万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

過ぎ去った政治が三流でも許される時代

2010年05月15日 15時48分02秒 | 日本政治
三原じゅん子氏擁立決定=あべ静江氏も検討―自民(時事通信) - goo ニュース
 かつて、我が国は、”経済一流、政治三流”と評され、政治のレベルはどうあれ、経済が一流であればよいではないか、という風潮がありました。しかしながら、現在の内外の情勢を見ていますと、政治のレベルのこれ以上の低下は、衰退への致命的な一歩になりかねないと思うのです。

 にもかかわらず、最も危機を意識していないのが、政界であることは問題です。民主党も自民党も、はたまた新たに設立された新党もまた、スポーツ選手やタレントばかりを候補者に擁立し、国会に送り込もうとしているのですから。国民が、政治家としての資質に恵まれ、優れた政治能力をもつ人物を選出しようとしても、候補者のなかにそうした人物がいなければ、選びたくても選びようがありません。党レベルでの候補者の選考が、事前の政党による”振いわけ”となりますと、民意は反映されず、民主主義が歪む原因ともなるのです。

 新興国が台頭する中、一流とされた経済もまた、何時までも安泰であるわけはありません。政党が、自国の危機を自覚せず、何も考えずに、従来の手法を踏襲するようでは、我が国の将来は暗いと言わざるを得ないのです。候補者の顔ぶれをみるにつけ、国民の不安が募らすようでは、政治家としての時代感覚に欠けていると思うのです。

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5 コメント

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気になる (Unknown)
2010-06-10 20:43:13
週刊朝日5月7・14合併号が三原じゅん子と母の対談を掲載
母は1941年、栃木県生まれ
三原一姫(かずき)
女の子の名前の下に姫をつけるのは朝鮮の習慣ですよね
父の血筋も国籍も判らないが・・
芸能人の噂話を聞く事ってあるじゃないですか
子供の頃、近所だったんだよ
とか
学校が一緒だった
とか
三原じゅん子の話を聞いた事がある
対談では謙遜した事を言ってるが噂では親が芸能界に入れたくて必死だった
容姿・演技どれをとってもパッとしない割に芸能界から消えないと思ってた
朝鮮では貧しい人が一攫千金を夢見、芸能人になる文化があるそうです
以前、テレビで三原じゅん子本人が
昭和は事務所ばかり儲けアイドルは安月給で扱き使われるパターンが多かったが、うちは親がしっかりしてたので金八先生で売れた時、1億の収入があった
と言ってた
金に対する執着心が凄いですね
松坂慶子も父が韓国人
貧しさから這い上がりたいと娘を売れっ子女優にする為、昭和の時代、平気で裸にしたりポルノ映画に出演させたり
血筋や過去は問わないから日本の為の政治をやって欲しい
日本に帰化した半島の人は多いと思う
彼ら独自の情報ルートがあると思う
三原じゅん子の血筋が半島だったとして、それで当選してしまうのは・・・
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Unknownさん (kuranishi masako)
2010-06-10 21:09:28
 コメントをいただきまして、ありがとうございました。
 現在、帰化問題は、差別問題ではなく、逆差別問題となりつつあります。女性閣僚が、帰化、あるいは、帰化の疑いのある人々で占められていますし、三原じゅん子氏が帰化した方であるとしますと、与野党とも、女性議員は、帰化人が大半と言うことになりそうです(谷氏も同様の問題が・・・)。もしかしますと、男性議員にも同様の現象が起きているかもしれず、帰化問題は、帰化人優遇問題として議論すべきことなのかもしれません。帰化した事実は、やはり、公表すべきと思うのです。
返信する
読んだ? (Unknown)
2011-02-14 18:38:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110210/plc11021000033-n.1.htm
返信する
ページが見つかりません (Unknown)
2011-02-14 18:44:59
産経を御自分で探してみてください
三原議員が日韓図書協定について民主党に意義ありと言ってくれたそうです
国民によく知らされていないのでは?とも
三原の母の時代
親はなぜ姫がつく名をつけたのか
日本人ならあの時代、女の子には子または美を最後につける習慣があった時代
今は人と違った名にしたがる親が多いが
三原の母のルーツは不明
ただ三原の母の父は栃木の市会議員だったこともあったと三原のブログに書いてあります
ルーツは朝鮮でも日本でいい思いをした人は沢山います
日本の役に立つ政治をして欲しい
返信する
Unknownさん (kuranishi masako)
2011-02-14 19:27:22
 コメントをいただきまして、ありがとうございました。
 確かに、三原議員は、日本国の国益のために、異議を唱えたのかもしれません。しかしながら、もし、本人のみならず、二三代前に遡って帰化の事実があるならば、まず、国民に公表していただきたいと思います。もしかしますと、日韓図書協定への反対は、北朝鮮の意向を受けてのことかもしれないのですから。国民は、議員の素性について、知る権利があると思うのです。
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