甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

年末詣 太郎坊宮 その1

2015年12月30日 15時04分24秒 | 滋賀のあれこれ
 近江鉄道に乗ろうと思っていました。なかなか乗りに行くチャンスがありませんでした。昨日、たまたま行けることになりました。それで、行ってきました。

 目標は、東近江市の八日市の駅から行ける、太郎坊宮でした。滋賀県に行ったとき、気になる岩ばかりのお山でした。そこにお宮さんがあるらしいのです。

 それで、八日市の駅に着いたら、ものすごく寒いですし、お宮さんの正確な位置はわからないし、とりあえず町とは反対の方向をめざしました。

 岩がゴツゴツしたお山を探しました。小学校の横をすり抜けると、やっとお山が見えてきました。



 社殿が見えますが、そこまで700段ほどの階段があるそうです。岩にへばりついている社殿というのはわかりました。でも、どこまで行くのやら、とりあえず出たとこ勝負で、元気に行けるところまで行ってみようと思いました。少し不安です。



 入り口の鳥居のところまで来ました。なかなか立派な感じです。ここで遙拝しても同じ御利益があるということですが、ここまで来たのだから、行けるところまで行きたいです。



 鳥居から入り、さあもうすぐ階段登りです。クルマで途中まで行けるみたいですが、電車で来たので、歩くしかありません。



 入り口の階段に、正月飾りがあります。天台宗と書いてあります。神社なのか、お寺なのか、最澄さんが整備されたということですので、神仏混淆で、神様も仏様も一緒にやっていたんですね。山岳信仰などもまざって、日本的な信仰の場所があったようです。

 けれども、今はお寺はふもとの狭いスペースだけで、すべてが神社みたいな感じになっています。



 というわけで、階段をゆっくりゆっくり登り始めました。


★ 今日、昼からずっとテレビを見ていました。最近見たテレビでおもしろかったことを3つ書いておきます。

 1つめは、NHKの朝の時間帯に熊倉一雄さんの追悼の番組をやっていました。熊倉さんが、「ひょっこりひょうたん島」の録音場面をふりかえっておられて、出演者はみんな台本をちゃんと読んできていて、上手に声を合わせていた。ところが、ドンガバチョ役の藤村有弘さんだけは予習はしていないし、ひどくいい加減で、自分が笑う場面のセリフの「ハッハッハ」が読みまちがって、「ハタハッタ」とやったらしいです。

 いかにも、藤村さんらしい、豪快というか、いい加減というか、それでも憎めない、いかにもドンガバチョ的なエピソードだと感心しました。まるでドンガバチョが日本人になったみたいな人だったのだ、と配役の妙にビックリしたくらいです。本当は、熊倉さんを追悼する番組なのに、熊倉さんのことばで、今は亡き藤村有弘さんというおもしろい役者さんがいたんだなとなつかしくなりました。

 それに、脚本家の井上ひさしさんたちは、その笑いがおもしろいということで、以後はドンガバチョの笑い声は「ハタハッタ」になったそうで、脚本家の人たちもおもしろいというのか、現場の空気を大事にする人たちだったのだと、その柔軟性にも感心しましたっけ。



 2つめは、今日のお昼に見た「探偵ナイトスクープ」で、芸人さんの探偵が、投書のお悩みを解決していくそのハイライト番組でした。ジミー大西さんが、「30cmのしじみは食べられるのか?」というお悩みの探偵となり、大阪の服部緑地の池で、次から次と大きなしじみみたいなものを拾い上げました。それを知り合いの調理学校の先生のところへ持っていったのです。

 どうもその貝は、大きいけれど、くさいらしいのです。何度も料理の最中はきそうになり、ヘドモドして料理をして、難問解決ということでした。そして、その巨大な貝は、本当はしじみではなく、ドブ貝というくさい貝だったらしいのです。

 番組で、ジミー大西さんに、どんな感じのくささやったの? と誰かが質問をしました。するとジミーさんは、
「80のおばあちゃんが100m走ってハーアしたみたいな……」と表現しました。それを聞いた私は、そんなのかいだこともないけれど、そんな表現をよくもまあしたものだと感心したのです。そして、芸人さんというのは、上手に見たこともないことを、クリアーに想像できるような形でことばにできるものだと、ジミーさんの芸人力を感じました。大笑いはしたけれど、感心もしました。



 3つめ、これも今日の「探偵ナイトスクープ」で、18の宅浪(自宅浪人)時代から32年間、ずっと引きこもって53歳になったという男の人が出て来て、犬と話すのが得意ということで、ヤンチャな犬を散歩に連れ出すことに成功した場面があって、32年間の引きこもり人生に感心し、その言葉「昨日のことも、32年前も同じような感じです」というのに、シヨックを受けました。

 私たちの人生も、昔ほど輝いて見えて克明に憶えているのに、ついこのあいだのことはまるっきり憶えていないというのと同じようなものかもしれませんが、すべての過去があまり代わりばえしない等間隔・等価値であるなんて、何だかかわいそうな、それでもその人の人生かと思ったり、あれこれ考えさせられるシーンでした。見たあと、何だかシンミリもしました。

 いやはや、もう年末感覚あふれる日々ですね。昼から仕事をするつもりだったのに、ブログをして、テレビを見ていたら終わってしまった。夜は今から、片付けでもしましようかね。



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