2025年3月7日(金)、笠岡諸島の真鍋島に行った。笠岡の住吉港から約18km。パンフレットには、昔の面影残る「歴史」と「映画」の島と紹介されている。歴史は、平安時代に付近の島々を支配していた水軍真鍋氏の根拠地で史跡がある。映画は、「瀬戸内少年野球団」などロケ地になったというもの。8時10分発の船に乗って、約1時間後に本浦港に着いた。
さっそく城山(126.8m)に向かう。猫が親しげに近寄ってくる。
岩坪地区の墓地内にある五輪石塔群を見学した。五輪石塔群
平安時代末期から戦国時代末期まで400年間に造られた真鍋氏代々の墓。
尾根沿いにある城山の小径に寄った。水仙の島六島(むしま)に近いので、真鍋島にもスイセンが咲いているだろうと勝手に思っていたが、ここ以外あまり見かけなかった。
真鍋島の最高峰「城山(126.8m)」
これから向かう阿弥陀山、その向こうに六島、小飛島、大飛島を眺めた。小飛島と大飛島は重なって見え、小飛島の向こうに大飛島がある。
東は香川県の佐柳島、西は北木島。
よく整備された尾根伝いの道を、真鍋城跡、阿弥陀山に向かった。
真鍋城跡
阿弥陀山(山の神、121m)
真鍋城跡同様、眺望がなかったのが残念だった。
ふれあいパーク
正面に北木島が見える。
天神鼻展望台から本浦港と城山を眺めた。
本浦地区の狭い路地を歩き回った。真鍋家の「なまこかべ」と樹齢300年のホルトノキ
圓福寺(えんふくじ):795年開基の古刹。境内には御影石製の寄付版が沢山あり、島で大切に守られていると思った。
真鍋中学校
昭和24年完成の全国でも珍しい現存する木造建築。映画「瀬戸内少年野球団」のロケ地。出演者を調べると、夏目雅子・郷ひろみ・渡辺謙・ちあきなおみなど、よく知った名前が並んでいた。映画に興味がなかったので、知らなんだ。
見るもの全てが物珍しく、歩き詰めの6時間だった。