羽黒山の山頂レストランで昼食を済まし
バス停留所附近で、休憩してたら
本物の山伏さんにお会いしましたんや。
(羽黒山伏さん)
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まもなく到着する参拝者の案内をされるとか。
お許しを頂いて、写させて貰いましたんや。
ほら貝を吹きながら、到着した参拝者の一行を
出羽三山神社の方へ誘導しはりましたで。
(羽黒山伏の 装束)
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首にかけておられる紐を太多須緒(ふとだすき)と呼び
出羽三山の「秋の峰入り」を3回以上も荒修行を
積んだ方のみが、着用を許されるシンボルなんだって。
額に付けるのを頭巾(ときん)と呼ぶんだね
知らなかった~ 山伏さんの必需品でっかな。
羽黒山伏さんをインターネットから拝借しまひょ。
(荒澤寺からスタートする 天台宗系の山伏さん)
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(出羽三山神社の 神道系の山伏さん)
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頭巾(ときん)の下に鉢巻をするのが天台宗系の山伏?
荒澤寺からスターとするのが仏教系の山伏さん。
確かに神社系の山伏さんは額に頭巾(ときん)を
直に付けておられるようでんな。
現在は神道系の山伏さんと天台宗の仏教系の
山伏さんの二つが、羽黒町には存在しているようでっせ。
出羽三山では「秋の峰入り」という重要な行事がおますんや。
この画像はその際に撮影された物だと思いまんねん。
この「秋の峰入り」は申し込めば抽選でっけど参加でき
7日間の修行が終われば、山伏名が付与されるんだって。
地元の山伏さんも殆どが参加されるんで総員が150名を
超えるようで、6泊7日の荒修行だそうですわ。
2016年度は9月1日に無事に終了したそうでっせ。
因みに、一般の参加には1名=5万円を納めるとか。
(神子修行=みこしゅぎょう 女性の山伏さん)
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平成5年(1993年)までは女人禁制だった出羽三山も
女性の参加が認められるようになったんだって。
ベニバナで染めた衣装を着用して、2泊3日の修行を
こちらは「神子修行=みこしゅぎょう」と呼びんだとか。
最近では60名の定員が抽選により選ばれるそうでっせ。
女性版の「秋の峰入り」と考えるようで、出羽三山の
15kmの山駆けや2446段の石段を昇り降りなど。
体力的な自信がないと参加できない荒行のようでんな。
こちらの参加料は1名=4万円だと記されてまっけど。
なんでも23回連続で参加している強者の女性が居て
反対に、毎年ながら2~3名の脱落者もでるんだとか。
(随神門に集合した 秋の峰入りの山伏さん)
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勿論、「秋の峰入り」は男性の山伏さんばかりでっせ。
門の前に大先達さんが居て、この方は紫の紐の
太多須緒(ふとだすき)のお姿のようですわ。
羽黒山伏の最高の位を持つお方なんでしょうな。
(先達=せんだつ を先頭に山伏さんの一行)
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山伏 「案内もうす~」 先達 「うけたもう~」
こんな山伏問答が聞こえてきそうな雰囲気でっしゃろ。
(一般参加の山伏さんかな?)
