「亀戸天神参道~境内へ」
「亀戸天神」の参道から中に入りました。
鳥居様の前にも「葛餅の船橋屋」がありました。その向え側には”べっ甲飴”のお店もあります。
見事な鳥居様です。
そして鳥居様の脇には梅の木が見頃を迎えていました。
鳥居をくぐると橋があります。なんとも風情がありますね。
この橋の上から亀戸天神の全体が一望できます。
なにやら梅の花の香りが漂ってきました。
境内をゆっくりと散策します。
境内の様子は、また、明日です。
と言う事で亀戸の結婚式場へ行く前に、錦糸町で降りて散策する事にしました。
「JR錦糸町駅~錦糸公園~亀戸天神」
私が若い頃の錦糸町のイメージと言えば正直言って場末の繁華街と言う感じでしたが現在は駅前の再開発も終わり洗練された街に変貌していました。
JR北口には「巨大な輪っか」のオブジェがあります。
これは「“ECHO”エコー」と名付けられ、ヘ音記号を2つ組み合わせたものなんだとか。
オブジェを吊るすワイヤーは五線譜をあらわしているそうです。
97年9月にお目見えしたこの物体は、アメリカの彫刻家、ローレン・マドソンの作品だそうです。
JR錦糸町駅北口に出て徒歩3分、「錦糸公園」に向かいました。
「錦糸公園」の入り口にはすでに早咲きの桜が咲いていました。
「錦糸公園」には「千種神社」がありました。
まずはお参りを。
公園の中に入ると大勢の人が居ました、毎月一回開催されている”フリーマーケット”らしいです。
この”フリーマーケット”は東京では代々木公園の次に次ぐ古いフリーマーケットだそうです。
中でも私の目に引いたのは中古カメラを並べている店です。
結婚式じゃなければ、じっくり品定めしたかったですね。
錦糸公園から商業施設「olinas」を通り過ぎて天神橋へと向かいます。
天神橋を渡ってすぐの所に「船橋屋 亀戸天神前本店」がありました。
「船橋屋」は江戸文化2年創業の和菓子屋さんで特にくず餅は202年の歴史があり、亀戸天神の参拝土産として有名です。
「亀戸天神」参道の入り口に着きました。
ここから「亀戸天神」の中へ入ります。
続きは明日です。
今日は甥っ子の結婚式で東京の下町亀戸まで行って来ます。
昨年の12月は姪っ子の結婚式で横浜へ。
1月はお袋(享年88歳)の葬式で札幌へ。
先月はお袋の49日で再び札幌へ。
そして今日は甥っ子の結婚式。
ここの所、毎月何か行事があります。
おまけに今月は昨年8月から携わってきた物件が竣工引渡しを迎えるのでまだまだ忙しい日々が続きます。
そんな訳でしばらく映画も観る暇がありません。
早く落ちついてゆっくり映画三昧したいものです。
そんな中でも、ブログを更新している私は本当は暇な人?
さ~て、亀戸で何かブログのネタでも探してきます!
松岡圭祐 著 「バグ」を紹介します。
「黒いコートの男が殺しにくる!」と叫び、小学六年の少年が自らの腹をナイフで刺す事件が起きた。
その後、小中学生による同様の自殺未遂、事故が続出。
事態を重く見た政府機関は、ゲーム会社フォレストの新製品「アクセラ4」に着目した。
子供達は事件前にこのゲームで遊んでいたのだ。
対応に追われた同社社長の桐生は、技術開発部長の津久井に疑念を抱いた…。
ゲーム業界の企業間の闘い、ゲームの子どもたちへの影響、企業秘密を売ったと疑われる社員、ゲームソフト、ハード制作会社の内情、私利私欲に走る重役たち、家庭内の問題を抱えた社長、壊れかけた結婚生活に涙する社員、そして日本中で突然起きた子どもたちの連続自殺未遂事件。
ゲームによって自殺行為を犯す少年たち・・・
はたして、その原因とは?
