先日の森ボラで、田中代表から「センブリの根生葉が出てますよ。二年草だから今
出ているのは去年の種から発芽したもので、ロゼット状に葉が広がっていますよ」
との事だったので、昨日午後、葛城の森の群生地に、センブリの根生葉の写真を
撮りに行った。
センブリは、前年のタネが発芽して根生葉で冬越しするという二年草だという。
が今まで、冬越しする根生葉を見たことが無かった。
ということで、撮影には行ったが、どんな葉なのか判らなかった。
判っているのは、「ロゼット状に広がっている」という特徴だけだった。
群生地に行ってまいったのは、小さな笹のような葉が沢山生えていて、一見すると
ロゼットのように見えることだった。
それでまあ確信はないのだが、何とか撮影したのが下の写真である
センブリだから、葉が細いのだろうと勝手に想像していたが、結構幅が有る
白いスジが数本通っているので、センブリと判断して撮影したのだった
このままロゼット状で冬を越し、翌年茎をのばして秋に花を咲かすのだろう
茎をのばすのは、夏過ぎだという。
私は、その茎がのびている草姿から見ていたわけである。
周りには、今年咲いたセンブリが枯れた実をつけていたが、中のタネは
ほとんど無かった。
枯れたセンブリの実
これで、こぼれたタネから発芽するわけだから、来年はタネを採取して発芽実験も
面白いかもしれない
森ボラで面白いことが有った。
私が2年前から観察していた茨城県の希少植物「クチナシグサ」の一か所を見ていたら
参加者が寄ってきて「何ですか?」と聞かれたので、茨城県の希少植物で半寄生の
「クチナシグサ」ですと説明したら、「何に寄生しているのですか?」と聞かれた。
「それが何に寄生しているか図鑑に出ていないので、私にもわからないのです」と言ったら
参加者の一人がスマホで検索して「一部はイネ科の植物に寄生するそうですよ。」と
教えてくれた
どうやって検索したか聞いたところ「グーグルにクチナシグサ、半寄生と入れて検索する」と
そのような検索結果が出てきたという。
ネットを頻繁に使っていながら、なんで気が付かなかったのだろう
灯台下暗しとは、このことである
具体的には、イネ科の何植物かわからないけれども、クチナシグサの発芽実験もできる
可能性はある
=====================================================================
田部井淳子さんの残したもの
先週の土曜日、午後の5時10分から、NHK総合で「田部井淳子・人生のしまい方
闘病5年 常に笑顔」というテレビ番組が有った。
3.11の後、田部井淳子さんに密着して撮影した5年間の記録であった。
被災した東北の復興に向けて、登山家として何ができるかを考えて、彼女が
考え出した答えは、被災した東北の高校生たちを富士山の登山に招待して
一歩一歩歩いて登って、苦しさを乗り越えた先の達成感を、日本一の山で味わって
欲しいという事であった。
40数名の高校生を富士登山に招待するには数百万円の費用が掛かる
その費用を捻出するために、彼女は自分が歌うコンサートを開いたり、自分の
書いた本にサインして販売したり、あらゆる努力をして、ついに高校生たちを
第一回目の富士登山に連れて行くのだ
田部井さんの口癖であった「いっぽ いっぽ」が胸にしみる
番組では、御主人とのなれそめや、エベレスト登頂も描かれていたが、後半は
ガンと戦いながらも、高校生1000名を富士山に招待するという目標のために
病を押して活動する
毎年7月後半の富士登山は、晴れの日ばかりではない。
山登りには、そんなこともあるのだよと、高校生を励まし、足をつった子には
マッサージしてあげる田部井さん。
結局、高校生も自分も、頂上にたどり着けなくても、高校生にありがとうと
言われると笑顔になり「本当にうれしいね」という田部井さん
先年、富士登山の後、動けなくなって病床に横たわりながら、最も気にして
いたのは富士登山のことという田部井さん
死の直前まで気にかけていた富士登山、田部井さんの亡くなられた後、意志を
継いだ仲間たちが、今年の富士登山に高校生を連れて行ったのでした。
おそらく目標達成まで続けられることでしょう
