甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

夏の旅 大垣城まで歩く

2015年08月09日 19時09分08秒 | 町並みを行く!
 最近、東海道本線にはいくつかの支線があるということを知りました。ずっと前から上り線を走っていて、米原を過ぎて伊吹山を右手にして、関ヶ原に出た濃尾平野の岐阜県の開けたところを、右左といろんな鉄路が交錯しているのは知っていました。ここでよく貨物列車にすれちがって、その度に落ち着かなくなるのです。

 こりゃ、鉱山やら、貨物線やら、いろいろに利用しているんだなと早合点していました。そして、最近街道歩きを始めてほんの少しですけど、中山道の美濃赤坂というところは、岐阜の内陸部なのに港があったというし、中山道の宿場町というし、そこへ行ってみようとパソコンに聞いてみると、なんとそこへ直接行けるらしいのです。

 だったら行ってみよう、盲腸線というのも興味があるし、無人駅になっている終点の駅に行ってみようと思ったのでした。

 それで、ちかくの駅から18キップで出発です。すると、びっくりしたことに紀勢線にこのJR東海型のシャープなディーゼルカーがやってくるじゃないですか。これでびっくりで、いつの間にかJR東海さんはこんなことをしていたのだと感心しました。それなら早く名松線も全線復活させてくれと思うのですが、こちらは来年の3月まで気を持たせるつもりらしい。まあ、あまり儲からないのでゆっくり復興工事を進めているというのか、それくらい工事が大変というのか、とにかく儲かるところはてこ入れして、儲からないところはゆっくり復旧かな。



 大垣まではずっと読書をしていました。岐阜からたくさんの高校生が乗り込んできて、立つ人がいっぱいです。彼ら彼女らは何かのクラブの大会らしい。ジャージの背中を見ると、関市の水泳部ということなんでしょうか。みんなさわやかにスマホをしています。みんな忙しいので、あまりワイワイという感じではありませんでした。

 みんな一緒に大垣で降りて、夏のセーラー服の一団やら、とにかくたくさんの団体さんたちがそれぞれの方向へ向かっていきました。みんな駅から歩いていけるところでイベントがあるらしいのです。

 私は観光客オヤジなので、とりあえずお城に行かなきゃダメだろうと、どんどん駅から南へ歩いて行きました。大垣の駅前通りは大きくて街路樹とアーケードが立派で、お店はまだ開いていない時間帯でしたが、お菓子屋さんやら酒屋さんなど、立派で歴史のありそうな感じでした。

 ふと見ると、バス停までなんとなくしなを作っていて、なんと俳句が書いてあるじゃないですか。大垣の俳句じゃないけれど、それはいいのでしょうか。



 これは関東あたりを歩いているときの句じゃなかったかな。まあ、いいですね。とにかくお城です。



 ペンギンさんのビルを見つけました。うちの子が好きなので、写真に撮りました。なかなかいいですね。これならみんなに憶えてもらえます。私のおうちにもこれくらいのペンギンを描いたら、みんなに憶えてもらえそうです。でもまあ、憶えてもらわなくてもいいので、描かなくていいですね。

 右折する矢印を見つけたので、曲がってみると正面にお城の門が見えてきました。びっくりです。



 やけに住宅に囲まれたお城です。お堀の上に住宅やお店ができているらしい。お堀は埋め立てられたようです。

 門の前にビリヤードやさんを見つけました。なんと店の名前は「エグロ」、何か意味があるんでしょうね。それとも名字が江黒さんだからかな。そうかもしれませんね。ふざけてつけた店名ではないでしょう。



 大垣城は国宝だったそうです。1945年までは天守閣があったといいます。それなら名古屋城だって国宝だったわけだから、日本各地にまだ国宝のお城がいっぱいあったらしいです。けれども、戦争があったので焼失してしまった。ということは焼失70年ということになるわけですね。



 石田三成が関ヶ原の戦いの前に根拠地にしたり、それなりに戦略的に大事なところであった。幕府ができてからは、戸田氏鉄(うじかね)という人が入って、ここで幕末まで大垣藩としてつづいていたそうです。そういうご由緒があるとは知らなかった。

 西濃の中心地であり、中山道を見守る大事なところにずっと置いてもらった戸田家というのは、幕府から信頼されていたんですね。そういう大名がいたというのも全く知らず、お城が国宝だったというのもしりませんでした。



 どこかに戸田さんいないかなと思ったら、西側のお堀を埋め立てた公園のところにウジカネさんがいました。



 その後、郷土館へ行き、大垣の歴史を少し教えてもらって、次は芭蕉さんの故地を訪ねるため、あと少し歩かなきゃいけないのでした。 



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