致命的なことに、私は人を必死になって見るということがなくて、いつも自分のことばかりが気になっている。
こんなだから、今の自分みたいになるんでしょう。
反省材料はいっぱいです。と、書くものの、ちっとも反省はしていなくて、相変らず自分のことばかりに明け暮れています。こんなことでは、もう死ぬまで自分自分とわめいているでしょう。
いつか、そういうところを改心して、みんなのことを思いやれる人になって、それが自然に言葉や行動に出る人になりたいけど、無理かもしれない。
そして、今日の夕方は、太陽のあるうちに、ヒガンバナを見つけなきゃと、功名心ばかりでオタオタしていました。デバガメですね。歯はそんなに出てないけど、頭は……ああ、いつもの自虐だ。もうバカらしい。
とにかく、好きだから、ヒガンバナを探しに行きました。
朝、チラホラと咲いてたから、きっといつもの場所に行けば、出ているかもしれないと思ったのです。
でも、田んぼにイネは全くなくて、もうとっくの昔に刈り取られてるし、最近の秋雨でひこばえも濡れてたり、田んぼは泥田になっていました。何だかカラリとヒガンバナが出てきたくなるような田んぼの風景がないのです。
稲刈りが早いのは毎年のことだけれど、こんなに田んぼがずぶぬれで、あぜ道は何だか適当で、ヒガンバナが来ても来なくてもいいよという、何だかシラーっとした雰囲気でした。
感が狂ったと思うんだけど、でも、出てみようという花たちをいくつか見つけました。
この花たちに負けまいと、他の花たちも咲いてくれたらいいけど、今年の秋は、どうなるんだろう。
そうでした。本当は、明日から金沢に行く予定だったのに、その計画もポシャッてしまったんだった。ザンネン!
というわけで、人間は描けないけど、ヒガンバナには出会えました。ああ、それだけのことか……。