山本 兼一 著 「火天の城」を紹介します。
「あの山のいただきに天下にならびなき天守を建てよ」――
七層五重の櫓に南蛮風の意匠を凝らした「安土城」。
それだけの大きさの天守となれば、屋根瓦や壁を含め、建物全体の重さが何万貫になるかしれない。
長い年月にわたって地震や風雪に耐えうるのか。
何万石もの用材の調達、長さを違えた釘を十一万本、屋根瓦は十一万枚・・・。
建築に必要な番匠(大工)が延べ十三万七千七百人。
それ以外の職人を含めれば毎日千人から必要であり、延べ総数が百万を軽く超える。
運搬の人間まで加えれば、六十六州を総動員するほどの人間が必要だ。
「この天主は化け物だ。」
又右衛門はそう思った。
だが、又右衛門は引き受けた。
「ようは自分自身がこの天守を建てたいかどうかである。」
巨大な「安土城」築城を命ぜられた番匠棟梁岡部又右門と息子の以俊(もちとし)は信長の無理難題を形にする為、この前代未聞の大プロジェクトに挑む。
これは、超一流の技術と気概で数々の障害を乗り越え、前代未聞の建築物を作った大工集団の戦国版プロジェクトX。
織田信長の安土城は時代小説で何度も出てくるので知っている方も多いと思いますが、この城を建てる側から書かれた小説はこれが初めてでしょう。
実際の建築の次第、順序がどう行われたか。
材料はどこからどう調達したのか。
建物の細部の工夫をどう凝らしたか。
築城における建築の内面がスリルと緊張に満ちた小説として描かれています。
そして、読んでいる内に「木の心」の深さ、「石の心」の深さが心に染み渡ります。
建築関係の仕事に従事されている方は是非一読を!
2004年 松本清張賞 受賞
2005年 直木賞候補作
山本一力 著 「蒼龍」を紹介します。
オール讀物新人賞を受賞した「蒼龍」の他、力作中篇四作を収録。
「のぼりうなぎ」
弥助は腕利きの指物職人だ。その弥助が呉服屋近江屋の手代にならないかという話を引き受ける。
しかし、弥助は最初から壁にぶち当たった。というのも、番頭を筆頭に手代から小僧に至るまで弥助に対する風当たりは強い。皆、近江屋の看板を背負っている意識が強くて、外部の人間に冷たいのだ。その冷たさは客に対しても表れている。それをどうにかしたくて近江屋九右衛門は弥助を雇ったのだ。折しも、同じ呉服の業界では越後屋が急速に商いを広げている最中である…
「節分かれ」
高之介は父である稲取屋勝衛門のやり方に不満を持っている。蔵にある灘萬からの酒が残り少なくなっており、大きな取引先である小田原屋から催促が来ているのだ。この際、灘萬以外からも仕入れるべきだと主張するが、勝衛門は首を縦に振らない。そればかりか、灘萬にたいする恩義を忘れて商売をすることはありえないことだと高之介を叱責する。
公儀の締め付けは厳しくなる一方だったので、勝衛門には勝算があったのだ。公儀の締め付けは、札差しの借金をちゃらにするという暴挙となって現れた。この結果、景気が著しく悪化する。勝衛門は、ここで、灘の酒を二十文という安さで売るという勝負に出た。
「菜の花のかんざし」
堀晋作の元に届けられたのは、堀家の一大事だった。若殿が馬を制御しきれなくなって落馬し、さらに馬に蹴られて死んでしまった。その時、正次郎は側にいた。そして正次郎は胸のうちが収まらない奥方の怨みを買って、座敷の閉じこめられた。この正次郎を面白く思っていなかった大東が正次郎を愚弄した。意趣返しである。これに正次郎は公然と刃向かい大東を殺してしまった。
追って、藩からの刺客がやってくるだろう。晋作は覚悟を決めた。そして、息子・真之介と、娘・かえでも覚悟させる必要があると思った。妻・柚木乃には咎めがないだろうから、今の内に逃げろと言ったが、柚木乃は晋作に食ってかかる。息子と娘を道連れにするつもりなのですかと。
「長い串」
土佐藩はこの年参勤交代で国に帰る年に当たっていた。若い吉岡徹之介を道中奉行として、一行は島田の宿までやって来た。ここで雨のため足止めをくらった。他藩も同様である。ここで、徹之介は人足頭の傳吉に相撲の勝負を挑む。勝てば他藩より先に川を渡らせろというのが勝負の内容である。