涙が出ました。
昨年の写真から2枚
出ているのは去年の種から発芽したもので、ロゼット状に葉が広がっていますよ」
との事だったので、昨日午後、葛城の森の群生地に、センブリの根生葉の写真を
撮りに行った。
センブリは、前年のタネが発芽して根生葉で冬越しするという二年草だという。
が今まで、冬越しする根生葉を見たことが無かった。
ということで、撮影には行ったが、どんな葉なのか判らなかった。
判っているのは、「ロゼット状に広がっている」という特徴だけだった。
群生地に行ってまいったのは、小さな笹のような葉が沢山生えていて、一見すると
ロゼットのように見えることだった。
それでまあ確信はないのだが、何とか撮影したのが下の写真である
センブリだから、葉が細いのだろうと勝手に想像していたが、結構幅が有る
白いスジが数本通っているので、センブリと判断して撮影したのだった
このままロゼット状で冬を越し、翌年茎をのばして秋に花を咲かすのだろう
茎をのばすのは、夏過ぎだという。
私は、その茎がのびている草姿から見ていたわけである。
周りには、今年咲いたセンブリが枯れた実をつけていたが、中のタネは
ほとんど無かった。
枯れたセンブリの実
これで、こぼれたタネから発芽するわけだから、来年はタネを採取して発芽実験も
面白いかもしれない
森ボラで面白いことが有った。
私が2年前から観察していた茨城県の希少植物「クチナシグサ」の一か所を見ていたら
参加者が寄ってきて「何ですか?」と聞かれたので、茨城県の希少植物で半寄生の
「クチナシグサ」ですと説明したら、「何に寄生しているのですか?」と聞かれた。
「それが何に寄生しているか図鑑に出ていないので、私にもわからないのです」と言ったら
参加者の一人がスマホで検索して「一部はイネ科の植物に寄生するそうですよ。」と
教えてくれた
どうやって検索したか聞いたところ「グーグルにクチナシグサ、半寄生と入れて検索する」と
そのような検索結果が出てきたという。
ネットを頻繁に使っていながら、なんで気が付かなかったのだろう
灯台下暗しとは、このことである
具体的には、イネ科の何植物かわからないけれども、クチナシグサの発芽実験もできる
可能性はある
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田部井淳子さんの残したもの
先週の土曜日、午後の5時10分から、NHK総合で「田部井淳子・人生のしまい方
闘病5年 常に笑顔」というテレビ番組が有った。
3.11の後、田部井淳子さんに密着して撮影した5年間の記録であった。
被災した東北の復興に向けて、登山家として何ができるかを考えて、彼女が
考え出した答えは、被災した東北の高校生たちを富士山の登山に招待して
一歩一歩歩いて登って、苦しさを乗り越えた先の達成感を、日本一の山で味わって
欲しいという事であった。
40数名の高校生を富士登山に招待するには数百万円の費用が掛かる
その費用を捻出するために、彼女は自分が歌うコンサートを開いたり、自分の
書いた本にサインして販売したり、あらゆる努力をして、ついに高校生たちを
第一回目の富士登山に連れて行くのだ
田部井さんの口癖であった「いっぽ いっぽ」が胸にしみる
番組では、御主人とのなれそめや、エベレスト登頂も描かれていたが、後半は
ガンと戦いながらも、高校生1000名を富士山に招待するという目標のために
病を押して活動する
毎年7月後半の富士登山は、晴れの日ばかりではない。
山登りには、そんなこともあるのだよと、高校生を励まし、足をつった子には
マッサージしてあげる田部井さん。
結局、高校生も自分も、頂上にたどり着けなくても、高校生にありがとうと
言われると笑顔になり「本当にうれしいね」という田部井さん
先年、富士登山の後、動けなくなって病床に横たわりながら、最も気にして
いたのは富士登山のことという田部井さん
死の直前まで気にかけていた富士登山、田部井さんの亡くなられた後、意志を
継いだ仲間たちが、今年の富士登山に高校生を連れて行ったのでした。
おそらく目標達成まで続けられることでしょう
涙が出ました。
昨年の写真から2枚