本日、日本国では、菅首相の退陣表明を受けて政権与党である自由民主党の総裁選挙が行われます。カナダやドイツでも総選挙が実施されており、主要各国のトップ交代は、目下、世界的な潮流であるかのようです。予め後継者が決定されているわけではないのでしょうが、自民党の総裁選挙では河野太郎氏優勢が伝えられております。
大手メディア各社による世論調査にありましても、殆どの結果が、河野氏への支持がトップです。この現象、’国民に人気のある石破氏’から河野氏に乗り換えたかのようなのですが、石破氏が河野氏を支持している現状からしますと、その背景には、マスメディアに隠然たる力を及ぼしている勢力の意向が働いているのでしょう。’国民に人気のある河野氏’もメディアが演出している幻影なのかもしれず、世論調査の結果は疑わしい限りなのですが、自民党内を見ますと、ここでも奇妙な現象が起きています。それは、自民党員の支持も、過半数に届かないまでも河野氏がトップであるというのです。
保守系の間では、安倍前首相が早くより支持を表明していた高市早苗氏への期待が高く、ネット上の書き込みや投票サイトなどでは同氏に優勢であったそうです。その一方で、河野氏は、日本端子問題で表面化した親中疑惑に加え、野党の方が相応しいとする評があるほどリベラルな政策志向が警戒され、無党派層にあっても人気のあるとは言い難い政治家です。最近では、医科学的根拠のあるワクチン・リスクまで全てデマと言い切ったため、’目的のためには手段を選ばない傲慢不遜で冷酷な暴君’のイメージも定着してしまい、河野政権の誕生を危惧する声も少なくありません。
ワクチン担当相のポストにあった河野氏のことですから、就任早々、ワクチンパスポートの導入やワクチン接種の義務化に着手するかもしれませんし、あらゆる手段を用いて非接種者を接種に追い込むと共に、接種者に対してもリスクの高い追加接種を迫るかもしれません。また、’スピード感を以って仕事をする’と宣言した上で、デジタル化、並びに、脱炭素をも加速化させ、一気にデジタル国民監視体制を敷いてしまう近未来も見えてきます(ファミリー企業である日本端子の利益のため?)。それが、『1984年』に描かれた’ダブルシンキング’を地で行くディストピアであれば、同氏の目指す’ぬくもりある社会’とは、その真逆であると考えた方がよいのかもしれません(悪い冗談にしか聞こえない…)。
’自民党と言えば保守政党ですので、河野氏に対する反発はより強いはずです。ところが、何故か、党員による投票では同氏が最大票数を集めているのは、珍現象と言わざるを得ません。保守政党にあって改革派、あるいは、破壊者とでもいうべき政治家が支持されるという現象は、一体、何を意味するのでしょうか。
河野氏への党員票については、’複数の投票用紙が郵送されてきた’、あるいは、’実態のない幽霊党員の票を集めている’、といった不正投票疑惑も持ち上がっており、自民党総裁選挙がアメリカ大統領選挙の様相を呈してきているとする指摘もあります。真偽のほどは定かではないのですが、不自然な現象の背景には理由や動機があるのが常ですので、’石破氏人気’の演出にも通じる国際勢力による何らかの工作活動があるのかもしれません。
そして、自民党が、河野氏を’自民党の顔’に据えて、来る総選挙を闘うことができるとも思えません。河野氏の親中かつ暴君イメージ、否、実像からしますと、国民の多くは、日本国の未来を同氏に託そうとはしないことでしょう。世論調査の結果ではなく、’真の世論’を読めば、河野氏を選挙の顔とするのは、自民党にとりましては下野のリスクを抱えることを意味します。
となりますと、総選挙にあって予測されるのは、やはり、超国家権力体による対日コントロールのように思えます。つまり、自民党総裁選挙における誘導や操作が国政選挙のレベルでもあり得るのかもしれないのです。まず、自民党総裁選挙にあって河野氏が当選すれば、同勢力の目的は、半ば達成されたこととなりましょう。総選挙で立憲民主党の枝野代表との一騎打ちになれば、リベラル対立となりますので、同権力体にとりましてはどちらが勝利しても構わないからです。その一方で、自民党総裁選挙にあって別の候補者が選ばれた場合には(もっとも、同権力体の河野氏押しは、同氏が最も操縦しやすいからに過ぎないかもしれない…)、同新総裁の取り込みを強化すると共に、それが叶わない場合には、不正選挙が行われる可能性も否定はできなくなります(コロナ化を根拠とした郵便投票法の整備も気掛かり…)。
何れにいたしましても、今般の自民党総裁選挙は不自然さが目立ちます。そして、この不可解さは、超国家権力体による国家への政治介入、あるいは、選挙に際しての双頭作戦(あるいはヒドラ作戦?)の可能性を強く示唆すると共に、民主主義の危機を意味しているように思えるのです。