そのころ、土佐藩江戸留守居役の森勘左衛門は一行が無事に国に戻れているかをやきもきしながら過ごしていた。その中で、知遇を得たのは掛川藩の江戸留守居役の甲賀伊織であった。土佐藩の藩祖はもともと掛川領主だった。そのため、二人はうち解ける中になった。
ある日、大目付から森勘左衛門は呼び出しを受けた。内容は島田宿での相撲のことである。これが問題となっていた…
「蒼龍」
大工の弦太郎には借金が五十両あった。始めにケチがついたのは博打での五両だった。悪いことは重なるもので、妻の兄が店の金に手をつけた。その額は五十両であった。博打の借金は弦太郎の親方に肩代わりをしてもらったものの、五十両が残っている。
そんな中、弦太郎の目にとまったのは岩屋の張り紙である。そこに書かれていたのは、茶碗・湯飲みの新柄を求む。礼金五両。ほかに一対焼くごとに、金二文。となっていた。
これだ。弦太郎は早速絵柄を書き始めた。
時代物ではあるけれど、人と人とのつき合い、親子の情、友情、お客を大切にする心など、どれも現代にも通じるものばかり。
助けられたり助けたり。
人と人とのいい関係がそこにはある。
人と人の在り方や心の持ち方など大切なことを改めて教えてもらえる素晴らしい作品です。
小笠原 慧 著 「DZ(デイーズイー)」を紹介します。
第二十回横溝正史賞正賞受賞作。
アメリカ・ペンシルベニア州で、夫婦の冷凍死体が発見された。
五歳の息子は行方不明のまま、事件は迷宮入りする。
一方、日本では、異常な兆候を示す少女がいた。
数年後、恋人を亡くし、重度障害児施設に赴任した女医・志度涼子は、保護室に閉じ込められた少女に出会う。
そして、運命の歯車は容赦なく回り始めた―。
人類という種が背負った哀しい宿命を、
壮大なスケールで描いたヒューマン・ミステリー。
序盤からのスピード感と重厚な物語は
まるで一級サスペンス映画を観ているようです。
先日の両国で三冠ヘビー級選手権の王座を防衛した「佐々木健介」の話をしましょう。
「佐々木健介」はもともと新日本プロレスの選手でした。
在籍中に女子プロレスラーの北斗晶と結婚する。
2002年11月、鈴木みのる戦を巡る交渉の過程で会社への不信感を理由に新日プロを退団、長州力を中心に設立されたプロレス団体WJプロレスに移籍しましたが、その後WJプロレスが崩壊し、2003年にフリーとなりました。
しかし、しばらく仕事がほとんど無い状態が続き、経済的にも家計が苦しくなっていたそうです。
そんな折、全日本プロレス社長の武藤敬司から直接健介宅に電話があり、参戦オファーを受けました。
この電話に健介、北斗と二人して涙したと語っています。
その後、埼玉県吉川市の自宅に健介オフィスを設立。
妻の北斗晶が健介のマネージャー、プロデュース業に専念し、新日本、全日本などのメジャーからインディーまで幅広い団体に出場することとなりました。
現在は、「鬼嫁」こと北斗晶、「息子」こと中嶋勝彦を交えた「健介ファミリー」プロレスとして観客アピールの幅を大きく広げ、レスラーのみならずタレントとしても活躍しています。
試合会場で貰ったパンフレットにこんなのが載っていました。
スーパーエクササイズの決定版!
その名も
「佐々木健介の健介ブートキャンプ!!」
明らかに「ビリーズブートキャンプ」のパクリです!。
でもこんなDVDを出せるまでの人気になったと言う事でしょう。
さてその中身は・・・。
「本気でカラダを絞りたいのか? ワンサイズ小さい服を着たいのか? ならば、俺についてこい。」
「タルんだ心に水平チョップ!」
「ユルんだ身体にラリアット!」
「鍛える、己の心と身体!!」
「自分を追い込め!」
「自分に甘えるな!」
「自分に負けるな!」
人気レスラー、佐々木健介がメタボな現代の日本人のためにプロレスの訓練をもとに全く新しいエクササイズを誕生させた。
それが「健介ブートキャンプ!!」
強靭なプロレスラーの体作り・基礎訓練をもとに考案、
女性やスポーツ初心者でも取り組みやすい入門編【ダイエットシェイプバージョン】と本格的に体をいじめ抜く上級者コース【超マッスル・バージョン】の2本立て収録。
さらになんと!
