鉄ちゃん爺やの 独り言

鉄ちゃん爺やは大阪に住んでますので
画像で隠れた関西の名所も紹介します。

鉄ちゃん爺や  四国・讃岐の旅        金刀比羅宮へ参詣

2013-11-05 09:10:32 | 旅行
ことぶき旅館で7時過ぎに朝食を用意して貰いましたんや。

今日は785段の石段に挑戦でっさかいにな。

しっかりと~ ご飯を食べてスタートしまひょ。

(ことぶき旅館の朝食)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

ほんなら~  元気をだして行ってきまっさ~♪

この日は台風26号が四国沖を通過するそうで午後からは雨でしたんや。

往復の2時間ぐらいで登って下りてこようと考えたんですわ。

(金刀比羅宮 神紋の入った提灯)


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(金刀比羅宮への石段 100段目)


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別に疑ってた訳じゃおまへんけど石段を勘定してたら
丁度100段 合ってましたで。

この辺はまだ石段もそんなにキツくないので楽でっせ。

(金刀比羅宮への 石段から振り返れば)


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(金刀比羅宮への石段 294段目)


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遠くに大門が見えてきましたけど、石段も少しキツなってきましたわ。

あの大門までは観光用の駕籠もおますんやけど、最近は地元のバスも
一時間に一往復するのもできたとか。

でも石段がキツイのは大門から先でっさかいに
メリットはそんなにおまへんやろな。

(琴平町 マンホールの蓋)


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琴平名物の観光用の駕籠と石段が描かれてますやろ。

街中の参道から大門までは駕籠も使えますんやけど
それから先は自分の足でしか金刀比羅宮へ行くことは叶いまへんのや。

(金刀比羅宮 大門に到着)


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石段を勘定してたらここで丁度、365段でしたわ。

実はここから先が金刀比羅宮の境内になるんだって。

(金刀比羅宮の 五人百姓)


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江戸時代の昔から金刀比羅宮の神事や資金面で大きな支えをしてきた
地元の5軒の家が境内で「加美代飴」を売ることを認められたんだって。

なんでも三百数十年も昔から続く「琴平の 五人百姓」なんだそうでっせ。

まだ朝が早いので5軒の内で2軒だけしか店を出してはりまへんでしたわ。

帰りに立ち寄ることにして本宮を目指し頑張って行きまひょ。

(金刀比羅宮の 境内)


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北海道を始め全国からの寄付金が多く寄せられているようでんな。

海運・造船・漁業・流通他 色んな業界や著名な会社も多く並んでましたで。

(こんぴら狗の 説明書き)


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(こんぴら狗の 銅像)


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京都や大坂ならばともかく、江戸からは金比羅大権現は遠かったんですわ。

そんな訳で、皆でお金を集めてクジを引いて当たった者が金比羅さんへお参り
でもクジに当たらないので、犬に代参(だいさん)させることを
考え出した人がいはりましたんやて~

犬の首に旅費と餌代にお賽銭も入れて金毘羅宮と書いて放したんでしょうな。

道中で見かけた人が駅伝の中継のようにして金毘羅宮までリレーしたんだっせ。

(金刀比羅宮の 神馬)  (月琴号 八歳馬)


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(金刀比羅宮の 旭社)


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立派なお社でっしゃろ~   

森の石松が清水次郎長親分の代参(だいさん)でここが本殿だと勘違いして
持ってきた刀を奉納して帰ってしまったとの逸話がおますんや。

現在は御本宮は右手奥との立札がおますな。

(金刀比羅宮 本宮へのキツイ石段)


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遠くに本宮と鳥居が見えてきましたんやけど、胸突き八丁のキツイ石段でっせ。

勘定するのは辞めましたんやけど200段前後はおますやろな。

最後の難所でっけどここで引き返す人は居まへんやろ。

わても~ 途中で小休止だけして一気に785段を登りきりましたで。

(金刀比羅宮 本宮の拝殿)


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祭神は大物主の神だから、大国主の尊の子供さんに当たるお方になりますな。

奈良桜井にある大神神社(おおみやじんじゃ)と同じ神さんが祀られているんですわ。

こちらは昔から海の神様で瀬戸内海から縄文時代には海がこの辺りまで
入り込んでいたという説がおますんや。

保元の乱で讃岐に流された崇徳上皇(すとくじょうこう)が当時ここに在った
松尾寺の金毘羅大権現を敬われたので合わせてお祀りされたようでんな。

現在・金比羅大権現さまは明治の廃仏希釈で麓の松尾寺へ追い出された感じで
ご本尊も転々として岡山の西大寺に安置されているとの話もおますんや。

だから明治以降は「金刀比羅宮」と呼ぶ国つ神系の神社ちゅうことになりますな。


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金刀比羅宮の本宮の北東側は見晴らしが素敵な場所でんねん。

