TAKE6のライブを聴いた。人間の声というのは、こうも美しいものなのかと思った。ア・カペラを生で聴くのは初めてだったが、コンビネーションの素晴らしさと変幻自在の音の世界にただただ酔ってしまった。声という誰もが持っているものを使って、声本来の用途を超えたパフォーマンスを創り出すというのは、結局のところは遊びである。たとえ遊びから始まったものであっても、それが誰にも真似のできない域に達してしまうと職業になる。しかも、遊びであったはずの技を磨けば磨くほど職業としての価値が高まる。遊びから進化した仕事で稼ぐ生活というのは理想である。"no fun, no gain"という標語を掲げる成長企業がある。楽しければ自然と熱心に物事に取り組むものである。熱心に取り組めばそれなりの成果があがる。このような循環を自分の周りに作り上げることが当面の目標である。