健介道場直伝の「特製塩ちゃんこ」の作り方を特別に伝授する「健介フードキャンプ」も収録しているそうです。
これは買わなくちゃ!!
でも、「エクササイズ」でやせる努力をしても「特製塩ちゃんこ」食べたら元に戻ったりして・・・。
YouTubeでその映像がすこし見れます。
また、「健介ファミリーのブログ」もありますよ。
昨晩も両国へプロレスを観に行って来ました。
先月は新日本プロレス、今回は全日本プロレスの興業です。
今回のメイン試合は3冠ヘビー級選手権でした。
試合結果はもうスポーツニュースにも載ってますが、佐々木健介が勝ちました。
やはり試合時間が20分を超える試合は実力が均衡していて、観ていても興奮します。
▽3冠ヘビー級選手権試合60分1本 | ||
○佐々木健介 (王者) |
25分18秒 片エビ固め |
小島聡× (挑戦者) |
今回の試合で私のもう一つの楽しみは、あの名レスラー”ドリー・ファンク Jr.”を生で見れるという事でした。
▽ドリー・ファンク・ジュニア引退試合60分1本 | ||
○ドリー・ファンクJr. 西村修 |
15分7秒 回転足首固め |
天龍源一郎 渕正信× |
”ドリー・ファンク Jr.”は、アメリカのプロレスラーで父親の”ドリー・ファンク・シニア”、弟の”テリー・ファンク”も著名なプロレスラーです。
”テリー・ファンク”とタッグチーム「ザ・ファンクス」を組み、日本でも大活躍しました。
かつてはNWA世界ヘビー級王座を獲得し、日本でもジャイアント馬場・アントニオ猪木・坂口征二と防衛戦を行い、防衛を果たして、実力世界一と謳われた時期もあるほどの名選手です。
また選手としてだけでなく、指導者として多くの後進を育成したことでも知られており門下にはジャンボ鶴田、天龍源一郎、ボブ・バックランド、スタン・ハンセン、テッド・デビアス、ディック・スレーター、ジェフ・ハーディー、マット・ハーディー、ジャイアント・シルバ、クリスチャン・ケージらそうそうたる選手を輩出しています。
全日本に継続参戦している頃はコーチ役も受け持っており、三沢光晴らを指導しその他、門下ではないものの、カート・アングル、西村修も彼の指導を受けているそうです。
その名選手が67歳を迎えた今、本人の希望により馴染みの深い全日本プロレスのリングで引退試合を行いました。
昔TVで観ていたあの”ドリー・ファンク Jr.”の勇姿を観て感激しました。
さすがに動きは若い人にかないませんが、キレのあるショートレンジからの”エルボースマッシュ”や”コブラツイスト”、”ダブルアームスープレックス”など全盛期の技を観せてくれました。
そして最後は
伝家の宝刀”スピニングトーホールド!”
TVで観ていたあの技で決めてくれました。
プロレスを夢中で観ていた少年の頃に戻ったような気分で楽しめました。
玩具修理者は何でも直してくれる。
独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…
死んだ猫だって。
壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。
ある日、私は弟を過って死なせてしまう。
親に知られぬうちにどうにかしなければ。
私は弟を玩具修理者の所へ持って行く…。
人を細かな筋一本一本まで分解して、
壊れたおもちゃを螺子一本一本までも分解して、
そして全てをごちゃ混ぜで完璧に修理する。
気持ちが悪くなるくらいグロイですが、普通に怖い話です。
もう一つの作品は、「酔歩する男」。
無限、永遠、文字通り終わりのない人生。
こちらの方が、あまりにも恐ろしすぎる話です。
第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。