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白装束に杖のみで、行列の後ろに付いてはる感じ。
「秋の峰入り」や「神子修行」は本格的な修行。
他にも「大聖坊」さんが主催される日帰りや2日間コース
3日間コースなどの、山伏修行の体験もできるんだって。
冬場は羽黒山だけに成るようでおますけど。
画像の白い髭姿の先達(せんだつ)さんが写ってまっけど
その「大聖坊」の星野さんだと、お見掛けしますんや。
山伏修行は白装束で山に入り、世俗の贖罪をし死の世界に至り
再び生まれ変わり、白装束で山を下りるという意味のようでんな。
修行中は顔も洗えず歯も磨けない髭も剃れないんだって。
風呂にも入れず、南蛮いぶしの荒行や、滝に打たれる水行
それに出羽三山を山駆けする体力が必要で、鉄ちゃん爺やには
とてもじゃないが、参加することは不可能でっしゃろな。
携帯電話やカメラや時計は持ち込み禁止で、女性なら化粧も
無しでピアスや指輪もダメ、ネイルやアクセサリーも禁止。
俗世を忘れて山籠もりするには良い体験かもしれまへんな。
興味の有る方は「羽黒山伏」で検索して頂けばと存じます。
因みに、奈良県の大峰山では現在も女人禁制が続く
修験道の霊場が現在も1か所だけ残ってまんねんで。
話が脱線しましたが出羽三山の最後の霊場である
月山(がっさん)の8合目へ向かいまひょ。
(月山高原ラインを 走行中)
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昔は歩いて月山(標高1984m)の頂上を目指したんでっけど
現在は羽黒町から有料の登山道路が出来ていて約1時間チョイで
8合目の駐車場まで登ることができるようになったんだって。
麓の羽黒町から8合目までは約18kmのドライブでんな。
(樹木が途切れると 草原地帯に到着)
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(月山8合目 駐車場にて)
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ここは7月~9月までの3か月間しか入山できない
厳しい世界ですが、弥陀ヶ原と呼ぶ湿原地帯で
この時期は高山植物の宝庫なんだそうですわ。
標高が約1380m~1400mぐらいかな?
山頂には月山神社の本宮が在り、昔は官幣大社と呼ばれ
国家が修理や建て替えをする、格式の神社だったんでっせ。
鶴岡市のHPから月山の山頂を拝借しまひょ。
(月山=がっさん 山頂) (標高1984m)
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月読命(つくよみのみこと)をお祀りする出羽三山では
最高の神様になるそうで、8合目駐車場からなら
まだ3時間ぐらい高原を、歩くその先に在るんだって。
出羽三山では月山神社が死後の世界を意味するそうで
昔はここから、歩いて湯殿山まで約3時間かけて
下った処に、湯殿山神社が在るんだって。
現在は、山伏修行の方しか通らないコースでっしゃろな。
(月山 9合目付近)
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今回は月山の山頂には行けませんので、湿原地帯の中に
御田原神社がおますんで、そこでご朱印を頂きまひょ。
御田原神社の、ご祭神はスサノウノミコトの
二人目の奥さんだとのこと。
(月山神社 中之宮で ご朱印)
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(ウサギが 月山神社のお使いなんだ)
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(月山の山頂まで 約2時間30分の標識)
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それでは弥陀ヶ原を散策してみることにしまひょ。
この日は梅雨明けの雷雨のなかでの散策でしたので
視界が悪い画像しか残ってまへんのや。
(月山の8合目 弥陀ヶ原 湿原)
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(高山植物の 日光キスゲ)
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(高山植物だけど 花の名前が不明)
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出羽三山とは独立峰が三つある訳じゃおまへんのや。
主峰の月山(がっさん)を南へ下りかけた標高1500mの
地点に湯殿山があり、その中腹にあるのが湯殿山神社。
月山を反対に北へ下り麓に近い標高414mの丘陵地帯が
羽黒山(はぐろさん)と呼ばれてますんや。
だから出羽三山のお参りは、羽黒山 ⇒ 月山 ⇒ 湯殿山 と
廻れば、月山に登り最後に再び羽黒町に戻ってくる訳でんな。
(最後に 庄内平野から見た 月山)
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冬場は豪雪地帯の厳しい山でっけど、遠くから眺めたら
なだらかな、高原状の山が月山と言えまっしゃろか。
だから滑落するような事故は考えられず、湯殿山への
険しい「行者返し」と呼ばれる岩場もおますけど
全体としては女性的な山とも言えますかな。
出羽三山巡りはこれでお仕舞になりまっせ。
次回は名峰の鳥海山と庄内平野の巻きを紹介し
旅行の最終編とする予定でおます。
ほんなら、これで、さいなら~🎵
バス停留所附近で、休憩してたら
本物の山伏さんにお会いしましたんや。
(羽黒山伏さん)
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まもなく到着する参拝者の案内をされるとか。
お許しを頂いて、写させて貰いましたんや。
ほら貝を吹きながら、到着した参拝者の一行を
出羽三山神社の方へ誘導しはりましたで。
(羽黒山伏の 装束)
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首にかけておられる紐を太多須緒(ふとだすき)と呼び
出羽三山の「秋の峰入り」を3回以上も荒修行を
積んだ方のみが、着用を許されるシンボルなんだって。
額に付けるのを頭巾(ときん)と呼ぶんだね
知らなかった~ 山伏さんの必需品でっかな。
羽黒山伏さんをインターネットから拝借しまひょ。
(荒澤寺からスタートする 天台宗系の山伏さん)
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(出羽三山神社の 神道系の山伏さん)
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頭巾(ときん)の下に鉢巻をするのが天台宗系の山伏?
