とうとう目的達成です! 三重県の南・年中みかんの取れる町・御浜町に行き、みかんを買いました。あちらこちらの親戚にみかんを送り、日ごろの感謝の気持ちを示したつもりですが、どうだったかなあ。下の写真は以前送った金山パイロットファームの選果場で、マルチみかん(ものすごく甘かったです)は今日で終わりということでした。
極早生(ごくわせ)が最初に出て、今も売っていましたが、中袋の皮が少し厚い。早生は甘いけれど、少しだけ酸っぱさもある。マルチはそろそろ終わりで、ものすごく甘い。どれにしようか迷ったけれど、贈り物だから、「えーい、マルチにしちゃえ!」とマルチを買いました。自分ちは、500円でコンテナ1杯の十キロ以上ありそうなごく極早生みかんにしました。何個でも食べられて、これまたしあわせです。
マルチというのは、山梨の桃の栽培でも見たことがありますが、木の下に反射板みたいなのを置いて、下からも太陽の光を浴びせて、まんべんなく太陽光が当たると、日当たりによって味も変わるのが、そうしたムラがなくなるし、しかも水はなるべく与えないで、カラカラにさせて育てた果実だそうで、甘さが集結しているらしいのです。なかなかみかん作りもいろいろあるのだと知りました。
私たちは、3軒目のお店で覚悟を決めて、「エイッ」と送って、第1目的を達成します。
それから、第2目的は、丸山千枚田を見ることです。ここには二十年ほど前に、田植え体験と稲刈り体験をしたところで、うちの奥さんなんかもう二十年ぶりらしいのです。知らなかった。もっと行っているのかと思ったら、それほどの期間が開いていたらしい。
私は、何年ぶりかの千枚田です。でも、奥さんとなら、それこそ二十年ぶりで、何となくセンチメンタルジャーニーです。
てっぺんからのぞくと、向こうの山が気になります。それと、なんだかリュックを背負ったランナーが次から次とやってきます。そんなに焦っている様子はなくて、スマホで写真を撮りながら、次から次とてっぺんまで登ってから、こんどは千枚田を降りていきます。みんなタフですばらしい(何かの大会でした。鉱山記念館あたりがゴールになっていて、盛大に何かしていました。どんなコースになっていたんだか……)
とっくに稲刈りは終わっていて、日射しと西から吹く風が心地よいのです。それで、私たちは中腹の東屋でオカカおにぎりと明太子おにぎりを2つ食べました。オカズもお茶もなしで、それでもみかんは買ったのだし、はるばるここまで百数十キロ走ってきたのだし、何とも言えない満足感がありました。
バイクのおじさんはどこかへ行ってしまいました。
昔、稲刈り体験の時には、へびも出てきた田んぼはとても静かで、ランナーのやってくる音とおしゃべり、左の下手を流れる谷川の音、それくらいしか聞こえません。……うっかりセルフタイマーで動画を撮ってしまったところ、カラスの鳴き声もあったようですが、私には聞こえていませんでした。
これらの小さなたんぼは、来年まで静かに眠ることになるわけです。いや、もう眠っている感じかな。
黄花コスモスがもう終わりかけでした。風に揺れています。
空の雲たちも、みんなバラバラで、少しさびしい秋の感じです。そういえば、この時は上は二枚しか着ていませんでした。あたたかだったのですね。
千枚田のどまん中にポツンと大きな石があって、ここに昔うちの子が登ってしまって、私たち夫婦はハラハラしたものでした。
神様に怒られそうで、上から落ちてしまいそうで……。まあ、それは杞憂に終わりましたが、相変わらずウチの子ときたら、あぶなっかしいのは昔も今も同じです。私たちはいつまでたっても、ハラハラしていくのでしょう。それも私たちのしあわせというものなんでしょうね。
極早生(ごくわせ)が最初に出て、今も売っていましたが、中袋の皮が少し厚い。早生は甘いけれど、少しだけ酸っぱさもある。マルチはそろそろ終わりで、ものすごく甘い。どれにしようか迷ったけれど、贈り物だから、「えーい、マルチにしちゃえ!」とマルチを買いました。自分ちは、500円でコンテナ1杯の十キロ以上ありそうなごく極早生みかんにしました。何個でも食べられて、これまたしあわせです。
マルチというのは、山梨の桃の栽培でも見たことがありますが、木の下に反射板みたいなのを置いて、下からも太陽の光を浴びせて、まんべんなく太陽光が当たると、日当たりによって味も変わるのが、そうしたムラがなくなるし、しかも水はなるべく与えないで、カラカラにさせて育てた果実だそうで、甘さが集結しているらしいのです。なかなかみかん作りもいろいろあるのだと知りました。
私たちは、3軒目のお店で覚悟を決めて、「エイッ」と送って、第1目的を達成します。
それから、第2目的は、丸山千枚田を見ることです。ここには二十年ほど前に、田植え体験と稲刈り体験をしたところで、うちの奥さんなんかもう二十年ぶりらしいのです。知らなかった。もっと行っているのかと思ったら、それほどの期間が開いていたらしい。
私は、何年ぶりかの千枚田です。でも、奥さんとなら、それこそ二十年ぶりで、何となくセンチメンタルジャーニーです。
てっぺんからのぞくと、向こうの山が気になります。それと、なんだかリュックを背負ったランナーが次から次とやってきます。そんなに焦っている様子はなくて、スマホで写真を撮りながら、次から次とてっぺんまで登ってから、こんどは千枚田を降りていきます。みんなタフですばらしい(何かの大会でした。鉱山記念館あたりがゴールになっていて、盛大に何かしていました。どんなコースになっていたんだか……)
とっくに稲刈りは終わっていて、日射しと西から吹く風が心地よいのです。それで、私たちは中腹の東屋でオカカおにぎりと明太子おにぎりを2つ食べました。オカズもお茶もなしで、それでもみかんは買ったのだし、はるばるここまで百数十キロ走ってきたのだし、何とも言えない満足感がありました。
バイクのおじさんはどこかへ行ってしまいました。
昔、稲刈り体験の時には、へびも出てきた田んぼはとても静かで、ランナーのやってくる音とおしゃべり、左の下手を流れる谷川の音、それくらいしか聞こえません。……うっかりセルフタイマーで動画を撮ってしまったところ、カラスの鳴き声もあったようですが、私には聞こえていませんでした。
これらの小さなたんぼは、来年まで静かに眠ることになるわけです。いや、もう眠っている感じかな。
黄花コスモスがもう終わりかけでした。風に揺れています。
空の雲たちも、みんなバラバラで、少しさびしい秋の感じです。そういえば、この時は上は二枚しか着ていませんでした。あたたかだったのですね。
千枚田のどまん中にポツンと大きな石があって、ここに昔うちの子が登ってしまって、私たち夫婦はハラハラしたものでした。
神様に怒られそうで、上から落ちてしまいそうで……。まあ、それは杞憂に終わりましたが、相変わらずウチの子ときたら、あぶなっかしいのは昔も今も同じです。私たちはいつまでたっても、ハラハラしていくのでしょう。それも私たちのしあわせというものなんでしょうね。