あたたかいと予報で言われていても、あまり信用はしていません。というより、できることなら、あたたかくなってもらいたくない気分もあるからなんでしょう。
だから、「いやいや、まだ寒いし、雪だって降るし、積もるかもしれない。その可能性はあるんだ」とは思っています。
でも、中国の人たちは、大型連休ということで、メチャクチャ寒い北海道をめざしたり、何となくあたたかい沖縄に行ってみたり、それぞれの目的をもって日本にやってくるんでしょう。
中国の人たちには、春の始まりである「春節」なんですから。まあ、私は、中国の人の波とは関係のない三重県に住んでいるので、観光客バブルは味わっていません。
たまに休みで大阪に出ると、ものすごくたくさんの中国の人たちを感じて、もう、大阪じゃなくて、中国の一部、香港やマカオみたいになってしまいそうな大阪を感じます。
大阪の人は、遊ばせてやっているんだ、という気分だろうけど、どんどん不動産を買われたり、たくさん住むようになったら、少しは慌てるでしょうか。いや、むしろ歓迎して、中国の人のパワーを借りて、新しい大阪を作ろうとするでしょうか。
そんなに魅力があるわけではないから、中国の人たちも飽きるとは思うけど、そこそこに都会で、電車であちらこちらに行けて、物価も安くて、関空は空いていて、奈良や京都にも近く、観光スポットもあって、適当な観光地としてはまだ使えるのかもしれません。
私は、もう少し近畿地方の古くさい力を前面に出して、もっと入り込まないと分からない関西弁の世界を深く知ってもらいたいけど、そのためには定住するしかないけど、中国の人たちに知ってもらわないといけない、とは思います。
簡単には関西には来れるけど、簡単にはわからない、それが魅力です。中国ほど古くはないけど、それなりに興亡があって、それらが見え隠れして、楽しいんですけどね。
うちの梅は少しずつ咲き始めました。ミツバチはまだ来てくれません。むなしく咲いているばかりで、もう少しヒヨドリたちが食いちぎりたくなるくらいに咲いてもらわないといけないけど、そこまでは行っていない。
下の方の枝を切り過ぎました。ちっとも下の方に花がつく枝がなくて、ものすごく残念な感じです。上の方は、梅がなっても、葉っぱに隠れてダメだろうな。
実の収穫ができたら、今年こそ上の方を切らなくてはならない。
蝋梅もとてもきれいです。この木をきれいだと思うことはなかったんですけど、最近見つけた蝋梅は、ちゃんと匂いもするし、着実に春の感じがしました。認めたくないけど、春には違いない。
先日、近所の公園に出かけたら、コゲラのつがいも見つけました。私たちは夫婦でトリ好きになってしまって、二人でコゲラに感激しました。二人ともそれぞれのカメラで写真を撮りました。コゲラもつがいで行動していたようです。ああ、やはり春、という雰囲気。ということは、あとしばらくしたら、杉の花粉も飛び始めるということですか。
母も、やっとカゴシマから大阪に帰ってきました。
少しずつ、春への切り替えなんですね。はっきり言って、つらいけど、まあ、いいや。仕方がない。そういうものらしい。静かに春が通り過ぎていくのをやり過ごすしかないのです。
おとなしく、耐えようと思います。