荒澤寺からスターとするのが仏教系の山伏さん。
確かに神社系の山伏さんは額に頭巾(ときん)を
直に付けておられるようでんな。
現在は神道系の山伏さんと天台宗の仏教系の
山伏さんの二つが、羽黒町には存在しているようでっせ。
出羽三山では「秋の峰入り」という重要な行事がおますんや。
この画像はその際に撮影された物だと思いまんねん。
この「秋の峰入り」は申し込めば抽選でっけど参加でき
7日間の修行が終われば、山伏名が付与されるんだって。
地元の山伏さんも殆どが参加されるんで総員が150名を
超えるようで、6泊7日の荒修行だそうですわ。
2016年度は9月1日に無事に終了したそうでっせ。
因みに、一般の参加には1名=5万円を納めるとか。
(神子修行=みこしゅぎょう 女性の山伏さん)
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平成5年(1993年)までは女人禁制だった出羽三山も
女性の参加が認められるようになったんだって。
ベニバナで染めた衣装を着用して、2泊3日の修行を
こちらは「神子修行=みこしゅぎょう」と呼びんだとか。
最近では60名の定員が抽選により選ばれるそうでっせ。
女性版の「秋の峰入り」と考えるようで、出羽三山の
15kmの山駆けや2446段の石段を昇り降りなど。
体力的な自信がないと参加できない荒行のようでんな。
こちらの参加料は1名=4万円だと記されてまっけど。
なんでも23回連続で参加している強者の女性が居て
反対に、毎年ながら2~3名の脱落者もでるんだとか。
(随神門に集合した 秋の峰入りの山伏さん)
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勿論、「秋の峰入り」は男性の山伏さんばかりでっせ。
門の前に大先達さんが居て、この方は紫の紐の
太多須緒(ふとだすき)のお姿のようですわ。
羽黒山伏の最高の位を持つお方なんでしょうな。
(先達=せんだつ を先頭に山伏さんの一行)
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山伏 「案内もうす~」 先達 「うけたもう~」
こんな山伏問答が聞こえてきそうな雰囲気でっしゃろ。
(一般参加の山伏さんかな?)
