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エグ単

先月行われた大学FD研修では、京都大学の准教授の

先生が教育工学の立場からリモート授業での教育の質

をどう上げるかについてお話しされた。

 

対面ではなく、リモートでの講演会であった。

 

先生が話をする中で、チャット機能を使って参加した

我が社の教員のどなたかが

<エグ単>という言葉を使かった。

 

京都大学の先生は、お話をしながらチャットで

の質問に適宜答えておられたが、

<エグ単>という言葉は初耳であったようだ。

 

私自身、初耳であった。

 

今、ネットで調べたところ、<えぐいほど努力

しないと単位取得が難しい科目>

のことのようだ。

 

えぐいという言葉は、意味が多様である。

 

えぐいほど単位が取りやすいという意味

でも成立する。

 

しかし、こうした楽に単位が取れることは

<楽単>と呼ばれる。

決して授業が楽しいという意味ではない。

 

昔は<楽勝科目>と呼んでいたが、今は楽単。

 

エグ単で、落単するリスクは高いが、楽単

でもあまりに手抜きをすれば

落単となる。

 

落胆しないように、エグ単も楽単もある程度

頑張った方が宜しい。

 

エグ単は、その科目が卒業にかかわり留年

するような学生が多数生じた場合

には、新聞記事になることがあるが、それ以外

ではあまり問題にならない。

 

しかし、必修科目がエグ単の場合には、事態が深刻だ。

40%、50%落ちるケースがあると噂に聞く。

それこそ、FDで議論すべき問題である。

 

つまり担当教員の理想とする学生のレベルと入学してきたリアルな

学生のレベルが乖離しているわけだ。

 

双方のレベルをマッチングさせるためには。

方法は1つしかない。

 

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