もうすぐ女神山合宿。
いつの間にか、
今回で12回目を迎えることになりました。
参加して下さる方がいるからこそ、です。
ありがたいことです。
でもビックリです。
そして毎年、
今の時期はいろいろ考え、迷い、落着かない気持ちになる。
それは始めた頃と変わらない。(進歩がない?)
たかだか2泊3日といっても
あらゆる事態を想定しておく必要があるので。
さて、
この合宿の基本理念は
「今生きているという奇跡を十全に味わい、感じ、喜び合おう」ということである。
それも変わらない。
そして311以後は
全く喜ばしくなく非常に危険な政治的な動き
環境にもたらされる自然破壊の影響
などのことを考えるにつけ
我々は否応なく「変化」していかなければならないのだ、と思っている。
(7月の選挙にもそれは現われていたが)
個人レベルに置き換えると
「変化」というのは
内側よりも外側からもたらされることが多いので
辛く苦しいもの、できれば避けたいもの、として捉えられることも多い。
「変容」ともなればもっと苦しいものだ。
それは、一度死ななければならないようなことだから。
しかし個々人の水面下では、もう既にそれが起きつつある気がする。
昨日もつらつらと考えながら
考えたことをツイッターに書付けていた。
以下、再録。******
「変化の時代に生きる知恵は、表面的な情報や動きに翻弄されずに自分の軸と直感をしっかりと感じながら生きるということ。それを、ひとりひとりがしっかり自覚できるかどうかということ。」
「そして、自然への敬意を今以上に持つこと。祈りや真摯な思いがどれだけ自分を安定させるのかを実感すること。」
「他者や自分の感情に翻弄されていたら、本質を見ることができない。あらゆる事象を冷静に見ることと、
それを判断できる状態であることが大事だ。そして、そういう状態を「作る」ことができる方法を知っておくこと。
それは呼吸法やボディワークや静かなダンスで獲得できる。」
「呼吸法/ボディワーク/ダンスを使ってのセッションを一般向けにも精神科でも行っているけれど、
病気で有る無しに関わらず、それはある「静謐さ」や「落ち着き」を行った人にもたらす。」
「自分の身体の感覚、重さ、地に足がついているか、首から下の感覚がどうなっているか、腰がしっかりと据わっているか、
足の裏はしっかりと大地に接地しているか。そういう基本のことが忘れられていることが本当に多い。」
*****ここまで
実にシンプルなのだが、
こういう混迷のときこそ
身体感覚を取り戻せること、
そして直感を磨き
サインに気づくことが本当に大切なことだ。
感覚をしっかりと持つことで
ぐらつくことや考えすぎて迷うことが少なくなる。
それは一日や二日で体得できるものではないけれど、
それを感じること、言語化することで
身体と脳に記憶させることができる。
今こうして生きていること。
生かされていること。
何度も言ったり書いたりしているけれど、それは本当に当たり前ではないこと。
その素晴らしさを味わうことができるのも、
やはり身体に立ち戻った時なのだ。
今年も、参加の方にそれを味わってほしい。
そして、生きていることを喜び合いたい。
世界に向けて、生きとし生けるものすべてに
祝福と祈りを捧げたい。
祈りは天に向けての決意表明だ。
わたしたちは変化しながら生きていくのだ。
生きていること、生きていくことを自覚的に思うことから
社会への新たな関わり方や
新しい展開を見据える目が生まれて来る。
それは希望につながる道だと思うのだ。
…そんなことを、
踊ったり、歌ったり、人と交流したりしながら
これからも多くの人に体験していただきたいな、と思っておるです。
この合宿は、
生きて来たことへの祝福、
これからも生きるための祭りなんだ!