ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

まっさら。

2007-01-02 | 日々のこと。
あけましておめでとうございます

新しい1年に、どんな絵の具で、どんな絵模様を描きましょう。
まっさらの画用紙に最初の一塗りをする前の、そんな凛とした気持ちになれるお正月です。



まっさら、といえば、子どものころはお正月だからと新しい下着をおろし、よそゆきの服を着せられたものでした。
それで、私も子どもたちが小さいときは、新しい下着とお正月用の服を用意しておいたものです。
「よそゆき」なんて、今や死語となっているのかもしれませんが。

このお正月、私は久しぶりに「よそゆき」をおろしました。
その「よそゆき」、着物でもスーツでもありません。
手織りのストールなんです。

去年の赤れんがフェスタのアート&クラフトフェアで見かけ、わあ素敵!と気に入ったものの、草木染の糸で手織りとなると値段も安くはなくて、ちょっと贅沢だなとあきらめていたストール。
それを去年のクリスマスに、サンタさんがプレゼントしてくれたのでした





シルクウールで手触りもやさしく、なによりカモミールやしそ、ならで染めた色合いが素敵で、普段に使うのはもったいなくて、さていつ使おうかと楽しみにしていました。
けれど、忙しい12月にどこかへ出かける予定もなく、ずっと包みに入ったまま。
それならばいっそ元旦の初詣に、おろしたてでまっさらのストールを巻いていこう、と密かに決めていたのです。


今年の元旦、このあたりではめずらしくよいお天気でした。
子どもたちも準備ができて、私もいそいそとストールを巻いて、さあ出かけようというのに、肝心のおとーさんがテレビの駅伝にかじりついたまま。
結局待ちきれずに3人で近くの神社に出かけ、並んでるときにおとーさんはジャージ姿で走ってやって来ました。
家族の初詣より、駅伝が大事なわけ、と、子どもたちはおとーさんが私たちを探しているのに知らん顔。
たまたま前にいた知り合いの奥さんが「こっち」と、おとーさんを呼んだのでした。
その方のご主人が、おとーさんのかつてのランニング友達。
そこのご主人も駅伝を見られていて、息子さんとお二人で初詣とのことでした。
参拝がすむと、またいそいそと走って帰ったおとーさん。

しかも。
「ストールどうやった?」
「地味やなあ」
「・・・・・」

世のお父さん、くれぐれも言葉には注意しましょうね。
その一言で、夕食のおかずが少なくとも一品減りますよ~。
コメント (7)
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