私のまわりの人たち、みんな急いでいます。クルマを運転していても、クロネコさんに荷物を出しに行っても、みんなが「忙しい」と言わなくても、そういう雰囲気を出しているし、そういう状態になっている。
だから、ほんの短い距離なのに、追い越して行ってしまうし、少し心がここにないような対応をしてしまったりします。なにもかもがカンシャクを起こしたみたいな音を立てて動いている。まあ、私があまりにのんびりしすぎている問題点もありますが、でも、もう少しゆったりしてほしいなあと思うのです。
さあ、この余裕、今日はどれだけ発揮できるかどうか、それが楽しみですね。
私たちは、自分のまわりのささやかな変化を楽しみ、味わってきた人々でした。そこにないものは欲しがらず、身の回りのものでわりと満足しつつ、それが一番だと思い込み、それを生きがいにして生きてきたと思います。
ホタル、ススキ、彼岸花、ウメ、モズ、お年玉、お正月、雪、梅の花、サクラ、土筆、鯉のぼり、サルスベリなどなど、四季折々のものを楽しんできた。親しんできた。
富士山なんて、あちらこちらから水が湧くし、そこに自然にホタルは現れてきたようです。なんてステキなことなんでしょう。それをこの何十年かは切り捨ててきていたので、老若男女みんなで身の回りを見直そうとしてきたのがここ何年かです。
それを「伝統的な日本文化」ということばでまとめて欲しくはありません。これはここに住む私たちの自然な感情なのです。だれかに強制されて無理矢理独自の文化をはぐくんできたのではありません。
いや、何千年の上の歴史が日本を世界に冠たる文化国家を作ったのだ。日本社会はエリートたちがリードして築いてきたのだ。それこそが日本の伝統なのだ!……なんて、全くそうは思いません。日本の目立つところや歴史的な出来事はそうかもしれないけれど、それを成立させたのは無名の人々だったのです。
無名の人々である私たちは、自然にこの列島において様々な感情を育ててきただけであり、教育によってそうなったわけではない。わりと自然に私たちになってきたのではないでしょうか。
もうフツーに自分たちのまわりのもの、できれば自然にそこにあるものを、できたらそのままで愛し、愛されしていきたいのです。
でも、それはなかなか簡単なことではなくて、それを許さない環境が押し寄せている。そら、スマホを見ろ。新しいゲームが出たぞ。おもしろいだろう。こんな女の子、かわいいだろう。こんな悪いやつ、やっつけたいだろう。こんなとんでもない世界、どうする? この独善的なヤツにやらせてみるかい。こいつは無愛想だけど、頼りになるぜ……。世の中には、私たちの自然を断ち切ろうとするとんでもない宣伝・コマーシャル・ニュース・情報が横行している。
だから、ついつい私たちもそれに乗せられてしまうときがあります。
そんなものには乗っからないで、もっと私たちの自然・身の回りを見直していきたいと考えます。
それと、この前の富士山への旅はどうつながるの?
あれは、私のルーツの1つであり、文学的探求であり、鉄道的趣味であり、船好きの道楽であり、それなりに意味はあったんです。私は、楽しかったんですけどね。
そうか、それなりに意味があったんだね。だったら、それはよかった。それじゃ、今年1年を振り返り、来年に向けて何かないかな?
今年も、なるべく毎日ブロクを書き、時々フェイスブックなんかもして、パソコン遊びをたくさんしました。でも、私の自然は、古本屋さんめぐりと、少しの読書と、家族を大事にすることと、お酒を飲むこと(ほぼ毎日)と、お仕事をすることと、そんなこんなでした。あまり無理せず、それなりに頑張ってやってきました。
それが今年でした。来年は、特に計画はなくて、ただあるものを受け入れてやっていく感じです。少しでも世の中のお役に立ちたい、という思いはあるけれど、あまり世の中の役に立っていないです。
何か、世の中に貢献できること、ささやかでいいからやりたいですけど、なかなかできないなあ。でも、何か見つけて頑張ります。来年の今ごろ、胸張って書けるように、頑張っていきます。
みなさま、実家へ行って参りますので、3日までお休みします。どうぞよいお年を! よいお正月を!
