ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

コンクリート ドラゴン

2005-09-22 | 読むこと。
高校で水泳部に入った長女が、新人戦の会場でコンクリートドラゴンを初めて見たと大コーフン!
しかも、ナマで飛び込みの練習を見ることができたと大喜びでした。

そう、私たち親子は森 絵都作「ダイブ!」の大ファン。
森 絵都の作品はどれも大好きですが、これはめずらしくスポーツもので、飛び込みにかける男の子たちの物語です。
コンクリートドラゴンというのは、高さ10メートルの飛び込み台のことで、ここから選手は時速60キロで急降下し、わずか1・4秒の間の演技に点数がつけられるという厳しいスポーツです。
競泳に比べたらマイナーな競技で、テレビではめったにお目にかかれません。
そんな飛び込みに、この本のおかげで、子どもたちはすっかりはまってしまいました。
それくらいこの本はおもしろくて、読み出すと一気に引き込まれること間違いなし!

全4巻で、それぞれ知季・飛沫・要一が主人公になっていて、性格や生い立ち、個性の違いなど魅力的に描かれています。主人公だけでなく、他の登場人物もよく描かれていて、読者によってお気に入りの人物が違うようですね。(ちなみに私は要一ファン)
スポーツものだけあって、競技の説明も詳しいし、4巻のオリンピックの出場を決める大会の様子など、ハラハラ、ドキドキ。
クライマックスでは、涙で字がかすんで読めませんでしたよ

児童文学ですが、森 絵都の作品はどれも大人が読んでも充分おもしろく、せつなくなったり、ぽっと心があったかくなったり。
読みやすいので、本とはあまり縁のない中学生や高校生にも読んでもらいたいなあ。

昔は「アタックNo.1」に夢中だった私ですが(上戸 彩ちゃんのではありません)、今ではスポーツといえば、本では「ダイブ!」漫画では「スラムダンク」。
「バッテリー」も途中までおもしろかったけど、巧と豪が悩んでばかりいていらいらしたし、「ダイブ!」のほうが読んだあと爽やかです



コメント
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