熊本熊的日常

日常生活についての雑記

習慣化か

2010年08月18日 | Weblog
今日も木工に出かける前に生協の配達が来た。今回のキャンセル商品は桃。高温等による品質不良だそうだ。木工に出かけている間に生協の配達が届いてしまうと、冬場ならそれほど気にもとめないのだが、夏は冷蔵品や冷凍品のことが気になるので、とりあえず木工からまっすぐ帰ることになる。出かける前に配達が来るとそういう心配がないので、先週も書いた通り、外で食事を済ませてから帰る。

今日も「cha ba na」でビルマ素麺。水曜の昼はビルマ素麺、というのが習慣になってしまうのではないか。木工教室の近くにある「まるみ」というラーメン屋のラーメンもおいしいので、たまに寄ってみようかとも思うのだが、木工を終えるが12時台なので、この時間帯はどこの飲食店もそれなりに客の入りがあって、落ち着いて食べるというわけにはいかない。それで、時間稼ぎも兼ねて住処近くまで移動し、そこで食事ということになり易い。巣鴨に着くのはだいたい1時半前後であることが多い。この時間は昼時の客が一巡し、店のなかが落ち着く頃だろう。

巣鴨というと高齢者の街という印象が強いが、「cha ba na」は巣鴨1丁目なので年寄りの客は少ないようだ。少なくとも私はこの店で高齢者を見かけたことがない。雰囲気としては常連客が多い印象だ。アジア系の男女ふたりで店を切り盛りしているので、客が同時に複数入店すると、メニューによっては時間が多めにかかることもあるが、そういう状況下でもビルマ素麺は比較的早く出来てくる。ただ、以前に一度だけ、品切れになっていたことがある。そのときは、トムヤムラーメンを食べた。私は辛いのが苦手なので、注文する前に辛さについて店の人に尋ねたところ、「それほど辛いものではない」とのことだったので、注文した。「それほど」がどれほどなのかというのが問題なのだが、私の許容範囲の限界くらいだった。辛いもの好きの人にとっては、そのままでは物足りない辛さだと思う。

私が酒を飲むことができるなら、夜も訪れてみたいのだが、バーに酒を飲めない奴がひとりでいるというのは、ちょっと場違いな印象だし、そんな奴がいたら店にとっても迷惑なことではないかと思い、いまだに夜の訪問は遠慮している。でも、どんな人たちが集まる店なのか興味がある。

巣鴨で暮らし始めて1年8ヶ月になるが、基本は自炊なので、近所の飲食店に関する情報量は限られている。そうしたなかで、気に入っている店がいくつかあり、「cha ba na」はその一つになっている。昨日は陶芸のある日で、やはり昼を外で済ませたのだが、火曜日は「cha ba na」のランチ営業が無いので、「くまさん」というアジア料理の店で「スペシャル定食」というのをいただいた。

「くまさん」も常連客で賑わう店である。基本はインド料理のような雰囲気だが、東南アジア系のメニューもあり、店側では「アジア料理」と謳っている。昨日の「スペシャル」は小松菜と卵のカレーとナンを核に、生春巻きとチキンの手羽先焼きとサラダの盛り合わせ、中華スープ、大根のピクルス、飲み物、という少し豪華なセットである。飲み物はラッシーを注文した。どれもおいしいが、一番印象深いのはラッシーだ。本格的ラッシーなのである。都内のインド料理店は、けっこう名前のある店でも「飲むヨーグルト」のような味のものを「ラッシー」と称して出すところが多い。私のなかにある「ラッシー」は「飲むヨーグルト」とは似て非なるものだ。「ラッシー」というものの存在を初めて知ったのは1985年2月にインドを訪れた最初の晩のことである。このブログにも書いているが、初めてインドを訪れた晩、マドラス(現チェンナイ)でのことである。空港に降り立ち、コロンボからの飛行機で一緒だった日本人青年2人と、なんとなく一緒に宿を求めて彷徨い始めた。既に夜10時頃で、不安と疲労と暑さに苛まれていた。たまたま「Lassi」という看板を出した屋台があり、我々3人のなかで1人、インドを訪れるのが2回目だという人が、これは飲むヨーグルトのようなもので、おいしいから飲もう、と言い出し、3人でラッシーを飲んで一服することにした。屋台の少年に注文すると、彼は壷のようなものにヨーグルトのようなものと、氷を放り込み、木の棒のようなもので盛大に撹拌し始めた。そして、できあがったものを壷からドロドロとコップに移して出してくれた。その旨いことといったら、例えようが無い。「くまさん」のラッシーを飲んだとき、そのマドラスでの夜のことが思い浮かんだ。

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