だから、ほんの短い距離なのに、追い越して行ってしまうし、少し心がここにないような対応をしてしまったりします。なにもかもがカンシャクを起こしたみたいな音を立てて動いている。まあ、私があまりにのんびりしすぎている問題点もありますが、でも、もう少しゆったりしてほしいなあと思うのです。
さあ、この余裕、今日はどれだけ発揮できるかどうか、それが楽しみですね。
私たちは、自分のまわりのささやかな変化を楽しみ、味わってきた人々でした。そこにないものは欲しがらず、身の回りのものでわりと満足しつつ、それが一番だと思い込み、それを生きがいにして生きてきたと思います。
ホタル、ススキ、彼岸花、ウメ、モズ、お年玉、お正月、雪、梅の花、サクラ、土筆、鯉のぼり、サルスベリなどなど、四季折々のものを楽しんできた。親しんできた。
富士山なんて、あちらこちらから水が湧くし、そこに自然にホタルは現れてきたようです。なんてステキなことなんでしょう。それをこの何十年かは切り捨ててきていたので、老若男女みんなで身の回りを見直そうとしてきたのがここ何年かです。
それを「伝統的な日本文化」ということばでまとめて欲しくはありません。これはここに住む私たちの自然な感情なのです。だれかに強制されて無理矢理独自の文化をはぐくんできたのではありません。
いや、何千年の上の歴史が日本を世界に冠たる文化国家を作ったのだ。日本社会はエリートたちがリードして築いてきたのだ。それこそが日本の伝統なのだ!……なんて、全くそうは思いません。日本の目立つところや歴史的な出来事はそうかもしれないけれど、それを成立させたのは無名の人々だったのです。
無名の人々である私たちは、自然にこの列島において様々な感情を育ててきただけであり、教育によってそうなったわけではない。わりと自然に私たちになってきたのではないでしょうか。
もうフツーに自分たちのまわりのもの、できれば自然にそこにあるものを、できたらそのままで愛し、愛されしていきたいのです。
でも、それはなかなか簡単なことではなくて、それを許さない環境が押し寄せている。そら、スマホを見ろ。新しいゲームが出たぞ。おもしろいだろう。こんな女の子、かわいいだろう。こんな悪いやつ、やっつけたいだろう。こんなとんでもない世界、どうする? この独善的なヤツにやらせてみるかい。こいつは無愛想だけど、頼りになるぜ……。世の中には、私たちの自然を断ち切ろうとするとんでもない宣伝・コマーシャル・ニュース・情報が横行している。
だから、ついつい私たちもそれに乗せられてしまうときがあります。
そんなものには乗っからないで、もっと私たちの自然・身の回りを見直していきたいと考えます。
それと、この前の富士山への旅はどうつながるの?
あれは、私のルーツの1つであり、文学的探求であり、鉄道的趣味であり、船好きの道楽であり、それなりに意味はあったんです。私は、楽しかったんですけどね。
そうか、それなりに意味があったんだね。だったら、それはよかった。それじゃ、今年1年を振り返り、来年に向けて何かないかな?
今年も、なるべく毎日ブロクを書き、時々フェイスブックなんかもして、パソコン遊びをたくさんしました。でも、私の自然は、古本屋さんめぐりと、少しの読書と、家族を大事にすることと、お酒を飲むこと(ほぼ毎日)と、お仕事をすることと、そんなこんなでした。あまり無理せず、それなりに頑張ってやってきました。
それが今年でした。来年は、特に計画はなくて、ただあるものを受け入れてやっていく感じです。少しでも世の中のお役に立ちたい、という思いはあるけれど、あまり世の中の役に立っていないです。
何か、世の中に貢献できること、ささやかでいいからやりたいですけど、なかなかできないなあ。でも、何か見つけて頑張ります。来年の今ごろ、胸張って書けるように、頑張っていきます。
みなさま、実家へ行って参りますので、3日までお休みします。どうぞよいお年を! よいお正月を!