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白装束に杖のみで、行列の後ろに付いてはる感じ。
「秋の峰入り」や「神子修行」は本格的な修行。
他にも「大聖坊」さんが主催される日帰りや2日間コース
3日間コースなどの、山伏修行の体験もできるんだって。
冬場は羽黒山だけに成るようでおますけど。
画像の白い髭姿の先達(せんだつ)さんが写ってまっけど
その「大聖坊」の星野さんだと、お見掛けしますんや。
山伏修行は白装束で山に入り、世俗の贖罪をし死の世界に至り
再び生まれ変わり、白装束で山を下りるという意味のようでんな。
修行中は顔も洗えず歯も磨けない髭も剃れないんだって。
風呂にも入れず、南蛮いぶしの荒行や、滝に打たれる水行
それに出羽三山を山駆けする体力が必要で、鉄ちゃん爺やには
とてもじゃないが、参加することは不可能でっしゃろな。
携帯電話やカメラや時計は持ち込み禁止で、女性なら化粧も
無しでピアスや指輪もダメ、ネイルやアクセサリーも禁止。
俗世を忘れて山籠もりするには良い体験かもしれまへんな。
興味の有る方は「羽黒山伏」で検索して頂けばと存じます。
因みに、奈良県の大峰山では現在も女人禁制が続く
修験道の霊場が現在も1か所だけ残ってまんねんで。
話が脱線しましたが出羽三山の最後の霊場である
月山(がっさん)の8合目へ向かいまひょ。
(月山高原ラインを 走行中)
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昔は歩いて月山(標高1984m)の頂上を目指したんでっけど
現在は羽黒町から有料の登山道路が出来ていて約1時間チョイで
8合目の駐車場まで登ることができるようになったんだって。
麓の羽黒町から8合目までは約18kmのドライブでんな。
(樹木が途切れると 草原地帯に到着)
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(月山8合目 駐車場にて)
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ここは7月~9月までの3か月間しか入山できない
厳しい世界ですが、弥陀ヶ原と呼ぶ湿原地帯で
この時期は高山植物の宝庫なんだそうですわ。
標高が約1380m~1400mぐらいかな?
山頂には月山神社の本宮が在り、昔は官幣大社と呼ばれ
国家が修理や建て替えをする、格式の神社だったんでっせ。
鶴岡市のHPから月山の山頂を拝借しまひょ。
(月山=がっさん 山頂) (標高1984m)
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月読命(つくよみのみこと)をお祀りする出羽三山では
最高の神様になるそうで、8合目駐車場からなら
まだ3時間ぐらい高原を、歩くその先に在るんだって。
出羽三山では月山神社が死後の世界を意味するそうで
昔はここから、歩いて湯殿山まで約3時間かけて
下った処に、湯殿山神社が在るんだって。
現在は、山伏修行の方しか通らないコースでっしゃろな。
(月山 9合目付近)
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今回は月山の山頂には行けませんので、湿原地帯の中に
御田原神社がおますんで、そこでご朱印を頂きまひょ。
御田原神社の、ご祭神はスサノウノミコトの
二人目の奥さんだとのこと。
(月山神社 中之宮で ご朱印)
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(ウサギが 月山神社のお使いなんだ)
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(月山の山頂まで 約2時間30分の標識)
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それでは弥陀ヶ原を散策してみることにしまひょ。
この日は梅雨明けの雷雨のなかでの散策でしたので
視界が悪い画像しか残ってまへんのや。
(月山の8合目 弥陀ヶ原 湿原)
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(高山植物の 日光キスゲ)
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(高山植物だけど 花の名前が不明)
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出羽三山とは独立峰が三つある訳じゃおまへんのや。
主峰の月山(がっさん)を南へ下りかけた標高1500mの
地点に湯殿山があり、その中腹にあるのが湯殿山神社。
月山を反対に北へ下り麓に近い標高414mの丘陵地帯が
羽黒山(はぐろさん)と呼ばれてますんや。
だから出羽三山のお参りは、羽黒山 ⇒ 月山 ⇒ 湯殿山 と
廻れば、月山に登り最後に再び羽黒町に戻ってくる訳でんな。
(最後に 庄内平野から見た 月山)
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冬場は豪雪地帯の厳しい山でっけど、遠くから眺めたら
なだらかな、高原状の山が月山と言えまっしゃろか。
だから滑落するような事故は考えられず、湯殿山への
険しい「行者返し」と呼ばれる岩場もおますけど
全体としては女性的な山とも言えますかな。
出羽三山巡りはこれでお仕舞になりまっせ。
次回は名峰の鳥海山と庄内平野の巻きを紹介し
旅行の最終編とする予定でおます。
ほんなら、これで、さいなら~🎵