万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

二階議員こそ日本のために努力を

2015年02月20日 15時58分38秒 | アジア
【本紙前ソウル支局長公判】自民・二階氏「産経も努力を」  慰安婦問題で新聞批判も 訪中には3千人同行予定(産経新聞) - goo ニュース
 1400人を引き連れての二階議員の訪韓団は、日本国内ではすこぶる評判が悪く、”売国議員”とまで罵られる有様です。二階議員は、何故、自らが世論の批判を浴びているのか、理解していないようなのです。

 本日も、二階議員は、元ソウル支局長が朴大統領に対する名誉棄損罪を問われて韓国で拘束されている件について、韓国を批判するどころか、逆に、産経新聞社を批判したと報じらております。その発言の倒錯ぶりには、驚きを禁じ得ません。その発言とは、「気に入らない新聞がいらんことを書いているが、おかしい。物事の経緯、道理をちゃんとわきまえなければ」、「われわれは一生懸命解決の糸口をつかもうと努力している。日本のマスコミならマスコミらしく、協力をある程度してもらわなければならない」と言うものなのです。二階議員が、慰安婦問題について、事実としての経緯を理解しているのか疑わしく、二階議員の”道理”が嘘を認めることであるならば、道理に反しているのは、二階議員の方です。さらに驚愕するのは、二階議員の言動は、政府の解決済みの立場に反していながら、産経新聞社に対して、日本のマスコミらしく協力せよ、と求めていることです。

 日本の議員なら議員らしく、協力することこそ、日本国の国会議員としての責務ではないでしょうか。二階議員には、自らの立場を自覚していただきたいと思うのです。

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コメント (4)
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