12月に入り、忘年会シーズンに突入しましたね。
こんな御時勢ですが”浮世の憂さ”を酒で晴らすのがいつの時代も庶民の常です。
さて先週、我が事務所では、毎年恒例となっている某御得意先様との忘年会を行いました。
この忘年会にはハリケーン所長も大変気を使っていて、一次会は何時も(我々レベルでは)ワンランク上の店を予約します。
そして二次会はカラオケ店へと云うのが毎年のパターンです。
今年も事務方が一次会の店を予約したのですが、なんと、その場所は「南青山の高級ふぐ料理店」でした。
その店を予約した理由は事務担当の若者が”ただ自分が行ってみたかっただけ”らしいのですがワンランク上どころか2ランクくらい上の店です。
例年の忘年会予算を一次会だけで軽くオーバーしています。
かと言って、この時期、そう簡単に開いている他の店もありませんし、事務方に店の予約を全て任して置いた立場上、今更、ハリケーン所長も嫌とは言えません。
そこで、一計を案じたハリケーン所長から、この忘年会に出席する所員に対して事前に「お触れ書」が出ました。
”客先から言い出さない限りは絶対に二次会へ行いかない事!”
「二次会禁止令」です。
そして19時から始まった忘年会の一次会。
流石は高級ふぐ料理店!
ふぐ刺し・・・、煮こごり・・・、ふぐ茶碗蒸し・・・、ふぐ天婦羅・・・、ふぐちり鍋・・・
1つの料理が出てくるまで時間がかかります。
と、言うか、間が空き過ぎ!
当然、料理が出てくるのを待つ間はひたすら酒を飲むしかありません。
通常は21:00~21:30には終わるはずが、結局、ふぐちり雑炊を食べて、最後のデザートの和風アイスクリームを食べ終わって店を出たのが22:30。
逆に、一次会で解散するには丁度良い時間でした。
ところが・・・
ひれ酒で上機嫌になったハリケーン所長。
私を呼び寄せて一言
”あのカラオケ屋に今から入れるかどうか電話してみて・・・”
”所長、もう22:30ですよ。これから二次会へ行くんですか?”と私。
”お~!OO谷君 タクシーに皆さんをお乗せして!”と所長。
結局、いとも簡単に自ら「二次会禁止令」を撤回したのでした。
一体、あの「お触れ書」は何だったんだ・・・。
その後、二次会に行ったメンバーではダントツに年嵩のハリケーン所長。
カラオケ店でもノリノリで古い歌を歌いまくりました。
どちらが接待する側か判りません。
仕舞には、御得意先から、
”そろそろ所長を先に帰して、若手だけで気兼ねなく飲みせんか?”
と言われる始末。
事務方は何とか所長を先に帰そうとしますが、御得意先がいるからと帰ろうとしません。
結局、所長だけを先に帰すつもりが全員で帰る羽目になりました・・・。
この忘年会で”浮世の憂さ”を晴らしたのはハリケーン所長だけだったようです。