの定期船には、渡船通学の小中学生と先生、郵便局員らしき人、宅配便の兄ちゃんほか20名弱が乗った。デッキに出してもらえなかったので、島全体の写真が撮れなかったのが残念だった。

 

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