わても~ 56年前?の中学校の修学旅行以来になりますんやけど。

(金刀比羅宮 本宮の境内からの展望)


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中央が讃岐富士ですけど台風の前触れで霞んでますな。

晴れておれば讃岐富士の左手に瀬戸大橋も見えると書かれてますんや。

でも今日のお天気では讃岐富士ぐらいまでしか見通せませんな。

(金刀比羅宮 本宮の境内から 東の方向を撮影)


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(ズームアップ でもこれが限界)


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こちら側は高松市内の方角になりますんや。

晴れておれば高松の屋島が見えるんでっけど手前の山並みが限界ですわ。

それでも讃岐平野はなんとか見えている感じでんな。

(金刀比羅宮の 本殿を南側から撮影)


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(金刀比羅宮に 奉納された絵馬)


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(日本郵船 豪華客船 飛鳥Ⅱ の絵馬)


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流石に海の神様だから絵馬も船のが多いですよ。

現在の大型船にも海上航海の安全を願って金刀比羅宮の神棚とお札が
操舵室か艦橋に置かれているそうでっせ。

(奉納された 樽流し神事の樽)


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この樽流しも江戸時代から伝わる風習だったそうでっせ。

樽に幟を付けて海に流すんだそうです、通りかかった船人が見つけたら
金毘羅宮へ持って行って奉納すると
樽を流してお願いをした人と同じぐらいのご利益が頂けるんだって。

この画像の樽はおそらく~ 海に流す真似事をして直ぐに拾い上げ
金刀比羅宮へ奉納されたんでしょうな。

海上自衛隊でこんな神事が今も続けられているとは面白いでんな。

この日は雨が近づいているので奥社には登らずに下山することにしましたんや。

(下向道の 標識)


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金刀比羅宮・本殿の前後の石段は急なので登りと下りが別になってますわ。

下りの途中で大きなモニュメントを発見。

自動車運搬船に使用する大型のスクリュウが奉納されてますんや。

(奉納された プロペラ)


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わては~ 旅館を7時30分ぐらいにスタートしましたんで
途中で人とすれ違うことがおまへんでした。

ひょっとしたら~ わてがこの日の一番乗りの参詣客だったのかしら?

(旭社の近くで 初めて参詣客とすれ違い)


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持っておられる杖は土産物店や旅館が貸してくれますんや。

でも~ 土産物店だったら返す時に何か買わない訳にはいきまへんがな。

わては~ 雨が心配でしたので旅館から杖の代わりにジャンプ傘を借りましたわ。

(五人百姓さんの 所まで戻ってきました)


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話のタネに「加美代飴」を二つだけ買うことにしましたんや。

やはり~ 試食させてくれはった店で買わしてもらいまひょ。


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この二枚の写真は大阪へ戻ってから開封したときのものでっせ。

小さい小槌が入っているので叩いて飴を割って食べるようでんな。

昔ながらのベッコウ飴で少しだけ柚の香りがしまっせ。

(登ってくる参詣客)


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わては~ 降りてるところでっけど登る人が段々と増えてきましたな。

黄色い衣装の人は地元の案内する人で、面白可笑しく説明してくれるので
キツイ石段も苦にしないで登れるとの評判なんだって。


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江戸時代から琴平の名物だった「灸まん」を紹介しておきまひょ。

お灸の形をした白餡の上品な和菓子でっせ。

なにせ~ 琴平の土産物店ならどこにでも並んでる銘菓だそうな。

(琴平の銘菓 灸まん本舗 本店)


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この「灸まん本舗さん」まで来たら石段はお仕舞いでっせ。

旅館へ戻って次の目的地である高松市内へ動くことにしまひょ。

(参道の喫茶店にも 灸まんの饅頭)


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(土産物店に並べてあった 日本手拭い)


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(JR琴平駅近くの 並び灯篭 & 狛犬)


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(気を付けて 帰りや~)


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悠然と構えて高い塀の上からお見送りしてくれた猫ちゃん。

それにしても~ 器用な格好で木の塀によじ登ったもんでんな。

(JRの車中より 象頭山ともお別れ)


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左側は「ことでん」の高松行の線路でんな、わては~ JRの鈍行で行きまっせ。

ほんなら~ 金刀比羅宮へのお参りはこれでお仕舞い。

次回は雨の高松市内をやらせてもらいまひょ、 さいなら~