万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

韓国メディア掲載の慰安婦写真が証明する強制連行の嘘

2015年05月12日 17時15分42秒 | アジア
慰安婦の「強制連行」をとらえた写真!・・・元日本軍兵士の撮影は「軍部関与」を証明=韓国華字メディア(サーチナ) - goo ニュース
 昨日、韓国メディアは、慰安婦強制連行の証拠として、九人の慰安婦がトラックの荷台に乗せられている写真を掲載したそうです。しかしながら、この写真、疑問に満ちています。

 まず第一に、日本人の従軍カメラマンがこの写真を写した時期は、1937年から1940年の3年間です。韓国では、工場勤務の女子挺身隊を慰安婦動員と混同しておりますが、朝鮮半島において動員が実施されたのは1944年8月のことですので、次期からしますと、韓国の説とは一致ていません(女性達の年齢も高いように見受けられる…)。第2に、写真の女性の大半が、着物姿であることです(朝鮮半島では、朝鮮女性はチマ・チョゴリを着用していたのでは?)。慰安婦の大半は日本女性でしたので、写真の女性達が朝鮮人女性はない可能性も否定はできません。第3に、強制連行の場面であるならば、荷物としてトランクや風呂敷包み(唐草模様は日本国の文様では?)を携えているはずはないのですが、この写真では、女性達は、すっかり旅支度を整えております。第4に、慰安婦達は、写真撮影に恥ずかしげな様子を見せてはいますが、強制連行される者の恐怖は読み取れません。突然に、家族から引き離されて連行されたにしては、皆、穏やかな表情をしているのです。第5に、元韓国人慰安婦の証言の殆ど全てが事業者に騙されたというものですが、9人もの女性達が一度に騙されたとは思えません(個別に慰安所に連れて行かれたのでは?)。

 以上に、大まかに疑問点を挙げましたが、従軍カメラマンに軍が写真を採ることを許可していることを考慮しましても、この写真は、軍の便宜によって(帽子だけでは、実際に日本軍の軍人であるかは判別できませんが…)、慰安婦一向を慰安所に移送している写真と推測されます。中央に、着物を着た年配の婦人が映っており、その周りに8人の女性達が座っていますので、おそらく、この老齢の婦人が、慰安所の経営者か世話人なのではないかと思われます。この写真は、韓国の思惑とは逆に、慰安婦強制連行説を否定する有力な証拠となるのではないかと思うのです。

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コメント (8)
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