甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

熊本の夜、駅とお城と

2019年01月03日 23時08分46秒 | あこがれ九州

 熊本駅は、1984年に降りたくらいで、もう35年ぶりということになるのでしょうか。懐かしい建物はどうしたの? あのガッシリした建物は? 

 なんと張りぼてになっていました。残念な感じです。どこでも同じのツルンとした駅舎になるのかな。仕方のないことですけど、この張りぼてを活かした建物が作られるんでしょうか。

 駅の前から、路面電車に乗って、中心市街地をめざしました。お城も繁華街も、みんな東の方にあるようです。この電車に乗るために、わざわざイコカを持ってきました。ピッとして、乗りました。降りる時も再度ピッとしてください、とのことで、お正月の三日の夕方にお仕事をしているせいか、運転士さんのアナウンスは、丁寧に至れり尽くせりではありますが、停車ボタンを押さないおじいさんが「次におります」と言っただけで、「ボタンを押してください」と慇懃に言います。「ハイ、わかりました」じゃなくて、「ボタンを押してください」でした。少しイライラしているようでした。

 私は、おじいさんの代わりにボタンを押してあげました。少しイライラムードの混雑した車内でした。何度も何度もカーブして、その度に「カーブします、ご注意ください」のアナウンスも、何だか御機嫌ななめな感じです。

 次に私の降りる駅が来ました。次のカーブを曲がれば、いよいよ降りなきゃ、というところで車内が一斉に警報だらけになりました。うるさいなあ、この警報だけで落ち着かない気分じゃないの! と思ったら、ちゃんと私のガラケーさんも鳴っていました。

 いつ、どこであるの? 画面を見たら、福岡の方で地震ですと書いてあります。そうか、明日行く福岡が地震なのか、熊本はたいしたことないなと、電車を降りました。

 道に面した商店街を少し歩いてみたら、みんなが地震のことを話しています。妻からも、「大丈夫なの?」と電話も入りました。



 そうか、大変なのか。自分がうかつにも揺れを体感できなかったので、何だかウソみたいな感じです。でも、チャンポンチェーン店でごはんを食べたんですけど、揺れを感じた、下からズーンと来た、という話を聞かされて、そうか、三年前の四月のことを思い出したのかと、大変な気持ちになりました。

 でも、せっかくここまで来たのだから、ライトアップされている熊本城のおそばまで行かなくちゃと、テクテク歩いてみて、灯りがついているし、お囃子も聞こえてきます。ポツリポツリと降りてくるお客さんもいます。

 灯りに誘われて上がってみると、そこは加藤神社というところだそうで、まるで「地獄の黙示録」(1979)の川の奥の灯りのついた橋の状態でした。

 そこへひよっこりたどり着いたので、とりあえずお参りをして、お城を望ませてもらい、また歩いてホテルまで帰りました。路面電車の撮影にもチャレンジしたんですけど、全部失敗でした。


 
 お城の写真も、ちゃんと撮れませんでした。明日、早く起きられたら、もう一度お城の方へ行かせてもらうかな。どうなるだろう。行き当たりばったりで、何だか申し訳ないです。

 


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