8月11日に電話のあったひかりTVの「会員登録証」というものが先週の土曜日に届いた。無料一点張りの押し売りだったが、会話を録音しているとのことなので社内のコンプラから物言いがついて契約は成立しないかと思った。それが、あれで契約になるらしい。当然にクーリングオフが適用できると思って届いた書類を読んだら、けっこうはっきりと「初期契約解除制度のご案内」という記述があった。それに従って契約解除通知書を作成した。送り先は住所なしで郵便番号(060-8633)と宛名(株式会社NTTぷらら ひかりTV申込受付センター)だけだ。直接乗り込んでくる奴がいるといけないとでも考えたのだろうか。住所は書いてないが、郵便番号で調べれば札幌だ。ほいほいと出かけて行ける場所ではない。それで、送られてきた書類を読んでみると契約主体は加入者である私とサービス提供者である株式会社NTTぷららであるようだ。せっかくなので、解約通知書は窓口であるナントカセンターだけでなく会社を代表している人たちにも送ってあげることにした。それで書類が届いた翌日に所定の解約通知書をナントカセンターと社長以下取締役全員に内容証明郵便で送付した。
無料なら無理強いしても許されるだろうという人を小馬鹿にした了見が気に入らない。今日はチューナーの返送手続きについての電話がかかってきたのだが、「8月24日にヤマト運輸が回収に伺うよう手配しました」と言うのである。こちらの都合などお構いなしだ。この会社は自分たちの都合を一方的に客に押し付けるのが当たり前らしい。その日は留守にする予定なのでその旨を伝えると、「不在票が入ると思うので、そこで回収日を再設定してください」というのである。これも運送賃はタダなのだから言われた通りにしろ、ということなのだろう。規制緩和などで競争環境が大きく変化するなかで既得権に胡座をかいていたら、気付いたときには経営が破綻していた興長銀とか日本航空とか国鉄といったあたりと通じるところがあるのではないか。なにはともあれ、「はい」以外の返事をほとんどすることなく電話を置いた。
チューナーは開梱せずに置いてある。今日、改めて箱を眺めてみたら側面に「本機器につきましては、検査・クリーニングを実施した「リサイクル品」となっております。何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。」とある。中古品を月額540円で貸し付けるけど文句ぬかすな、ということらしい。おもしろいねぇ。
ところで、夜、淡路島から玉葱が20kg届く。今年は株式会社五斗長営農というところが送り主だ。昨年は淡路市役所が送り主だった。発送の扱いは昨年も今年も洲本郵便局。今年は「五斗長玉葱物語」というチラシが入っている。これがいい。一読しただけで食べる前からこの営農集団を応援したくなる。夕食の後に届いたのでまだ食べていなくて味のことは語れないが、立派に育った旨そうな玉葱だ。ふるさと納税というのは上手いこと考えたものだと感心する。今年はすでに尾花沢の西瓜、四万十の鰹節、日田の干椎茸をいただき、どれも十二分に堪能させていただいた。この後もいくつか控えているものがある。ふるさと納税は日本各地それぞれの土地の人々が誇りを持って作り上げたものを知るきっかけになっている。大企業というだけで威張っているような輩には退場してもらい、地に足のついた生活をしている人たちを応援し、そのことで自分も励まされるというようなことが当たり前に展開する社会でありたいものだ。